「木の芽」と言うと、とくに太平洋側では山椒の若芽のことを言うようですが、当地方ではミツバアケビの若芽のことを言いますから面白いものです。
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                                Stillman&Burn 14x22cm / HOLBEIN

 最近都会の人には、春の山菜ではこしあぶら、たらのめなどが人気と聞きますが、こちらでは、このきのめこそ最高の山菜と言う人が多いです。待ちに待った春の陽気で一気に伸びるその新芽は、みずみずしくやわらかくあの独特な苦味と食感が良いなどと、昔も今も多くの人々に好まれている山菜です。また、採れる量が少ない、料理に手間がかからない、などということも好かれる理由にあるかもしれません。


 きのめは細いつるのため、体力と言うよりは目の力と根気が勝負で、一握り採るのもなかなかたいへんです。それだけに、食べる楽しみは格別です。
 木の芽(アケビの芽)を、さっとゆでて・・・


 ・うずらの卵をおとし醤油で ・わさび醤油やマヨネーズ醤油で  
 ・花かつおと醤油で


などと、食べる方法はいろいろとあるようです。


 戦国時代、知将・直江兼続は食用を兼ねたウコギの垣根を奨励したということです。これをヒントに、我が家では雪囲いのいらないアケビの生垣を立て、この春もまたこの木の芽を摘んでは夕餉の一品に楽しんでいます。秋には、またあの甘~い実をたくさんつけてくれるでしょうか。




 降り続く雪は3月になるとようやく止み間が多くなり、時々見える青空には、ほんとうに気持ちがほっとする頃です。
 そして3月下旬、雪解けの水が多くなってきた川べりでは、先ずカワヤナギの色がかすかに変わり始めます。


 4月の声とともに、カワヤナギは里山のブナと競走するかのように、みるみるうちに懐かしい緑の芽吹きを始めます。河川敷にわずかに残った白い雪に、カワヤナギのやわらかい緑色が鮮やかに映え、ここでも春の到来を実感します。

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                                           Stillman&Burn 14x22cm / C.W&N

  河川敷は、このカワヤナギのほかに、洪水時に上流から流されてくる様々な木や種から、数年も経過するとりっぱな河床林となります。
  河川管理者は河川の流路確保などの立場から、野鳥などの生態系を確保するためある程度の配慮はしながらも、定期的にこれらを伐採してしまいます。でも、ここの林はもう数年は大きくなることができるでしょう。


 家から近いこの河川敷で、この時季には山菜の一つのコゴメ(クサソテツの若芽)とりをします。あきてきたりするとスケッチをしたりと、楽しいひと時です。



 最近、少しずつ片づけものをしているが、なかなか進まない。
 先日はこんな物がたくさん押入れから出てきた。その昔流行したオープンリールデッキ(テープレコーダー)の録音テープだ。

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 昔、FM放送のクラシック音楽やジャズを録音(エアチェック)して楽しんでいた。色の変わってしまったラベルやメモを見ていると、ほんとに懐かしい。当時最高音質といわれたオープンリールデッキという録音機で、この(大)テープ一巻で3時間(低速で6時間)も録音できたのでたいへん便利だった。


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 この大きなテープをデッキにおもむろに装てんし、大きなリールが映写機のようにゆっくりと回転を始め、やおら音楽が流れ出す。コーヒーでも飲みながらそんな風景を眺めているのは、まことにいい気分だった。
 ただ、昔の物は、とにかく何でも重厚長大。場所はとる、重い、維持管理が大変、ランニングコストが高い。いくら音がいいと言っても、これではなぁ・・・である。


 時代は変わった。現在のNHKFM放送は、とくに海外からの良質な演奏が多く放送される。TVは民放かと見まごうような番組ばかりで面白くない。こんな良質なFM放送を聞き流すのはもったいないと、「新録音システム」に切り替えてエアチェックを再開した。


イメージ 3 FMチューナーからPC     への変換器を通して外付け           ハードディスクに音楽を保存する。今流行のPCオーディオである。
   甥から、オープンテープなどと化石じみたことをしていると、人間まで化石になってしまう、などと半ば脅されながら手ほどきを受け、今流のシステムに切り換えて半年が経過。「PCを通した音楽は音がいい」などという評判は、アナログ人間にとってはどうも胡散臭い感じ、ハイレゾなどに至ってはどうせ業界に踊らされたプラシーボ効果だろうと思っていた。
 
