ある男性の話。
自己肯定感の低さからウツになった妻を支えながら、娘を案じる義母の同居を受け入れ幼い息子を守ってきた彼。
初めこそ気丈に頑張っていたものの。
ウツゆえに。
ささいな事を気にしてこだわっては、たしなめ励ます夫に激怒!
凄まじい言葉の暴力に明け暮れる妻に疲れ果て。
うっすら離婚を意識し始めた頃。
近づいてきた美人の部下。
向けられる好意に癒されながらも。
間違った事を毛嫌いしていた男性は、離婚するまではと彼女をやんわり拒否!
しかし、癒されたいがための中途半端ともとれる態度が、
思わせぶり気味のやんわり拒絶が悪かった!
ある日期待した女に薬を飲まされ意識が半ばもうろうとする中ホテルに連れ込まれ。
女の半裸を見て、慌てて逃げたと。
以後、女をキッチリ避けるようになったものの。
それでおさまらなかったのが、自信家のメス!
この私を振るなんて!
それ以前に、恥をかかせやがって!
と、激昂。
男性の家に乗り込み、
女「私とご主人は、いい仲なのよ!」
「キチ○イは、引き下がりなさい!私達はホテルにも行ったんですからね!」
男性は彼女からの交際の申し出を拒否していたし、ホテルへは、薬を飲まされ連れ込まれたのみで、関係を持つ前に!必死で逃げたと説明。
義母も、幼い息子まで!
真面目な婿の、いいお父さんの話を信じたが。
ウツゆえに!
小さな事にこだわり、また、激しくキレる妻は全く聞く耳を持たず。
何を言っても、離婚離婚とわめくばかりで。
しまいには、家の中のあらゆるモノを夫に投げつけ、最後は包丁まで!
娘の異常過ぎる剣幕に、義母が刃物を取り上げたが。
男性は全身打撲で緊急搬送。
メスは途中で奥さんの暴れぶりに恐れをなし、飛んで逃げてそれっきり。
会社も長期間休んだ後、退職したと。
暴れ疲れ、救急車のサイレンに正気に戻った奥さん。
いかに夫に浮気されたからとはいえ。
ウツな上、こんな騒ぎを起こした自分は必ず親権剥奪される、一番の生きがいである子供を奪われると嘆き思いつめ、なんとその場で自殺未遂!
病室で見舞いと謝罪に来た義母からその話を聞いた男性は、骨が折れたギプスの身で、おぼつかない動きでベッドから下り、その場で土下座。
驚く義母に、
男性「身体の関係はないとはいえ、全ては私にスキがあったからです。」
「離婚成立するまで!他の女性の事を意識さえしなければ!こんな事にはならなかった!そこを彼女に、佐々木につけこまれた!」
「佳代子からアキラを取ったら、佳代子は自殺しかねません!お義父さんを亡くしてウツになった。これ以上血を分けた身内を失えば、佳代子はもはや生きていけない!」
「私は毎日、死ねばいいのにと罵られてきた身。失っても佳代子にダメージはない。しかし、アキラは違う!」
「佳代子は離婚の意思を決して曲げないでしょう!佳代子を傷つけてしまった責任を取って、離婚に応じます。お義母さん、佳代子とアキラを頼みます!」
義母は懸命に!
あなたはあの女にハメられただけの被害者だと説得しようとしたが。
男性「先月知り合った人が、いいカウンセラーを紹介すると言ってくれてました。」
「佳代子は離婚を、いや、もはや徹底して離婚しか望んでない!私がそれを拒否してこれからも家にいたら、家におらずとも、別居して夫で居続けたら!ウツがひどくなり、せっかく治る佳代子の邪魔になる。離婚が治療のいっかんになるなら!」
「今回の騒ぎ、私の責任です。大切な娘さんを傷つけてしまい、誠に申し訳ありませんでした!」
義母がどんなに言葉を尽くして説得しても!言うセリフも決意も変わらなかったという。
離婚の話し合いで。
この、裏切り者!女狂い!
徹底的に罵倒する妻に対して、1言の言い訳も弁解もせず。
2度と息子に会わせない!
