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サムトッシュのブログ

わたくしサムトッシュの興味・趣味の赴くままに書き連ねるブログです。

 このところ体調が悪く2日ばかり床に伏せっていたのだけれど、そんなこともあってか、今朝、ちょっと不思議な怖い夢を見た。

 

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 場所は実家だ。実家は実家でも15年ほど前に建て替えた新しい実家ではなく、その前の古い実家だ。昭和30年代に建てられた木造2階建の古い造りの家屋だ。私が子供の頃は、窓枠も雨戸も戸袋も木造で、建て付けが悪く、上にあげたり手でバンバン叩いたりしながら、窓を閉め、雨戸を戸袋に収めたものだった。

 

 その実家の2階になぜか私はいた。2階は6乗と4畳半の2部屋で、私は6畳の部屋にいた。

 

 何で私が、そこにいたのか分からないが、その部屋で何かしらの用事が済んだ私は、部屋の電気を消して下に降りようとした。階段を数歩降りたところで、あれ?背中から灯りが差してくる。

 

 「電気、消したよね」

 

 そう思って2階に上がっていくと、階段越しに、部屋の電気の明かりが見え、その明かりが作る影の様子から、誰かが畳の上に座っているのが分かった。

 

 「あれ?誰だ?誰もいないはずなのに・・・」

 

 そう思って部屋を見てみると、そこには6年前に死んだ母親に似た女性が白装束を身に纏い、頭にはハブタイを被り、真っ白に塗りたくった顔に真っ赤な口紅をつけて座っているのだ。母親か?母親に似ているが、顔の輪郭が微妙に違うような気がする。

 

 「お、お母さん?」

 

 死んだはずの母親がここにいることには、なぜか恐怖を感じないのだが、どこを見ているのか分からない呆けた表情と、微妙に違う顔の輪郭に妙な緊張感がみなぎってきた。

 

 「見てはいけないものを見てしまったのだはないだろうか?」

 

 すぐに階段を降りると、そこには2年前に死んだはずの姉がいて、僕に訊ねた。

 

 「どうしたの?怖い顔して」

 「2階にお母さんらしい女の人がいるんだ」

 「え?」

 「白装束着て、ハブタイまいてるんだ」

 「なによ、それ。いいわ。私がみてくるわよ」

 

 そう言うと姉は階段を上っていった。私は、あれ?なんで姉がいるんだろ?と思いつつも、どこにも違和感を感じず、ただ2階の母親の顔と微妙に輪郭の違う白装束の女性が誰なのか、もしかしたら、あの女性は私の知らない親戚のおばさんで、親戚に顔の広い姉が見れば一発で解決するのではないか、とほのかに期待して一階で待っていた。

 

 しかし、待てど暮らせど姉は降りてこない。私も上に行って確かめることはせず、あの女性はやっぱ母親で、上にあがった姉と一緒に向うに戻ったのかな?と夢を見ているくせに、妙に醒めた感じを抱きつつ目を覚ましたのだった。

 

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 うーむ、身体が弱っているせいか、変な夢を見てしまった。さて、明日からゴールデン・ウィークだ。折角の大型連休なのだから、体に良いことをいたしましょう。

 

 劇ラヂ!ライブ2017の観覧募集に応募したら、当選ハガキが先日、送られてきました。前回、劇ラヂ!ライブを観覧したのは2013年のことなので、実に4年ぶりの観覧になります。本当にラッキーでした。

 

 

 前回は、2012年にFMシアターで放送された櫻井智也さんの作品「線路は曲がるよどこまでも」を聴いて、一気に櫻井ワールドのファンになっていた頃で、そこに劇ラヂ!ライブという企画番組で櫻井作品「家族会議」が上演される、しかもナマで見れるという情報を仕入れてしまい、居ても立ってもいられず、速攻で応募したところ、本当にラッキーなことに当選したのでした。

 

 その年は櫻井さんの作品「家族会議」、田辺茂範さんの作品「5月3日、西郷さんの前で」、丸尾丸一郎さんの作品「無くならへん」の3本のラジオドラマが上演されておりました。

 

 ラジオドラマなので、俳優さんは台本を持ちながら演じているのですが、お客さんが目の前(しかもかなり近い距離)にいる、しかもナマなので失敗が放送されてしまうという緊張感が、そこはかとなく会場には漂っておりました。通常のスタジオでのラジオドラマ収録とは違う雰囲気、かと言って舞台ともまた違う雰囲気、これは今までにない「劇ラヂ!」としか言いようのない空間であり、「劇ラヂ!」以外では表現のしようがないパフォーマンスになっておりました。

 

