帆船「日本丸」・・・・登檣訓練 | 惣治の日々

惣治の日々

「悠々として急げ」とは彼の巨匠 親父の呟き
開高健に憧れ・・江戸和竿に魅せられ
回顧録を兼ねて綴る
4代目竿治 参乃治会 惣治 

日本丸での実習風景・・・、日本丸は帆船なので、汽船にない訓練があります。

操帆と言われる類のもの。

そのためには、檣(ショウ:帆柱)に登ることが必要。

日本丸の帆柱(マスト)は4本。高さはフォアマスト(53.42m)、メインマスト(55.02m)、ミズンマスト(54.52m)、ジガーマスト(47.26m)、結構高い。(@_@)

先端のバウスプリット長は(16.50m)。

 

フォアマストとメインマストを使った登檣訓練。

黄色い帽子は高所作業帽(簡易ヘルメット)

リギング(rigging)と言われる索を伝い登ります。足はラットライン(ratline)に掛け

手はシュラウド(shroud)を掴んで体重を支える・・・・

言うは易し・・・行うは難し!

 

 

 

 

 

実習生は、段階的に中継点みたいなTOP(甲板からの高さ約18m)までを2回、Gallant Top(同約35m)を1回、最後にTruck(同約46m)まで登ります。

女子実習生もやり抜くんですねー!凄い!!

 

 

 

 

寄港地での実習生の行う「登檣礼」・・・これも訓練の賜物です。

 

私も、実習生の実習開始前に、登り方(3点支持)を教わり、安全ベルトを装着し途中のTopまで登りました。機会があれば、もう少し上まで登ってみたいですが、遊びではなく、危険な作業なので、いつ登れるか分かりません。アンテナ整備で否応なく登らざるを得ない日が来るかもです。(;^_^A

下2つの写真に写っている「水色に見えるクロスしている輪っか」・・・これ、方位測定用のアンテナなんです。

アンテナって高いとこに付いているんです。