ホタルブクロ、ツユクサ、ヒトリシズカ・・・・などと野草は姿形だけでなく、名前にもなかなか風情の感じられるものが多いように思います。
でも中には、ヘクソカズラ、オオイヌノフグリなどと、ちょっとどうかなあ・・・と思うものもあります。そう思ってみると、こんなのにとどまりません。「ワルナスビ」などという名前に至っては、風情どころか、あまりに単刀直入すぎて命名者のセンスを疑ってしまいそうです。

Stillman&Birn 14 X 21.6cm C.W&N
しかし、調べるほどに納得です。ワルナスビはアメリカ原産のナス科の多年草で日本全国に分布。花はナスとほとんど同じで、白または薄紫色で5枚の花びらで花期は梅雨時期から秋までなどとあります。
花だけみるとやさしそうでけっこうきれいな植物です。ところが、見かけによらず、美しいものにはトゲがあるという言葉通り、茎はもとより葉まで、軍手も用を成さないほどの鋭く長いトゲがあり、手で始末するなどは困難です。 根は繁殖するために縦横無尽にはびこり、時には地下2メートルまで伸びることもあるとか。根絶は絶望で、大変な外来種のようです。
我が家の庭には、いつの間にかヤブガラシやドクダミがはびこり、野草園さながらです。素手でも手当たり次第に引き抜きます。このワルナスビに比べればまだかわいいものかもしれません。このワルナスビだけはうっかり触ることもできません。除草剤に頼るしかないようです。庭には絶対に進入を許さないように気をつけたいものです。



