「日航123便墜落 目撃証言から真相に迫る」青山透子 | サムトッシュのブログ

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 2011年、中国で、高架橋上に事故のため停止していた中国高速鉄道の列車に、後方から来た列車が追突、そのまま高架下に落下し、多数の死者が出たという悲惨な事故が起こった。

 

 驚くべきはその後の対応で、事故原因を究明することもなく、電車の中にはまだ生存者もいる可能性もあるのに、運転復旧優先のため、当局は捜索を打ち切り、なんと事故車両を現場に埋め立ててしまうという信じられない行動に出たのである。

 

【これが当時のニュース映像】

 

 証拠隠滅のために人命救助をないがしろにする、なんて恐ろしい国だろうと恐れおののいたものだが、この事件をさかのぼること26年前、日本ではそれを上回る闇を抱えた航空機事故があった。

 

 1985年8月12日、群馬県御巣鷹山に東京から大阪に飛び立ったJAL123便が墜落、540人が死亡する。このとき大学生だった私は、その犠牲者の多さに驚くものの、きっと事故原因は飛行機の調子がどこか悪くて墜落したのだろう、搭乗した人たちは本当に運がなかったな、無念だったろうな、と自然と自分の頭の中でストーリを作って結論づけてしまっていた。

 

 そのうち、当時の写真週刊誌に事故現場の凄惨な白黒写真が掲載されるようになる。人が真っ黒な炭となってうなだれるように木によりかかり座り込んでいる写真や、人型の焼けただれた皮膚がビニール袋かなにかのように木の枝にぶら下がっている写真だ。

(先日、この事故の捜索に携わった元刑事さんの講演を聞いたのだけど、人間の体は、飛行機墜落のような高さから、椅子に座ったまま地面に叩きつけられると、体内のものが頭から皮膚を突き抜けて飛び出てしまうという信じられないような現象が起こるらしく、現場でもそういう悲惨な遺体があったと仰っていた)

 

 それを見て、私はこの事故の5年前、いわゆる新宿駅西口バス放火事件で被害にあった親子の写真を思い出した。それはプロ野球観戦を終えた親子が、バス最後方の椅子に座り、発車するのを待っていたところ、犯人が投げ入れたガソリンに一瞬のうちに焼かれてしまい、腰かけたまま炭となってしまった遺体写真である(犯人は親子を狙って放火したわけではなく、世間への恨みでバス放火を思いつき実行した)。

 

 飛行機に乗っていて墜落し、火に焼かれると、新宿西口バス放火事件でガソリンで焼かれたように炭になってしまうんだろうな。ましてや飛行機である。ジャンボジェット機である。積んでいるガソリンはバケツで投げいらられたガソリンの比ではないだろう。であれば、当然、遺体は炭のように皆、真っ黒に焼け出されるのだろうなぁと、ぼんやり知りうる情報を勝手に関連づけて自分を納得させていた。

 

【このバスの中に親子の炭になった焼死体が…】

 

 しかし、この本を読んで初めて知ったが、ジェット燃料はガソリンとは違い、人が焼かれたとしても炭にはならないそうなのだ。臭いも軽油に近いらしい。しかし、あそこまで遺体は焼けていた。

 しかも、現場の第一発見者だった地元の消防団員は、ガソリンとタールが混じったような臭いが現場に充満していたというのだ。ガソリンとタールが混じったジェル状の液体は、自衛隊しか保持していないらしい。

 

 これはいったいどういうことか?

 

 さらにこの事故の現場は場所が特定されるまで二転三転し、現場に到着するまで10時間以上を要したが、事故発生直後、米軍が現場を抑えており、ヘリコプターが飛んで救助寸前までいっていたという。

 しかし、自衛隊がすぐに救助に向かうので、米軍は基地に戻るよう指令が出たそうなのだ。しかも、それは日本からの要請だというのである。

 

 なんだ、それは?

 

 また、相模湾上空で事故にあった123便が墜落するまでの間、自衛隊のファントム2機がその後をおっていたという目撃証言が、いくつも出ているそうなのだ。特に小学生の子供たちが、多くその模様を見ているらしく、学校の先生により文集でまとめられているらしい。子供がそんなことで嘘をつくとも思えない。

 

 ほかにも乗客が機内から外に向けて撮影した写真にオレンジ色の物体が映っていること、機体胴体にオレンジ色のマークがつけられているのを見たという多くの目撃証言があること、当時首相だった中曽根が「私を介さず、アメリカ軍と自衛隊で話は進んでいた」というとても信じられない発言をしていたこと、「この事件については墓場まで持っていく」という発言があったことなどを考えると、この事故は表に出してはいけない真相があり、それはどうも政府、自衛隊、アメリカを含めて、グルになって何かを隠しているとしか思えなくなるのだ。

 

 この本を読むと、普段、いかに自分の勝手なバイアスでいろいろなものを見て、さも普通のように振る舞っていることだろうと驚いてしまうのだ。

 

 いつかこの事件の全貌が明らかにされることはあるのだろうか?

 

 気分が暗くなるかもしれませんが、秋の夜長にぜひ、読んでいただきたい一冊です。

 

日航123便 墜落の真実 青山透子