今朝の散歩おじさん地域は、ほぼ全天が雲に覆われた冴えない空模様で、空気にもヒンヤリ感がありましたが、11時を過ぎたころからだんだんに雲が取れると、タップリの日差しで暖かくなりました(^.^)
昨日は日が暮れてから冷たい北風が強まりましたが、今日はそれほど風も強くなく、帰宅時も気持ちの良い気温だったのがありがたかったです!
さて記事の方は「成田街道」歩きの続きで、今回の連載の最終回ですv(。・・。)イエッ♪
今回は成田街道の「八幡宿」を目指して歩き、残念ながら宿場跡と思われる痕跡は見つけられなかったのですが、江戸の頃から街道沿いで旅人を見守ってくれていたであろう古刹をご紹介します!
・・・と言っても、散歩おじさんとしては馴染みのスポットでして、つい先ごろも「中山のおひなまつり」で訪れた、中山の法華経寺です!
こちらは参道の入り口近くに建つ門で、通称「黒門」と呼ばれているのですよ(^.^)
黒門から緩やかな上りの参道を200m足らず進むと、「赤門」が見えてきます!
赤門と言っても鮮やかな赤色が見られるわけではなく、黒門との対比で眺めると、まあ「赤」と言っても良いかなぁ・・・っていう色ですけど(^^;
赤門をくぐって境内へ向かう参道は、もう少しすると桜のトンネルになりますよ♪
国の重要文化財に指定されている五重塔は江戸時代前期の元和8(1622)年に建てられたもので、総高31.6mは同じころに建てられた上野寛永寺の五重塔などと同等で、当時としては標準的な高さとのことですが、他のものと比べると軒の張り出しが少ないので、細長く見えるのが特徴なのだそうです(@。@)ホホォ~!
五重塔と同じく国指定重要文化財であります「大祖師堂」では、補修工事でも始まるのか、準備が進められていました!
大祖師堂は何と言っても屋根を二つ並べたような「比翼入母屋造(ひよくいりもやづくり)」が特徴で、間近で見上げると迫力ある眺めを楽しめます(^.^)
旧道歩きで寺社に立ち寄った時の恒例により、この先の道中の無事を祈ってお参りしました(^人^)
法華経寺でのお参りを終え、街道に戻って300mほど進むと昔からの道筋らしいなだらかなカーブ、散歩おじさんの好きな「旧道カーブ」があり・・・
カーブを抜けた先にお稲荷さんへの入り口を示す看板がありましたので、こちらもお参りしていくことにしました(^.^)
看板の矢印を頼りに街道から60mほど進むと、住宅街の中に立派な社叢に囲まれた「小栗原稲荷神社」がありました!
拝殿もドッシリと存在感のある、立派なお稲荷さんでしたよ(@。@)
ところでお稲荷さんと言えばお狐様が「神使(しんし)/神様のお使い」として知られていますが、こちらではご本堂の裏に「狐塚」があり、お狐様ご自身も「神様」として祀られていました(^人^)
稲荷神ならびにお狐様にお参りした後、街道に戻って5分ほど歩くと街道沿いに「二子浦の池」があります!
その昔この辺りは「二子浦」と呼ばれる水辺だったそうで、どのくらい昔のことかと言いますと、日蓮上人が鎌倉へ布教に赴く際、この地から船に乗ったというのですから、鎌倉時代の話ということになります!
後の時代には「溜(ため)」と呼ばれる湧水群があったそうですので、その時代には海が後退していたのでしょうね!?
現在の「二子浦の池」は、湧水群があった名残を池として整備したものだそうです(^^)
それにしても、現在の海岸線は昭和になって埋め立てられた部分を除いても、ここから3km近く離れていますから、長い間に海岸線の位置がずいぶんと変わるものなのですねぇ(@。@)
・・・ということで、かつては現在の千葉街道(成田街道)の辺りまで海だったことを学んだところで、この日の道中を終わりにしましたので、次回はここから道中再開となります(^.^)
この度の連載にお付き合いくださったみなさん、ありがとうございました!