タナゴ浮木を作ってみたい。・・・治具を考える、楽しからずや。 | 惣治の日々

惣治の日々

「悠々として急げ」とは彼の巨匠 親父の呟き
開高健に憧れ・・江戸和竿に魅せられ
回顧録を兼ねて綴る
4代目竿治 参乃治会 惣治 

色々と、模索しながらタナゴ浮木作りを楽しんでいますが、
物の出来、精度、作業性は治具、作業手順に大きく左右されますね。
孝さんはじめ、ご教授ありがとうございます。
このブログをご覧になっている方々でも、こうすればもっと精度よく簡単にできるのにと思っておられる方も沢山おられると思います。(こまちんさん他、某ブログで、タナゴ浮木心出しアクリル治具も紹介されています。6φ、8φ用の2個セット(アジ○イ工房、で3K弱、送料別)が注文できる治具の代表格かもしれません。
さて、使用バルサ材は、当面6mmか8mmの丸棒なので、もっと楽に
もっと、効率よくできないかと、治具を考えてみるのも楽しいです。
余計な雑費で、最終的に却下となる治具も当然ながら、沢山出てきてしまいますが。
それぞれ、数百円の範囲です。
(^ε^)
アイデアのベースは、内径6mm、8mmのアクリル管、外径8mmのアクリル丸棒
(6mmアクリル丸棒は在庫なしでした)
手動鉛筆削り(8mm、10mm対応)、画鋲・・・
前回の心出しでは、アングルに押し付けて、スライドさせて穴を開ける方式を試しました。
今回は、アクリル管、鉛筆削りに画鋲を接着する方法。
嗚呼・・・・楽しからずや。
(精度は・・・試行錯誤、いくつか作ってみて最も精度が良いものを採用・・・
もともと、目分量的なところもありますので、適当といえば適当です。)
('-^*)/



そういえば、故四代目竿治親方からの教え、言は
「道具は自分で作るものなんです。ごずり棒(丸棒鑢)も生鉄や自転車のスポークを、鏨で歯を立てて使ったりするんです・・・それが分かっていて、市販品を買うのは差し支えありません。
まず、その辺の知識と技量からが必要なんです・・・」
最初に参乃治会に入って制作したのは鮒竿とその作成のための手元段と、落ちの治具でした。
その後、竹の箔用ピンセットとか、口金とか、自分たちで作りましたね。



市販丸棒鑢と自作丸棒鑢




「さらい」、「最終調整用」、丸棒鑢 (竹にサンドペーパーを巻き貼り付けたもの)