今回は
「ドリップ後の出し殻が教えてくれること」のお話です。
美味しいコーヒーを淹れるための
大事なポイントの一つなので、
ぜひご覧ください。
ペーパードリップでコーヒーを淹れた後に、
「出し殻」をシンクに置くお店は
多いと思います。
フィルターの中の水が切れるまで待ち、
しばらくしたらゴミ箱に捨てますよね。
でも、捨てる前に見てほしいことがあります。
それは、「ドリップした後の出し殻の様子」です。
出し殻もメッセージ
ユーミンの曲に
「すべてのことはメッセージ〜♪」
という歌詞がありますが、
実は用済みのコーヒー粉も
たくさんのメッセージを残してくれています。
なんだかダイイングメッセージみたい...(^_^;)
「じゃあその出し殻の何を見るの?」
ですが、それは『泡』です。
泡の「色」「きめこまかさ」「厚み」に
ご注目ください。
たとえばこちら↓
泡が少なく気泡が大きい
こちらは↓
きめ細かく厚みのある泡
2つとも同じ条件で
コーヒーを淹れた時の「出し殻」を
撮ったものです。
よくみると泡の様子が違います。
一杯一杯ぜんぜん違うんです。
上の画像は、
泡自体少なく、
気泡も大きくて色が白いですよね。
下の画像は、
泡が多く、きめ細やかで、
泡の厚みもあります。そして色が茶色い。
この時のことは覚えていませんが、
下の画像のコーヒーの方が
美味しかったはずです。
コーヒー豆や、鮮度、
粉の粒度などによって
泡の雰囲気は変わりますが、
同じ条件でドリップした時は、
ぜひ出し殻も見てください。
出し殻を見ればコーヒーが美味しく入ったか、
ちょっと残念だったかがわかります![]()
下の画像のように
細かくクリーミーで、厚みのある泡を
目指しましょう。
ぼくもハンドドリップの修行時代、
「どうしてマスターが淹れたコーヒーの
出し殻はこんなにクリーミーなんだろう」
と思って、毎回シンクにあるドリッパーを見て勉強しました。
用済みの出し殻も、
美味しいコーヒーを
淹れるためにたくさんのことを教えてくれます。
なのでぜひ、
コーヒーを淹れ終わった後の出し殻の様子にも注目してみてください。
他にも美味しいコーヒーを淹れるポイントは
たくさんありますが、
そのあたりのことは電子書籍に書きましたので、
まだの方はぜひご覧ください。
(たとえばコーヒーの液体の色の見方など)
ということで今日は
「ドリップ後の出し殻が教えてくれること」
のお話でした。
コーヒー豆はいろんなサインでぼくらに
「美味しいコーヒーを淹れてね」
と言ってくれます。
そのサインを見逃さないように
していきましょう。
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