今から4年前のことです。
海外大へ進んだ大学生たちが、夏休みのグローバルディスカッションのクラスを開催しました。
お互いに知らない小学生たちが8名、クラスが2日目になると、それぞれ個性を表現してくれるようになりました。
声が上がる嬉しさの反面、数名の子供たちの言葉がきびしくなってる、
誰かが意見を言っても、『否定したり、攻撃的したり』
このクラス内での、位置付けの取り合いをしてる・・・
意識してるのかどうかわからないけど、
子供たちは、ヒエラルキーを作ろうとしていました。
日本の教育を受けたことのない大学生たちは、
何が起きたの?どうしたの?
その様子に驚いていました。
いやいやいや、譲ろうよ
誰が先とか、誰が後じゃなくて、みんなで意見を育てていくと、どんどんいいアイデアになるよ、
みんなよく考えてるし、いいアイデアもたくさん言ってくれてるよ、聞こうよ!
意見に良い悪いはないし、先とか後とかもないからね、
ディスカションは競争じゃないから、意見は自由にどんどん言っていいんだけど、他人の意見を否定してるだけだとどうなっちゃう?
ということで、ディスカッションの方法〜です!
その時の様子がこちら、
学校でもみんなそうじゃん
こういうのよくあるし、
ねー? ねー? あるよね?
と、周りに同意を促していました。
多数決をして多いからってその意見が正しいとは限らない、
遠足でAかBのどっちに行きたいかではないんだから、
意見に多数決をしても意味がない、
いくら大人数がそう言っても、
それは、『ひとつの意見』を多くの人が言っただけであって、
たったひとりの子しか言わなかった意見も、
『ひとつの意見』、
その大人数の意見と同じ『ひとつの意見』なんだよ、
大きな声だからとか、偉い人の意見とか関係ないよ
大人数だから正しい、少人数だから間違ってる、
ってことじゃないよね?
という話を何度も何度もしていたインター育ちの海外大の先生たちなのでした。
夏休みのプライベート(プレゼン、AO入試、インター生の数学)クラスのご案内です。