 さらに本来であれば、ラジオを通じて聴いているはずの自分が、その場に居るという、なんともはや妙な気持ち、そんなことを感じながらも、やはり本番が始まれば、ゲラゲラ笑い、最後にグッと来るラジオドラマ特有の時間を堪能することができました。

 

 今回の劇ラヂ!の作品は、私が前回観覧した2013年以来、毎年、劇ラヂ!に作品を提供されている丸尾丸一郎さん作の「罪男と罰男」、もう1つはペヤンヌ・マキさん作の「ふたり暮らし」となっております。

 

 ペヤンヌ・マキさんは初めて聞くお名前なのですが、経歴を見るとAV監督もやられ、あの安藤玉恵さんと舞台もやられているとか。今回は安藤玉恵さんも出演されるらしく、実に期待大です!

 

 というわけで、5月5日(金)に行ってきます。観覧後、内容・感想はブログにあげさせていただきます。

 

 http://www.nhk.or.jp/radiosp/gekiraji/

 

 

 

 

ドラマを見る場合、あるいは聴く場合、誰が脚本を書いているのかが、すごく気になる。これはたぶん、ドラマを浴びるように見ていた小学生から中学生の頃、脚本家の名前が前面に出た良質なドラマに圧倒されまくっていた原体験が未だに残っているせいかもしれない。役者が誰か?よりも脚本家は誰か?に心がなびいてしまい、そのドラマの評価に直結したしまうほどだ。

 

昔、VHSでTVドラマを録画していた頃、3倍速で単発のドラマを録画していた。シールにはドラマのタイトルと脚本家の名前を併記して分かるようにしていたのを思いだした。

当時は、山田太一、倉本聰、向田邦子の3巨頭が、神がかり的にドラマを量産していた頃で、「男たちの旅路」「獅子の時代」「北の国から」「阿修羅のごとく」「あ・うん」等々は、人格形成的な部分にまで(?)深く入り込んでいるような気がするほどです。

 

今回のお話しは、女性脚本家二人のお話し。

一人は実績のあるベテラン脚本家、もう一人はまだ実績のない新人(けど年はそれなり)脚本家。東京下町の喫茶店で仕事からプライベートからいろいろと話しあううちに、二人の確執が露わになっていく。

 

二人のやりとりから、脚本家という仕事がどういうものか、見えてくる。

 

「ドラマの脚本書くって元々、苦しい仕事じゃない?恐ろしく努力が必要なうえに最後は才能がものを言う。若い頃の私に教えてあげたい。この仕事はとんでもない覚悟が必要だよって」

 

「自由がなくて物書きと言えるのだろうか?」

 

ベテランはそう言う。新人は既に結婚し、子供がいる。その新人がベテランが書きあぐねている新しいドラマの第一話をスタッフから頼まれ、一週間で書き上げてしまう。ベテランには隠したまま。それはなぜか?

 

・原稿の締切を守らない

・締切を守れないのにスタッフに連絡を入れない

・企画に乗れなくて違和感があるのに、とことん打ち合わせで詰めようとしないこと

 

上記3点以外にもいろいろあり、スタッフはベテランから新人に乗り換えたのだ。

それは確かにそうかもしれない。

逆に脚本家として生きていくには、上記3点は必ず守らなくてはならないということか。

 

こういう脚本家の仕事を知ることができて今回のお話しは面白かった。

 

因みに今回のドラマの脚本家は飯野陽子さん。「救急病棟24時」を書いてらっしゃる方なのですね。

 

「猫はどこへ行った」

【放送日】2017年1月21日(土) 午後10時~午後10時50分

【作】飯野陽子

【出演】栄子…小宮久美子,茜…高橋理恵子,ノラ…清水明彦,浅野雅博

http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/index_former_2017.html

 

 

 

この作品の放送の一週間前、NHKのTVで作者の桑原亮子さんの15分番組の特集をやっていた。

 

『ろうを生きる 難聴を生きる ラジオドラマは音の宇宙船 〜脚本家 桑原亮子〜』

http://www.nhk.or.jp/heart-net/rounan/summary/detail.html?id=39369

 

その番組の中でラジオドラマのことを、桑原さんはこう仰っている。

 

「私はラジオドラマっていうのは、ひとつの宇宙船のようなものだと思っているんですね。」

 

この宇宙船というのはラジオドラマの中の世界のことを言っているのだろうと思ったらそうではなく、脚本担当、役者、ディレクター等制作の人たちが1つの宇宙船を作り、聴いている我々はそれに乗船しているというイメージなのだそうだ。

