先年、断捨離という家族の掛け声に押されて、昔からのテープ、レコード、CD,などの音源をPCでデジタル化し、本体はすべて処分しました。

 PC音楽は、場所はとらない、検索は瞬時、編集も自在、などと便利なことこの上ない。でも、所有の満足感、実在感といったようなものがない点だけはちょっとさびしい。あのアルバムのジャケットの写真を見ながら、レコードやテープを回すのはよいものでした。

 

 

 などと思っていた2,3日前、ネットである音楽アルバムの写真を見た途端、無性に懐かしさがこみ上げてきました。それも、レコード盤ではなく、オープン・リール・テープときたから懐かしさもひとしおです。さらに内容が好きな指揮者とプログラムだ。置き物となっていたオープン・デッキも呼んでいる。 もうたまらずにクリックをしました。

 

 

 

 2日後には届いてしまったブルーノ・ワルター指揮シューベルトの交響曲第8番「未完成」/ベートーヴェン作曲交響第5番「運命」のオープンリール・テープ。断捨離の最中、また物が増えてしまったこの現実・・・・。

 

 それでも、昔懐かしい写真のアルバム、手に取るとその重さが心地よい。この実在感が何とも言えません。自分の若い頃に直結する音楽のジャケットデザインが、目の前にあるというのはいいものです。明日は、コーヒーでも飲みながら、ゆっくりとリールが回るオープンデッキで、40年前のテープの名曲を聴いてみようと思います。

                                                           

                     早春の下倉山 (JR上越線小出駅裏から)

 

 「下倉山」(標高322m)は、魚沼市の中心地小出の市街地から北へわずか2キロ。高くもないのにその険しくどっしりとした山容は、四季を通じてなかなか存在感のある山です。近寄りがたいほどの険しさで、中世の頃には城も築かれ、今では下倉城史跡の山として知られています。

 

                      

                    藪の中でようやく見つけた標高319.6mの三角点

 

 20年ほど前に比較的緩やかな裏側から登った時は、濃い藪のため「頂上」を見つけることができませんでした。その後2回目は、震災で斜面が崩落していたために途中で断念。

 そしてつい先日3度目___

 登り始めると辺りは濃いガスがたちこめ、急に薄暗くなってきました。鬱蒼とした林の中は、場所が場所だけに、「耳なし芳一」の兵の甲冑の音でも聞こえてきそうな、何となく薄気味の悪い雰囲気です。

 

 

 年甲斐もなく落ち着かない気持ちを断ち切るように、神経をGPSの画面に集中。見事1メートルの誤差で、藪の中で標高319.6mの三角点を発見です。 若い人の真似をして標石にタッチをして逃げるように下山しました。

 

 帰ってから、スマホでいくつかのアプリを探しても、この下倉山には「みんなの足跡」をひとつも見つけることができませんでした。下倉山は「登る山」というよりは、「見る山」なのかも知れません。

 

              御嶽山から金倉山を望む     Whitewatson  SM /  W&N

 

 御嶽山(魚沼市)からの景色は、遠くに見える長岡の金倉山方面もなかなかいい眺めです。

この方向を見るといつも思い出すのが、「天狗山」のことです。昔人から堀之内の竜光地内にあると聞いて以来、どこにあるのか気になっていた山でした。

 

 先日、ネットで見つけた資料「新潟県埋蔵文化財発掘調査報告書第24」(1985年)の中で、「天狗山城跡の位置  地点」をようやく知ることができました。

  上のスケッチでは手前の堀之内の町並み、魚野川、その向こうに里山の裾に平らな土地のように描いてある所が、その天狗山の「跡」のようです。

 

 

 昔の白黒地図のの中に、等高線が3本くらい閉じて引かれています。これが「天狗山」ということになるのでしょう。標高差はわずか60~70メートルと推測されます。

 

                ○ 天狗山があったと思われる所が平らになっています

 

 ところが、数十年前から、その山の土(山砂?)を他の土木工事に利用するために大規模に掘削したために、現在ではすっかり平坦地になってしまいました。そこに天狗山があったことなどは、全く想像もできない状態になっているのです。天狗が棲むような深山でもありませんから、地形が天狗の鼻が天に向かって突き出ているように見えたことから、天狗山などと言い伝えられてきたのでしょうか。

 

 時代の流れとともに、地形の様子まで変わってしまい、当時の地形図で想像するだけとは、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

                                         

                                初 雪 の 朝

 

 今朝(1127日)は、やはり「初雪」となりました。

昨日の2番目の図、GPVの予報資料が時間的にも量的にも的中した感じです。午前2時頃から雪となり、朝には1~2センチの雪であたりが白くなっていました。立派な「初雪」です。遅かった昨年よりは19日早かったことから、今年の初雪は概ね平年並みということになるかもしれません。

 

 

 

 今回は上空1500m(850hPa面)の気温が、地上で雪となる目安の-4~-5℃よりやや高かったのですが、より高い3000m700hPa面)付近の気温が、一般的に言われているー12℃よりもー16~-17℃とかなり低かったために雪となったようです。

 

 初霜、初氷もこれからです。いよいよ冬の始まりです。(ラニーニャ現象の兆候のある)この冬は、日本海側の雪は多くなる可能性があるとも報じられています。どうか雪は、多からず少なからずの冬であってほしいものです。

 「初雪」が何となく気になるこの頃です。毎年あれほど雪のことで口説いているのに、なぜか「初雪」という言葉には、ネガティブな気持ちが湧いてこないのが不思議です。

 子供のころ雪でいろいろな遊びをした思い出などが、心のどこかに流れているからなのかもしれません。生活の中でも、「初○」「初○○」と「初」で始まる言葉は、「初夢」「初詣」「初孫」「初穂」などのように、いわゆる「初々しく、いい感じ」のする言葉がほとんどのようです。

 

 

 ともあれ、今年の初雪はどうでしょうか。地上で雨が雪に変わるのは、上空1500メートル付近の気温がー6℃以下が一つの目安と言われています。とすると明朝(27日)5時か6時頃に初雪となるかもしれません。

 また、次の別の資料では未明1時か2時頃からとも読み取れます。

 

 

 いずれにしても、明日(11月27日)の朝は「初雪」となっていることでしょう。昨年は12月14日と遅い初雪でしたから、今年はほぼ平年並みということになるのかもしれません。

 

 そういえば、「初氷」「初霜」も今年はまだのようです。こうして、これから冬への覚悟が少しずつできていく季節になってきました。