
この間入手した懐かしいオープンリール・テープを、腰が心配のため少し軽い小型のデッキに架けて聴くことにしました。
テープを装てんする時から少し心配がありましたが、案の定テープが走行しません。

分解してみると、モーターからのキャプスタン・ベルト(駆動ベルト)が切れていました。前回のベルト交換は4年前、100円ショップの大きい輪ゴムを応用してうまくいきました。100円で4年間ももったのですからリッパなものです。


( 右の大きいフライホイールと左のキャプスタンモーターのプーリーに輪ゴムを架ける )


今回も、幅の広いゴム(折径16cm、幅21mm)を、裁ちばさみで半分くらいの幅にして無事にベルト交換完了、快調に動き始めました。

何分にも古い録音によるテープです。やや音の解像度不足や高音域の減衰などを感じるのは仕方のないことでしよう。しかし、シューベルトの交響曲第8番(アルバム記載)「未完成」の冒頭の、あの地の底から湧き上がってくるような重低音は聞こえないくらいでしたが、次第に堂々とした交響曲らしい音が展開してくると、その圧倒的なダイナミックレンジには思わずボリュームを絞るくらいになりました。やはりCDとは一味違うオープンリールテープの良さのように思います。
ブルーノ・ワルター指揮による「未完成」は、この懐かしい城のジャケットを見ながら聴いたために、なおさら全編が薫り高い叙情味にあふれているように感じたのかもしれません。