竿貴ワールド #2・・・ごま塗り | 惣治の日々

惣治の日々

「悠々として急げ」とは彼の巨匠 親父の呟き
開高健に憧れ・・江戸和竿に魅せられ
回顧録を兼ねて綴る
4代目竿治 参乃治会 惣治 

今回は、竿貴君が、竿忠の「ごま塗り」の再現を研究した作品
いずれも、四分一銀の竿尻が設えられています。

「ごま塗り」の具合と、枯れ枝の様な風合いを醸しつつ、しっかりとした調子が大事なのだそうです。

まず、この作品は、、穂持ち、穂持ち下にちょっとした技法が見られます。
すげ口は朱の団十郎
並継ぎ。


同じく、「ごま塗り」、こちらは穂先は白檀塗りに、金蒔絵の覆輪
すげ口は研ぎ出し。
印籠継


手元部分




漆塗りの極意があるのでしょうか、自在に操っているように私には見えます。