。起業までの道のり漆。 | 。侍.テンチョの日々の泡。

。侍.テンチョの日々の泡。

北海道と東京を中心に飲食店を20店舗くらいやってます。

ボクラノツクルカタチデ ドコカノ ダレカガ エガオニナリマスヨウニ

関わる人たちを笑顔にするコトが僕の人生のミッションです。

雑記長文になります。


サラリーマンになり、四年が経過した頃には
社会人としてのあり方や、ビジネスマナーと言った
一般常識や、サラリーマンである上の性
守られる事の幸せを実は、感じていた。

仕事に於いても、上司から評価されいたし
周りからも期待されている感がひしひしと
感じられた。

その頃、給料も手取り二十万程度になり
共同生活をしていたお陰で、お金には
それなりの余裕があった。

入社依頼、月二万とボーナスの半分を預金するという
僕の夢貯金も徐々にではあったが、少しづつ貯まり
三桁になっていたように覚えている。
独立まで三百万を貯めなければと、思っていた。

飲食店開業の本を読み耽り、料理に明け暮れた。

反面、安定したサラリーマン生活に幾ばくかの
安心、このままサラリーマンでも良いかもという
針の穴ほどの黒い真っ黒い漆黒の思いが
僕の中にあったのも事実だ。

見て見ぬ振りをしていたが
徐々にwそいつは、奥の奥の方で
小声で、蚊の鳴くような声で
毎日毎日囁く。

守られるって楽だろうが。。。。。。。。

勝手な妄想かもしれないが、当時の僕は
このまま、この会社にいたら
そのうち役員になれるな。。
なんて鷹をくくっていた。。。。。

そのくらい、やり甲斐もあったし、楽しかった。

真剣に物事に取り組んだ時、
自分なりの意見を形に出来た時、
そこには必ず達成感がある。
人間はやり甲斐に、達成感に幸せを感じる
動物なんだろう


僕の中の漆黒は、徐々に大きくなっていた。
でも、僕はそいつの存在を無視し続けていた。
対峙するのが無性に怖かった。

存在を認めるのすら恐怖だった。
誰にも明かせなかった。


あ、、こうやって夢ある人間も
夢を忘れ、楽な方へ転がっていくんだ。。。
絶対に嫌だ。僕は叶える。叶える。


飲食店開業の夢を。

当時の僕は、それなりに料理上手だったと思う。
ただ自分の料理に対価を払っていただけるのか?

という疑問が、常につきまとっていた

毎年、石狩で開催されるROCKフェス。
ライジングサンロックフェスティバル

毎年、友達こぞって見に行っていた。
五十人位で合同企画を練り
16区画で村を作った事もあった。


北海道の夏を彩る最高のロックフェスティバル。


よし、ここで
自分の料理を一般の人に食べてもらおう。

初めて、プロとして
料理を振る舞うのだ。

僕の中にある
真っ黒な漆黒が大きくなりつつあった
その漆黒を断ち切る。。。

忘れてはいけない思いが
僕のひと夏のイベントから
実行された初めての瞬間だった。


夢は叶える為にある。
俺は、負けない。

何があろうとも
不安で胸が張り裂け様と
今を薄めたくなんてなかった

その時の行動がなかったら、今がなかったように思える。
あの時のライジングサンロックフェスティバルが、
僕の今を創っている事だけは紛れもない事実だ。


そんな2006年の夏の事だった。



当時の僕は、
それなりに料理は出来たが
イベントともなると、パスタや炒め物、
居酒屋を目指していたいた僕にとって
イベント向きの料理が何かすらわからなかった。

唯一助かったのは毎年自分がお客として
参加していた事。
北海道の八月中旬ともなれば、夜は寒い。
僕らも暖を取り、暖かい食べ物や飲み物を
欲する。。。


何か真新しい物を提供しよう。
毎日毎日考えた。
仕事なんてどうでもよかった。

温かくて、、夜だし、、、、お腹に
優しくて。。。。


あ、、、、汁物で。。。お腹に。。。
春雨ヌードルなんてどうだろう。。
今では春雨ヌードルなんてどこでも売っているが、
当時は、まだ一般的ではなかった。

よし。

レシピを作ろうと思い
毎日毎日試作試作試作。

無我夢中だった。
本気だから勿論真剣だ。
睡眠時間なんていらない位楽しくて
仕方なかった。。。

お店の設営や準備、備品
何もかもが初めてで、、大変だった。
でも、本当に楽しかった。


僕の原点。
夢の原点。

イベント当日。
友達がスタッフ。
皆が僕の夢を応援してくれいる。

オープン前。
皆の前で挨拶した。
込み上げて来る涙は
抑えようとする僕の意思なんて
見向きもせず溢れていた。

ありがとう。
みんな。

頑張るから力かしてください。
としか声にならなかった。

同居していた心友が
エプロンをプレゼントしてくれた。

お前の夢をずっと見てきた。
それが現実になり、俺も嬉しいよ。
お前が店長のお店にエプロンを送ります。

と。


止め処なく涙が溢れ続けた。


良かった。
諦めないで
こんなにも皆の思いを背負ってる。

絶対に叶える。
夢を。

そう確信した。
あの日の事は一生僕の宝物だ。