梅雨空の下で一際存在感を示していた紫陽花の季節も、何かあっという間に過ぎてしまいました。
そして、「小暑」を迎えた途端、例年より半月近くも早く梅雨明けとなり、以来連日のこの暑さです。しかも、7月22日の「大暑」の頃から今月一杯、最高気温が平年より2,3℃も高くなるという高温注意情報さえも出されています。新聞やテレビなどには「列島沸騰」、「灼熱地獄」などと見出しの表現も日増しにエスカレート。この先どんな言葉を探すのでしょうか。

WHITE WATSON P10 / HOLBEIN
酷暑の中、豪雨の被災地の方々には、心身ともにほんとうに大変なことでしょう。あの泥土の片付けなどを思うだけでも想像を絶するものがあります。音も埃も立てずに、静かに静かにきれいな水に姿を変えていく雪のことを、あれほど嫌がっていたことが恥ずかしくなる思いです。世界的な雪氷学者だった中谷宇吉郎博士は、「雪は天から送られた手紙」と表現しましたが、まさに天からの贈り物なのかもしれません。
それにしても、雪が消え足早にやってきた春から盛夏へと、季節の巡りがほんとうに早いです。最近の生物季節も、当地ではおしなべて1週間から10日くらい、「前倒し」となっているようです。
ニイニイゼミ 初鳴 6月29日(昨年より7日早い )
ヒグラシ 初鳴 7月3日 10日早い )
オオバギボウシ開花 5日 ( 5日早い )
梅雨明け 7月9日(15日、平年より24日早い )
アブラゼミ 初鳴き 月14日 ( 5日早い )
ツユクサ 開花 7月15日 ( 10日早い )
この調子で、夏が早く過ぎて秋の訪れが早くなるのか、はたまた夏の猛暑が長く居座るのか・・・などと、季節の進み方がいささか気になるこの頃です。



