「晩夏」と書くのもはばかるような連日のこの暑さ。つい一昨日などは最高気温がアメダス観測全国上位10地点のうち上位7番まで、県内7箇所が独占、まさに記録的な暑さです。とにかくこの夏ほど日陰、木陰、などの言葉が心地よく聞えた年はないような気がします。
木陰、緑陰、緑陰読書などと言うと、なぜか遠い昔の小学校時代の町内少年団の勉強会を思い出します。朝の涼しいうちに、草の茂った空き地にござを敷き、木のみかん箱の上で夏休みの宿題を、年長の子が 下の学年の子に教えてくれるといった活動でした。

WHITE WATSON F10 / HOLBEIN
藪蚊などには一向に気にならなくても、バッタなどの虫には大いに気が散り、遊びながらといった感じもする勉強会でした。それでも、木陰での勉強は涼しく、上級生への適度な緊張感もあったりで勉強が進んだものです。どこの家も子どもが多く、大人たちは生活に忙しかったようです。子どもとしては、用事や仕事を言いつけられる家に居るよりも、学校や外で過ごしていた方が楽しかったというのが実情だったのでしょう。
朝の勉強会が終わると、その日の「ノルマ」を果たしたという小さな達成感があり、一日を何となく自信をもって過ごすことができたような気がします。
そろそろ学校の夏休みも終わる頃です。晩夏という言葉にはそこはかとなく寂しさを感じます。子どもたちはどんな気持ちで、行く夏を過ごしているのでしょうか。