と宣言されても、
全てを受け止め、去って行ったと。
スキがあった自分が悪い。
離婚成立してないのに、女を少しでも意識してしまった自分が悪い。
離婚が、妻にとっての治療のいっかんになるなら。
それで佳代子がホッと出来るならと。
その後。
男性の知り合いの紹介で抜群のカウンセラーと心療内科医に救われ。
ウツを克服した奥さん。
普通に戻ってみて。
いかに自分がえげつなく、かつ愚かだったか、
無罪に近い夫を踏みにじり尽くしてしまったかを思い知り、ひどく後悔するも。
謝りに行く勇気はなく。
全てを知っている息子からは、思春期を境に、
お父さんがかわいそう!
全てお母さんのせいだ!
と、毎日責められる日々。
男性は、離婚後も交流を保っていた義母からその話を聞き。
勇気を出して、妻と子供のいる家へ。
男性「2度と息子に会うなと言われたのに、押しかけてすまない。今日だけ!30分でいいからアキラと話をさせてくれ!」
やはり、親権が欲しくなった!
私は悪くなかったのだから、きちんとたっぷりとした養育費を払ってきたし私のおかげでお前の病気も治ったのだから息子をよこせと言われると思ったという奥さん。
帰って欲しかったが。
かつて自分のした鬼の所業を考え、恐る恐る家に入れたと。
十年ぶりに向かい合った父と息子。
男性「お父さんは被害者なんかじゃない!」
「離婚成立してない内から、他の女性を意識した、情けないスキを作ったのが悪いんだ!」
アキラ君「あの頃、毎日毎日お母さんはひどかった!浮気されて当然だ!」
男性「それは違う!」
「どんな理由があろうと、夫でありながら、まして更に!父親でもある身で、他の女性を意識するなど!それで癒され、少しでもいい気になるなど!家族を裏切りかねないスキを作る事は絶対に!してはいけない事なんだ!」
「まして、それ以上の色狂いなど論外!」
「もし将来、アキラ!お前が、結婚したお嫁さんに不満があるからと言って他の女性に目移りしたら、浮気や不倫をしたら!お父さんは絶対に!許さない!」
「私に言われたくないと、お前にそんな資格はないと言いたいだろうが!私がどんなに情けなくても!私はお前の堕落を許さない!」
「悪いのは私!今後一切!お母さんを責めないと約束してくれ!やっとウツが、辛い病気が治ったのに…。この通りだ!」
泣いて頭を下げる父親に、続けて大泣きしたというアキラ君。
そばにいた奥さんも、おえつをもらし。
何度も何度も!
夫に向かって土下座したと。
女性「今日は、娘の結婚記念日なんですよ。やり直してから何度目かのね!」
笑いながら語ってくれた彼女は、男性の義母。
その後。
奥さんが土下座しながら過去の凄まじい仕打ちをわび、息子さんと共に復縁を頼み。
自分は愚か者、裏切り者だからと渋る男性に対し、娘と孫の為!女性も説得戦に参戦!
アキラ君の涙ながらの懇願に、ついに折れ。
男性「佳代子、本当にいいのか?」
奥さん「お願いします!本当に、ごめんなさい!」
2度目の結婚式をあげたと。
女性「また、子供も産まれて!今、1歳なんです。」
「婿の名前から1字もらって、拓也にしました。真面目でまっすぐな、やさしい子になるように。」
…あまりにも珍しい。いや、有り得ない話だった。
浮気や不倫をしてバレた夫。
特に、相手のメスに自宅突撃された男は!