しかし、桑原さん自身は耳が不自由なので、この宇宙船に乗ることが出来ない。だけど設計図は書くことができる。そういう思いでラジオドラマの脚本を書いている。

デビューの頃から桑原さんの作品は聴いていて、耳が不自由な人が作っているということは知っていたのですが、そういう想いがあったのですね。

 

昔、目の不自由なスティービー・ワンダーが植物の世界を描いたドキュメンタリー映画のサントラを作ったことがある。「シークレット・ライフ(Journey Through The Secret Life Of Plants)」という基本歌なしのインストルメンタルの作品だ。ということは、スティービー・ワンダーが歌う売れる曲を使った映画(「ウーマンインレッド」のような)ものではなく、映像に合わせてスティービー・ワンダーが音楽を作ったのだ。当時、なぜ目の不自由なスティービー・ワンダーがサントラを作れたのかと話題になったことがある。

 

耳の不自由な桑原亮子さんがラジオドラマの脚本家をやっているという話を聞いたとき、その話を思いだした。

 

そういう桑原さんが書いた今回の作品、2年間、ご本人が暖めていた企画だそうだ。

鎌倉時代のお話しだ。「FMシアターの時代劇に外れなし!」というのが私の勝手な持論なのですが、この「冬の曳航」もその論に違わぬ気品高き作品に仕上がってますね。

ラジオドラマの作品に対して、あまりこういう表現を使いたくないのですが、まるで映画を観ているような、大河ドラマを見ているような、そんな心持ちでどっしり落ち着いて聴くことができました。寒い冬の海上に浮かぶ船の上で、向かい合う浄定と捨三、そこだけ熱い魂がぶつかりあう。ドラマの神髄ですね。

 

そうだ、ラジオでも大河ラジオドラマとかやってみてはどうだろう?

きっとそのイメージたるやTVの大河ドラマの比ではないと思うのだが。題材もTV以上に広がるはず。古代の世界でもいいわけだしね。大化の改新(あ、今、こう言わないんだっけ)は、なかなかTVの大河ドラマでは描けないかもしれないが、ラジオドラマならできる。聖徳太子だってできる。神代に遡ったってできる。

ぜひ、日曜の夜9時、TVの大河が見終わってから、ラジオで大河ラジオドラマを聴いてみたいものです。いかがですかね、NHKさん。

 

「冬の曳航」 

【放送日】2017年1月14日(土)  午後10時~午後10時50分

【作】桑原亮子

【出演者】 浄定…山路和弘,白忍房…小林勝也,捨三…本城雄太郎

http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2017002.html

 

2016年が過ぎ、2017年となりました。また1つ、年を取る。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今年のFMシアター第一弾、例年、年明けはBKラジオドラマ脚本賞の受賞作から始まることが多いのですが、今年は鮨屋の夫婦をコメディタッチに描いた「鮨屋の二つ目」という作品から始まりました。「二つ目」という言葉から、落語を題材にしたドラマかと思ったら、語り口自体が落語的なドラマだったんですね。

 

立川志の輔の落語に「はんどたおる」という傑作があるが、それを思いだしました。これは何回聴いても、マクラの話から爆笑必至。ホタテの海渡りは見て見たいし、社長の結婚観も面白い。本編も当然、涙なしには聴くことができない。実にお薦めのお話しです。

 

 

で、今回の「鮨屋の二つ目」、俳優の吹越満さんが旦那役で出ている。吹越満さんは大好きな俳優さんの一人で、影のあるダメ人間を演じさせると、素じゃないか?と思わせるほどに、自然さを感じてしまう。あの語り口と声が実にいいですよね。

 

そんな吹越満さんが、思い切りコメディ感覚で、寿司屋の二つ目、光次郎を演じている。で、何が二つ目かというと、江戸末期から続く伝統のある鮨屋、佐渡鮨が実家なのだが、本家は兄が継いでおり、光次郎は分家、つまり二つ目なのだ。その二つ目が、姪の結婚式でのスピーチを練習しているところから話は始まる。夫婦二人の一幕モノ。この夫婦のやりとりが、なんとも落語的であり、男女ペアのパーソナリティで仕切るラジオ番組的でもある。

 

こういう身近な題材を、落語のような語り口で料理していただくと、なんかホッとして聴けますね。昔のTVドラマを見ているような、何とも言えない幸福感に包まれる感覚になります。

新春第一弾に相応しいドラマでした。

 

「鮨屋の二つ目」 

【放送日】2017年1月7日(土)  午後10時~午後10時50分

【作】松永光浩

【出演者】 鎌田光次郎…吹越満,鎌田可南子…松永玲子,美希…里久鳴祐果

http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2017001.html