すり鉢コーヒーの続きです。
コーヒーは、粉の大きさ(メッシュ)によって味わいはがらりと変わりますが、挽く道具によっても変わります。
さらに、
「電動のグラインダーや手挽きのミル」とまた一つ違った味わいになるのがこの「すり鉢方式」です。
「一般的なミル」と、「すり鉢などで砕いたコーヒー」がどう違うのかというと、後者の方が、雑味が出づらく、開放的な感じがあります。
これはぜひ味わっていただきたい。
「コーヒー学入門」という本には
『コーヒーの粉が約1mmの立方体だとしたら、その1mmの粉の中に、目には見えない空洞が100万個ほどある』
というようなことが書かれていますが、
すり鉢やビビンバ鍋(笑)を使ってコーヒー豆を砕くと、豆の中の小さな空洞にストレスがかかりにくく、結果、広がりのある味になるのでは?
というのが、今の段階で思っていることです。
キャベツの切り方と同じで、スライサーで切るのか。それとも研いだ包丁で繊維を意識して切るのか。
コーヒーもおなじですね。
コーヒー豆の砕き方一つで全然違った味わいになるのは、むしろ当然だなって思いました。
喫茶店でハンドドリップを学んでいる時から、「水のようにスーッと飲めちゃうけど薄くなく、しっかりとした甘み、旨味がある」
そんなコーヒーを淹れたくてやってきましたが、すり鉢コーヒーはまさにそんなコーヒー(になりやすい)です。
もちろん雑味をなくすにはハンドドリップの技術は必要。でも、これはすり鉢でしか味わえないコーヒーだな、と思いました。
というわけで、
12日に出店の「信州おんせん de マルシェ」でも「すり鉢コーヒー」をお出しいたします!
時間がかかるのと大変なので「限定◯名様」になるかもしれませんが。。。
いままで自分も体験したことがない雑味ゼロのコーヒーです。タイミングが合いましたらぜひお試しくださいー!
koichiro coffee 一戸