このところだいぶ季節が進んだようで、朝夕は空気がヒンヤリと感じられることもあるものの、日中は20℃台半ばくらいまで気温が上がり、朝出かける時に着るものを選ぶのに苦労している散歩おじさんです(^^;
さて記事の方は「四万の町歩きガイドツアー」の後編です!
前回の記事の最後に載せました2軒並んだお蕎麦屋さんからもう少し進みますと古びた建物があり、ナゼかその建物の前に「中之条ビエンナーレ」のピンクの看板が・・・(?。?)
こちらの建物は四万の温泉街で商売されていたお宅が廃業された後、人も住まなくなっていたのだそうですが、「中之条ビエンナーレ」に参加した現代アートのアーティストさんが、「家が朽ちていく様子もアートだ」みたいなことをおっしゃって目を付けたのだとか!
中に入って見ると廃材だかなんだか分かりませんが、細かい木屑に埋もれた畳が置かれていまして、これがアートだというのですから驚きです(@。@)
ただね・・・、屋内のこういう光景もアートの一部なのだそうですが、そう言えば子供の頃たまたま見つけた廃屋の中を、興味津々覗き込んだことを思い出し、そういう点では作品を楽しめましたけどね(^.^)
ガイドツアーは旧道を経て次なるスポットに向かったのですが、旧道の途中で散歩おじさんが激しく興味を魅かれたのが、こちらの「百庚申」です!
名前の通り夥しい数の「庚申塔」が並んでいまして、見えている塔の左右にも画面に収まり切らない塔がたくさんありますので、奥の方の崩れちゃっているのも含めたら、たしかに「百」ありそうな眺めでしたΣ(・ω・ノ)ノ!
「ガイドのご主人」の説明によると、四万から北に向かって山を越えると、すぐに苗場のスキー場が眼下に見えるような位置関係なのだそうでして、つまりは関東から越後へ向かう街道だったということで、昔の街道にたくさんの庚申塔が建立されたということなのですね!
「百庚申」は普通に発音すれば「ひゃっこうしん」なのでしょうけど、「地元のお年寄りたちは『ひゃっこしん』なんて言ってますよ」って言うのも地元ガイドさんならではの興味深い情報でした(^^)
百庚申の眺めなど楽しみつつ旧道を抜けると、「中之条ビエンナーレ」の四万エリアのメイン会場であります「中之条町立第三小学校」に到着です!
↑の外観はもちろんのこと、中に入ればまさに昭和の小学校の懐かしい佇まいにテンションが上がりました(^o^)
そして「中之条町立第三小学校」および同じ敷地内に併設だった中学校・・・中学校の名前は聞くのを忘れましたが・・・の校舎内に「中之条ビエンナーレ」の作品が展示されていたのですよ!
これは柔らかい白いボードに水滴・・・たぶん雨粒なども含めて・・・を垂らし、それによって凹んだ穴などを観賞するという作品なのだそうで、たしかに興味深い眺めではあるのですが、鑑賞ポイントが分からず、正直に言うと視点が定まらなかったのも事実です(^O^;タハハッ!
アーティストさんには申し訳ないのですが、「ガイドのご主人」と盛り上がったのは「この椅子って図工室とか理科室で使ってたヤツですよね!」ってことでした( ´艸`)
こういう作品は「アート」として理解できたわけではないのですが、繊細な眺めを楽しめました!
ところでガイドしてくださったご主人はこの小学校の卒業生とのことで、校内のアートを巡りながらも「ここは放送室だったのですよ」とか「ここは宿直室で、今日の宿直は面白い先生だから遊びに行こう」なんて言って、友達と連れ立って宿直の先生のもとに押しかけた・・・なんて話を聞くことが出来たのも「超おもしろかった」ですv(。・・。)イエッ♪
山の中を通る旧道から川沿いに戻る途中、さらには川沿いの温泉街を歩く際にも「ガイドのご主人」の超地元情報、およびお宿のご主人ならではのガイドを楽しみながら歩きまして、やがて到着したこちらで四万の「足湯」を楽しみました♨
現在は四角い石が設置され、そこに腰かけて足湯を楽しめるのですが、四角い石が無ければ岩風呂っぽく見えませんか?
それもそのはず、今は足湯になっているこの場所は川に面した露天風呂だったのだそうでして、現在でも緑に囲まれ川の音が聞こえるけっこうなロケーションなのですが、一つ問題があり、それは川の対岸のお宿から「丸見え状態」だったのだそうです( 'ω')アリャマァ
ガイドツアーの途中で見た古い写真には、対岸どころか湯船のすぐそばに立って温泉に浸かるおじさんと談笑する着衣のご婦人(たぶん旅館の浴衣と羽織り着用)が写っていて、それはそれで「古き良き時代」の一コマとして見ることはできるのですが、さすがに「丸見え」はよろしくなかろうってことで足湯に変更されたということで、そのおかげでこの度は散歩おじさんが気持ち良く足湯を楽しめました
こちらはツアーの終盤でガイドのご主人が「早く撤去すればいいのに」って苦笑しながら案内してくれた「四万温泉街の案内図」なのですが、なるほど既に商売を止めちゃっているお店も記載されていて残念な一面も見えたのですが、その一方で画面中央やや下に写っている「柏屋洋品店」は、今では「ガイドのご主人」が「柏屋カフェ」という飲食店に改装し、お宿の姉妹店として四万温泉を訪れる方に飲食を提供するべく頑張っているのだそうです!
因みに散歩おじさんは6年前に初めて四万温泉を訪れた時に、柏屋カフェで「 温泉マークカプチーノ 」を楽しんだことがありますので、その時の記事に載せた面白いカプチーノを過去画像からご紹介(^笑^)
過去画像です!
↑の案内板を見た後は間もなく温泉街に戻りツアーを終了し、温泉街の駐車場で「ガイドのご主人」と別れたのはちょうどお昼時分でして、当然のことながら温泉街でランチということになったわけですが、散歩おじさんは迷わず「柏屋カフェ」に向かいました!
なんてったって泊まった「柏屋旅館」も良かったし、お宿のご主人のガイドで巡った町歩きツアーも超楽しく、そうであれば「とことん柏屋さんを楽しみたいな」ということで、ガイドツアーの途中から「お昼は6年前に『温泉マークカプチーノ』を楽しんだ柏屋カフェで!」って決めていたのですv( ̄Д ̄)v イエイ
迷わず入店した柏屋カフェで散歩おじさんがセレクトしたのは「柏屋カレー」!
スパイシーなキーマカレーと野菜のお味と食感もうれしいタイカレーが一緒に楽しめる柏屋カレーは、辛さもほど良くて美味しかった~😋
・・・ということで、お宿と温泉とお料理、さらに二日目には超地元っ子のお宿のご主人のガイドによる町歩きツアーに加えてランチも大満足で、「四万」を満喫した2日間でしたv(。・・。)イエッ♪