 聞き始めてしばらく経つが、自分の駄耳ではどうも違いがよくわからない。つまり、まあまあ(あるいはそれ以上?)ということなのか。


ともあれ、操作が簡単。小さくて場所をとらない。軽い。写真の白い小さな外付けHDに、CDが何と1000枚分も入る計算になる。先のテープでは約300巻、とすると保管場所は部屋の空間の半分くらいになろうか。録音データーも番組表から即コピペ。とにかく便利だ。
 

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こうなると人間だめなもので、もうだめだ。昔の古いものなど、やはり急速に処分の流れだ。


でも、その前に1回聞いてから処分しようと、懐かしの機械・オープンリールデッキに架けてからにしたい。
いろいろな思いをこめながら丁寧に掃除をしてから、テープを装てんし、スイッチを押した。


・・・・動かない。うーん、矢張りか・・・。

機械物は定期的に動かしてやらないと駄目、ということか。

故障の症状から、内部の駆動系の故障と見当をつけた。この重たい機械を一人でひっくり返してケースを開け、内部をチェックするとなると、イメージするだけでも相当な気合がいる。


一日二日かけてキアイを高めようと、本日はこれにて終了とした。




 「下倉山」(標高322m)。魚沼市の中心地小出の市街地から北へわずか2キロ、高くもないのにその険しくどっしりとした山容は、四季を通じてなかなか存在感のある山です。
 とくに春先は、谷に落ちた雪の白と尾根や斜面の茶色のコントラストがはっきりと見え、この山の特徴である険しさをよく感じさせてくれます。

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                     VIFART SM / HOLBEIN
 街の方を向く山の南側は、日当たりがよく早く雪が谷に落ちるため、2,3日たつとまったく山の感じが変わります。これで、毎年スケッチのタイミングを逃してしまいます。この絵もやはり完全に遅かった。白の残り雪がほとんどなくなり、ほぼ茶色だけの面白みの少ない風景になりました。


 かわりに、この地方では最も早く春の訪れを告げる、河川敷のカワヤナギのやわらかい芽吹きが始まりました。白と茶色の世界から、緑の風景の始まりを知らせてくれています。     


 30年以上前のいくつかの銘柄のウィスキーが、物置の奥から未開封のまま出てきました。
 どれもいただき物でしたが、ウィスキーは飲みませんでした。すぐに人にあげたりするのも失礼かな・・・、そのうちに・・・、などと思いながら40年近くもたってしまったようです。

イメージ 2 どうしたものかと、ある
晩化粧箱やボトルをながめていると、試してみるかという節操の無い好奇心のようなものが湧いてきました。家内などは気持ちがわるいから捨てるようにと言います。ネットで調べると、30年くらいは大丈夫という情報もあります。要は保管場所が問題のようです。


 封を切ってコップに注いでみました。濁りも変色(?)もない、あの独特の色合いがなかなか魅力的に見えてきました。コルクの
                      WHITE WATSON P10 部分 /  HOLBEIN
匂いも妙な臭いもしません。
 えい、ままよ、とばかりに思い切ってゴクリと飲んでみました。・・・・
 何と、・・、マイルドと言いますか、刺激的でなくやわらかい喉越しで、かえって飲みやすい感じです。
 しばらくすると、何かちょっとクラ~ッときましたから、アルコール分はそれほど抜けてはいないらしい。1時間たってもべつに腹も痛くならないし、ほろ酔い気分はまことにけっこうです。


 ウィスキー党の方からは失笑をかうでしょうが、人それぞれです。ウィスキーは自分にはお湯わりでいけることがわかりました。捨てなくてよかったなどと言いながら、最近は夕食の際にこれを少しずつ楽しむことが続いています。

     

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 それにしてもウィスキーやブランディーのボトルは、なかなかしゃれたものが多いように思います。静物画のモチーフとして絵に描かれているのも時々見かけます。この独特の存在感のある「キング・オブ・キングス」、ラベルを判読するとさらに古いもののようです。はたして、またうまくいくといいのですが・・・。