バカ「気の迷い!ただの遊びだよ!」
または、浮気不倫自体してないと言い張り、
バカ「アイツ、頭のオカシイ女なんだ!妄想ぶちまけただけさ!」
苦しい言い逃れ、言い訳と逃げに終始したり。
バカ「俺が不倫したのは、お前にだって非があんだよ!」
厚かましく責任転嫁しては勢いと逆ギレにまかせて被害者ヅラ。
妻を批判しまくったり。
バカ「い、一回ホテル行っただけだよ、それなのに本気になってのめり込まれちゃってさ。」
裏切りの程度と内容を、小さく小さくコンパクトにまとめてはだましにかかったり。
バカ「だから、何なんだよ?病気持ちのお前なんか、俺の保護と稼ぎがなきゃ生きていけないくせに、これぐらい我慢しろ、忘れろ!」
妻の足元見ては開き直ってふんぞり返ったり。
バカ「ヤバい女だから!慰謝料請求するなよ!」
普通の女を怖いメスに仕立て上げ、
バレたけど、女は守れた俺!
という、不倫男特有のクソみたいなカッコよさを残そうと励んだり。
十人十色、あらゆるクソさをまき散らすモノ。
なのに。
彼の場合、不倫どころか浮気とすら言えない。
ホテルに行ったのも、全く彼の意志ではないし、きちんと逃げ帰っている。
言い訳する資格、情状酌量の余地はたっぷりあったハズなのに。
離婚調停すれば、奥さんのひどい仕打ちのせいだと周りから同情される身でもあったにも関わらず!
1言の自己弁護、言い逃れをせず。
妻を責めず、ただひたすら自分の落ち度を主張。
奥さんに言われるまま、調停ナシのスピード離婚に応じ。
極限まで自分を痛ぶった妻を最後まで気遣い、そのために本来ならば取れたハズの親権も放棄!
妻と息子を頼みます!と、義母に頭を下げ、陰ながらサポートし続けた。
大きくなり、思春期に入って母親を嫌い批判している息子の話を聞くや。
ざまあみろと思うどころか!
妻を助けようと駆けつけ、親子の和解を成した彼!
ヒトカケラの自己保身も、被害者ヅラ、腐り切った逃げや開き直り、ふんぞり返りもない。
ただただ我が身の落ち度を主張し、
家族を守る自らの義務、責任を全うする。
…自らの薄汚い下半身と同じぐらい腐り切った脳ミソと考え方を持っている。
いや、常識理性かなぐり捨てて色狂いに走ったゆえに、もはやそんなモノしか持てない。
ゆえに、当たり前かのように!
そして、エラいかのように!
自己保身と言い訳、言い逃れに終始し、
妻が悪いからと責任転嫁しては被害者ヅラ!
更に、本来妻をこそ守るべき立場で!
メスを慰謝料請求から守ろうとまで画策!必死になったり、
負けてきたら反省せずして逆ギレやだんまりでウヤムヤにしようとしか出来ない不倫夫の皆さん。
私は彼が、あなた方と同類とは思いません。
生物学的に、全く別モノ!
彼はきちんとした人類。人間の男性ですが、
腐り切った皆さんは、極めて人間によく似た、ケモノ科の何か。
普通の猫達よりもわきまえを知らずサカリ狂いしまくったゆえに退化した、特に薄汚い野良猫の成れの果てかと思われます。
猫だって、賢い奴は妻や子供を気遣うし、仲間に対してしてはいけない事のわきまえぐらい、持ってるんですよ!
薄汚い下半身狂いは長々キッチリ出来たのに、バレた後の償い、反省は極めて薄っぺらくてチャランポラン!
頑張るのは、逃げと責任転嫁とウソと逆ギレ!
こんなカスが、品性とわきまえを持ってしかるべき人間の端くれだと?
厚かましいにも、程がある!
クソが妻から、
またもう一度!
ぜひともあなたの子が欲しい!
と、思ってもらえるか?
更に、産まれて来た子が夫みたいになるようにと願われ、お前らの名前を名付けに使ってもらえるか?
だから、男性とは違う。
人間じゃないと言ったんだ。
それでもド厚かましく人間だとほざくなら!
償い切る甲斐性がないなら、最初から不倫なんかするな!
更に、甲斐性もないくせに開き直り、ふんぞり返るなら、
常識理性もなければ、マトモな反省や償いも出来ないヘドクズの極みなど、今すぐ人間をやめろ!
飲ませられるなら!
クソ共全員に!男性のツメのアカをたっぷり煎じて飲ませたいと思ったエピソードでした。