ネコのいる生活
こんばんは。
よく子供の話を冒頭に書いていますが、やっぱり女の子なんで、父親ではよくわかってあげられない所があります。オモチャやDVDでわちゃわちゃしてるだけでは無理なので、もどかしく思う事があります。
そんな時に、猫を飼っていて本当によかったと思います。気持ちの上で難しくなる事はあっても物心ついた時からネコ達といるので、優しく育ってくれたと思います。
ほとんど僕が拾って来たネコですが、一匹だけ
勝手にやって来たネコがいます。
それがノックです。
いつのまにか、家の裏にいて夜になると
裏口の戸をトントンとノックするのです。
だからノックという名前にしました。
はじめは何かわからず、怖かったのですが
2階から裏口を見ると茶トラの猫が座っています。
知らないネコが網戸を叩くなんてにわかには信じられませんでした。
近所の人に猫を外に出しっぱなしにしていると
噂されたので、仕方なしに捕まえました。
子猫を
先住ネコに慣らす方法は心得ていますが、
成猫ははじめてだったので、苦労しました。
去勢の跡があるので何処かの家ネコだっはずですが、
いろいろ手を使っても飼い主はみつけられませんでした。
だいたいノックなんて名前ではなかったでしょうから、ノックと呼んでもニャーという訳もありません。
ただただ変なネコだなぁとしか思っていませんでした。
ノックはネコエイズキャリアなので、なんかの
縁だし死ぬまでは面倒見てやるかくらいの事でした。
我々はどうせ名前なんて理解しないと思っているので
「ノッティー」「ノティ」「ノティ夫」
「ノック太郎」「茶トラ野郎」
だの適当に呼んでいました。
ところが最近は「ノック、ノックよ〜」と呼ぶと
ニャーと返事をする様になりました。
お前はノックでは無いはずなのに、ノックとして生きていってくれるのか?と嬉しくなりました。
先日ノックは具合が悪くなり、夜には痙攣をおこして
硬直してしまいました。
目の焦点もあっていないので、こら死んだと思ったのですが、そのまま寝ているのか、意識が無いのかわからない状態になりました。
子供達も奥さんもワンワン泣きまして、僕も多少 泣きましたが、よくよく考えますと、こんなに厚かましいネコがあっさり死ぬかな?と思っていました。
結局 次の日の夜には呑気そうにしている
ノックでした。
僕は何で六匹もネコを飼っているのかなと思います。
なんでネコは僕の所に来たのかなとも思います。
命を大切にしたら何かいい事があるかもしれないと
打算的な考えで飼うのですが、これと言っていい事はありません。
ただ子供たちが優しく育ってくれたのは、僕たちと
一緒に子育てを手伝ってくれたネコ達のおかげで、
ネコの恩返しだったのかもしれません。
しかしホントになにもしないし食ってばかりで
邪魔だなぁとは思いますが、毎日 一匹ずつかわいいかわいいと抱き上げますが、ネコはいたって迷惑そうです。
上のネコは17歳です。
これから一匹ずつ 送っていかねばなりませんが、
末永く幸せに暮らして欲しいと切に願います。
と、こんな所でおしまいで〜す。
さいなら〜。