最近、滅入るニュースばかりが続くスポーツ界にあって、昨日、2つの興味のある飛び切りなニュースが飛び込んできた。
1つは、マラソンの大迫傑がシカゴマラソンで2時間5分50秒の日本新記録を出したことだ。2月の東京マラソンで設楽悠太が出した2時間6分11秒の記録を大幅に更新し、日本人初の2時間5分台の記録を出した。素晴らしい!おめでとうございます!
設楽が出した前の日本記録は、高岡寿成が2002年、大迫と同じシカゴマラソンで出した2時間6分16秒であった。設楽がその記録を破るまで実に16年の歳月がかかった。しかも更新された記録は、こう言っちゃ失礼だが、わずか5秒だ。
しかし、今回は、設楽が新記録を出してから8か月、21秒も大幅に更新された。アメリカでの練習が功を奏したのか、日本人初の2時間5分台をたたき出した。
16年も更新されなかった日本新記録が、今年、2018年に2度も更新されたのである。
陸連が日本新記録を出した選手には1億円の報奨金を支給することが影響しているのか?もし、そうであっても、ものすごい記録更新ラッシュである。
これからMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)出場選手選考のレースも追い込みに入る。12月の福岡国際マラソン、2月の別府大分マラソン、3月の東京マラソン、びわ湖毎日マラソン。陸連はあと1人分の新記録報奨金はあると言っているようだが、もしかしたら、あと3人くらいいくのではないだろうか?
今、流行りのクラウドファンディングでお金を集めたらどうだろうか?額によって東京オリンピックの競技にご招待します!ぐらいのことをやれば出資者は多く出ると思うし、マラソン以外の競技にもお金は集まるだろう。
個人的には練馬こぶしハーフマラソンで実際に走る姿を見た川内優輝選手に頑張ってほしい。MGC出場枠には入っているのだから、「暑さに弱い」とか「市民ランナーとしての限界を感じた」とか言わず、勝負に徹して、来年の夏以降に予定されているオリンピック選考レースでは勝利をつかみ取って、オリンピックで走ってほしいです。応援してます!

もう1つはボクシング。井上尚弥がやってくれた。WBSS(ワールドボクシングスーパーシリーズ)というトーナメント戦で、試合開始から70秒、左ジャブ⇒右ストレートの2発で相手を失神KO,マットに沈めてしまったのである。
自分は元々格闘技が好きで、ボクシングもTVでよく見ていたのだが、亀田3兄弟がTVに露出し始めたころから、マスコミも含めたあのうさん臭さに拒否反応しか起こせず、しばらく見ることができなかった。
プロの世界なので、人目を引くためのパフォーマンスもあっていいかもしれないが、それは素人にもわかる圧倒的な強さがなくては、成立しない。モハメド・アリ然り、マイク・タイソン然りである。
しかし、そんなとき、ロンドンオリンピックで村田諒太という選手が金メダルをとったというニュースが流れた。インタビューに答える彼の語彙の豊富さに驚いた。こんな選手がいたのか、改めてボクシングに興味が沸いた。
そして井上尚弥である。
強い!圧倒的に強い!まるで小山ゆう作の漫画「がんばれ元気」のボクシングシーンがそのまま繰り広げられているようだ。今回も試合が始まって70秒、わずか2発で相手をマットに沈めた。こんな選手、見たことない。すごい!どこまで行くんだ、井上尚弥!

村田諒太の試合が10月22日(日)に決まった。WBA2位のロブ・ブラントとの一戦だ。ややこしいプロモートの末、押し込まれた形で決まったようだ。
そんなことには関係なく、ぜひ、ゴロフキン戦の前哨戦として、勝利をつかみ取ってほしい。そして、最強王者、ゴロフキンとの試合を実現してほしい。その試合で、クレバーな、村田ならではの本領を発揮して、完全勝利を実現してほしいと思うのだ。
プロのアスリートには勝利の喜びを期待する。プロのつくるドラマや映画には感動の素晴らしさを期待する。プロの作る音楽には、心の豊かさを感じれることを期待する。
あなたの手から編み出される非凡ならざる魔法を我々は期待しているのです。