箱入りの手土産を持って友だちの家にいく子どもたちが疲れるって、 | インターナショナルスクール式・グローバルに活躍するチカラ/楽しい子育て・グローバル教育!

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息子のインターナショナルスクールでの学び、自身の仕事を通して感じた教育問題、楽しくグローバルに活躍するための子どもを育てる、インターキッズを主催しております。

 

小学生や高学年の男子くんたちと話していたら、友達の家に行くことが好きではない、はっきり言うと行きたくないと言うのです。

 

A Iで作ったFREE画像です。

 

そうなのね。お友だちのお家にお泊まりなんてたのしいイベントじゃないのかなと思って「どうして?」と聞いてみると、「気を使わないといけないから」という返事でした。

 

そうねぇ「多少は気を使うでしょうけど『お邪魔しまーす!』ってあいさつをするくらいでしょ?」と返すと、「違うよ、もっときちんとしてないといけないんだよ」と、体全体で疲れた表現してくれました。

 


彼らの話によれば、友達の家に行く際には箱に入った手土産が必要だとされている。それは地元の小学校に通う近所の友人の家でも同様で、手土産は家の主に対する礼儀とされているようです。お母さんはそのため用の箱入りの高級お菓子を家にストックしているそうです。

 

その中で育つ彼らは、もし自分の家に友達が手土産なしに来たらマナーがなってない子だと感じるそうです。子供たちが気を使うことを当たり前とされる社会、自由な行動が制限される環境がいっぱいのように感じます。

 

 

現代は子供たちが子供らしく振る舞うことが難しくなっているように思います。昔は、子供は子供らしく振る舞って良い、逆に子供らしさが良いとされていましたが、今ではそうではないようです。子供たちは、気を遣わなければならないという圧力の中で成長しています。

 


自由奔放な子供や、自分らしく振る舞う子供がはじき出される社会、子どもたちはそうならないように常に気を遣っていないといけないのです。

 

大人の都合に合わせる子が良い子としたのは私たち大人、現代の子どもたちはこのような中で成長し、そして小学生の男の子たちはそれが当たり前であると言って、疲れているのです。

 

 

比べるのはなんだけど昔は友達の家に遊びに行ったら、その家のお母さんが「子どもなんだから気を使わないのよ、ほらたくさん食べなさい、持って帰りなさい」と、お煎餅とかをティッシュに包んでくれたことを覚えています。

 

よそ行きの顔をする子を、子どもらしくないという時代はもう無くなったのかな?

 

ここが東京だから? いや、東京ってもっとお節介な街だったと思うけど、いつからそんな風になっちゃったのかな?

 

自分らしくいて良いんだよと言う声がけが、建前にならないようにする責任が大人にはあると感じたのでした。

 

 

 

とはいえ、子どもたちに箱入りの手土産が必要だといわせてしまう社会からはイノベーターはうまれないですよね、

 

坂本龍馬も織田信長も、スティーブ・ジョブズだって、みんな相当にヤバい子どもだったと思うのよね、

 

疲れたという子どもたちが大切そうにぎるiphoneがとっても悲しく見えたのでした。

 

 

 

なんだか最近、子どもたちの話を聞いていて驚くことが多いのは、コロナが明けたからなの?

 

卒業式の練習も1ヶ月も前からきちんとできるまで練習しなくてはいけなくて、その注意をするのは隣の子って決められてるそうで、子どもたちは「〇〇さんができてません!」って先生に報告しないとならないルールだそうです。

 

 

子どもたちはもうどっぷり疲れてる、やりすぎなんじゃない?

 

どこまできちんとするんだろう?