そして、石井光太さんの著書の『ルポ 誰が国語力を殺すのか』の例のひとつ、
『舞台は戦時下、出兵の朝にお父さんを駅に送る娘、いつもお腹がすいている娘は「ひとつだけ」というのが口癖で、お父さんのおにぎりを一つだけと言って食べてしまった。もっと欲しいという娘に、もうおにぎりがないお父さんは、駅のゴミ捨て場の横のコスモスをひとつあげた。お父さんは二度と帰ってこなかった、娘の家の周りにはコスモスがたくさん咲いた。』というストーリーを読んでもらって、生徒たちに『どうしてコスモをあげたと思う?』と聞くと、
『駅で騒いだ罰としてゴミ箱の横の汚いコスモスを食べさせた』『お金儲けのためにコスモスを盗んで、家に植えてお金儲けをするため』というような答えが、稀ではない程度に返ってくるそうです。
戦時下は経験したことがないから知らない、だからわからなかったということだと思うけど、なかなか厳しいと感じます。
ブレイディ みかこさんの著書『子どもたちの階級闘争』にも、貧困地区の無料託児所に新しくきた子どもに最初に教えるのが『感情』と書かれています。
親がアルコールやドラックなどの問題を抱えいて子どもは健全な感情表現を学ぶ機会がなく、食事をした時に、「美味しいね、嬉しいね」ではなくて「自分だけ食べやがって」みたいな声がけをされていたら、食事をすることがいけないことという感情を持って、いけないことをしているという表情をするそうです。その親も子どもの頃に健全な感情表現を学ぶ機会がなかったのでそうなっている訳で、難しい問題だと思います。
何も貧困の問題だけではなくて、日本の、年長者を敬うや男尊女卑のような昔の社会背景、会社や部活の上下関係とかでも、少なからずあると思うのです。
ということで、今日は『感情理解がプレゼンテーションの鍵!』というプレゼンテーションを作ってみました、
まぁAIさんの手厚いヘルプを受けまくってなんですが、それってみんなそうでしょの時代です〜
感情は近しい大人が子どもに教えるもの、と教えられて育ったかな?と考えてみたら、どうでしょう?個々人によるってところではないでしょうか?
でも、息子がインターに行って一番最初に驚いたのがこの『感情』教育なんです、徹底的に感情のコントロールの方法を教えられていました。
学校の道徳が答えありきだとなかなか難しいと思うので、ぜひおうちでも取り組んでみてください〜!
インターナショナル式の学び、グローバルディスカッション・プレゼンテーションクラス
グローバルに活躍するチカラ、一緒に練習しましょう〜