今日久しぶりに無線機のスイッチを入れると、多くの無線局が先を争うようにH40GCという無線局を呼んでいるのが聞こえました。コールサインから南太平洋のソロモン諸島の無線局です。ソロモン諸島はオーストラリアの北東で比較的日本から近い所のため交信は難しくなく、これまで何回も交信しています。ラーメン屋さんの行列を見ると並びたくなるように私も呼んでみると、意外と簡単に応答してくれました。

WEBで調べると、ブルガリアのStanという60歳の人が、アマチュア無線を通してソロモン諸島テモト州の人々の人道援助を行う活動のために、諸島のネンド島のLataという所から10日間ほど電波を世界中に向けて発信しているとのことです。
アマチュア無線の世界では、世界中の珍しい所と無線で交信したいという楽しみのために、DX(遠距離)ぺディション(遠征)という移動運用が盛んに行われています。
珍しい所と交信したいという世界中のアマチュア無線家が一斉に呼ぶものですから、どうしても聴き取りやすい電波の強い人から交信が成立していきます。初めのうちはそれこそ蜂の巣をつついたような状況ですが、さすがに10日もたつと関心も低くなります。私のようなほかの人の何十分の一か何百分の一というエコの弱~い電波でも、今日は1回のコールですぐに応答がありました。
60歳の人が一人でヨーロッパからわざわざ南太平洋の小さな島に、機材を持ち込み2週間も遠征するなどということは、お金もさることながら、大変な気力・知力・体力の持ち主なのでしょう。羨ましいような話です。




