
ネコのいない生活
こんばんは。
先日 「ネコのいる生活」の事を書きましたが、
あれは希望的な意味を込めて書いたものです。
よくなってくれたらいいな。
きっと良くなるよ。
と思いながら寝る前にノックを撫でながら
書きました。
何が言いたいかと言えば、僕の願いも虚しく次の日ノックは亡くなってしまいました。
不細工なネコ ノック。
うちに来た早々に先住ネコに尻尾の付け根を噛みつかれて怪我をしました。
逃げた所を噛まれているので、かなり鈍臭くて臆病なネコという事になります。
↑寝方がいつもおかしいノック。
何のためにウチに来たのかなとやっぱり考えてみましたが、きっと一人きりで亡くなるのが嫌だったから
僕の家の裏口をノックしたのかもしれません。
病気と自分の寿命を知っていたのかもしれません。
↑まだウチにくる前のノックと警備員の先住ネコ ビビ。
トントンとノックして自分が来た事をアピールしていました。
茶トラ欲しいと言っていたので、お呼びですか?と尋ねて来たのかもしれません。
毎日 こうやってとぼけた顔して訪問してきていました。
今考えるとノックは病気が発覚して捨てられたのだと思います
僕は飼い猫 逃げた時、毎日 毎晩 猫を探して近所を歩きました。
保健所にも電話しました。
保護施設にも行きました。
それをしないという事は、捨てられたか、他の何らかの理由だと思います。
そんなわけで捕獲して飼お始めた時は先住ネコ達の手が届きない食器棚の上で暮らしていました。
この余裕の表情。
↑在りし日の不細工顔のノック。
子供の宿題の見張りしているノック
いつも手を伸ばしてノビーっとしながら
寝ていました。
さてそんなノックは亡くなる日は生きようと大変がんばりました。
朝だいぶ歩けなくなってしまいましたが、
それでも外を見ようとしたり、他のネコに挨拶をする為なんとか歩こうと健気にしていました。
もう瞬膜がとじてしまっていますが、しっかり起きて
子供たちの帰りを待っていました。
歩こうとすると力が入らずパタンと倒れてしまっていました。午後には前足にも力が入らず、頭から倒れてしまっていました。
しかし動物の生命力を侮っちゃいけないと思って
あまり考えないようにしていましたが、
夕方からずっと横になりながらエアーウォーキングの
ように歩いていました。
抱っこするとモミモミする様に腕を動かしていました。
きっと元気になって歩きたいんだとファンタジー脳ではそう解釈してもリアリズム脳は、これはヤバいと思っていました。
後から獣医さんに動画を見せましたら、首が上を向いているので、はやり脳腫瘍からの神経障害だった思うと言われました。
ノックとお別れの日 僕は幸いにもずっと一緒にいる事ができました。
もうネコは飼わない!と奥さんは泣いていましたが、
僕は逆にこれからも僕の所にくるネコは絶対に飼おうと思います。
外を歩いていて突然 ネコが寄って来たり、裏口叩いて尋ねてきたり普通はあり得ないのですが、ネコを飼うときはいつもそうだったので今後もそういう事が有れば、このネコは困っているのかな?と飼う事にします。
そして最後まで精一杯 自分のできる事をしてあげようと思います。
ノック、ウチに来て幸せだったか?
来てよかったか?と聞いても、もう答えてはくれません。
生きていてもせいぜい ニャーとしか言わないのですけれども。
でもあれだけ毎日 来ていたのだから
きっと仲間にはいりたかったはず.。
まだまだ一緒に暮らしたかった。
ノックはクシャミとドロっとした鼻水が酷くて点鼻薬とステロイドを投薬していましたが、それが悪性リンパだったかもしれません。
そして脳に転移したのかもしれません。
ノックはネコエイズキャリアだったので、免疫力が低下すると、薬も効かなくなってきます。
それでも治療にする事にして、ストレスを与えない薬のあげ方を考えて実行していました。
今後 自分からネコを飼う頃は無いですが、いつかまた裏口をノックするネコが現れたら、
僕は迷わず飼うことにします。
名前は「ノックⅡ」か「ノック´」
早く生まれ変わってまた帰って来いと思います。
まさか自分がペットロスのような事になるとは
思っていませんでした。
朝いつも枕元でネコ達は僕が起きるのを待っています。
枕元から先輩ネコがいて序列からいうとノックは寝室の入り口あたりにいつも下の画像のような顔で
僕が起きるのを待っていてくれました。
パッと起きると近くのネコよりむしろノックの
方に目が行きがちでした。
年をとったのか 以前ネコが亡くなった時よりも
反動がでかくて、朝から泣いてしまいました。
ネコは優しい動物です。
他のネコがノックの真似をして元気付けてくれました。
今までこんな事しなかったのに。
と、こんな所でおしまいで〜す。
さいなら〜。