古典菊~向島百花園~ | 散歩おじさんの「ぶらりWalk」

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散歩おじさんが街中やら、公園やらを「ぶらり」した様子を載せています(^.^)

気象庁のデータを見ますと今日の散歩おじさん地域は、最高気温が23℃と平年より5℃以上も高く10月上旬並みの気温だったようです(@。@)

暖かいことに苦情を言うつもりはありませんが、あまりにも季節とかけ離れていますと、なんだか落ち着かないですねぇ(^^;

さて記事の方はと言いますと「向島百花園」の続きでして、今日は園内に咲いていた「古典菊」です!
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古典菊とは江戸時代中期に、各地の殿様などが保護、奨励して発展した菊でして、向島百花園では毎年この時期に古典菊の展示が行われているのですよ(^.^)

古典菊にもいくつか種類がありますので、今日はそれぞれの簡単なご説明とともにご覧ください!

まずは「丁子菊」から・・・

<丁子菊>

関西地方で発達した菊、外側の花弁が大きく、花の中心が盛りあがって咲くのが特色。花弁がスパイスの丁子(クローブ)の形に似ていることから名付けられています。
三山(丁子菊)
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中央の淡い黄色と周りの白い花びらのバランスがイイですね~♪

寝覚(丁子菊)
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周りの花びらも大きいので、画像で見ると中央の盛り上がりが目立ちませんが、近くで見ると中央の細かい花びらが可愛らしかったです(^^)

葵の上(丁子菊)
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名前の由来は分かりませんが、なんとも雅な感じの名前と、それに相応しい色ですよね!

続きましては「江戸菊」です!

<江戸菊>

百花園が生まれたころ寛政-文化期に江戸で生まれた品種。日々折れ曲がったりするので狂い菊、芸菊とも呼ばれる。
篝火(江戸菊)
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濃い目の黄色と花びらのねじれ具合を見ると、なるほど篝火を連想できるように思えます(^_-)-☆

江戸の錦秋(江戸菊)
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錦秋の名から察するに、その色を紅葉に見立てたのでしょうかね!?

桜姫(江戸菊)
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中央の薄い色の花びらの様子が、お姫様が恥じらっているようなぁ~・・・(^.^)

お次は「伊勢菊」ですよン!

<伊勢菊>

嵯峨菊から改良変化した菊、伊勢神宮ゆかりの菊で、咲き始めは嵯峨菊に似るが徐々に縮れた花弁が垂れ下がるのが特色。
二見の朝風(伊勢菊)
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古典菊の中でも形のユニークさでは一番じゃないでしょうか(^.^)

西施の顔(伊勢菊)
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花の色は↑江戸菊の「桜姫」に似ていますが、形が違うとずいぶん印象が変わるのですね~(@。@)

なお、伊勢菊の説明で「嵯峨菊から・・・云々」と書きましたが、残念ながら当日は嵯峨菊が咲いていなかったので、その説明が中途半端になっちゃったことをご容赦ください(^^ゞ

最後は「肥後菊」です!

<肥後菊>

肥後藩の花文化「肥後六花」(大輪、一重咲き)のひとつとして栽培、当時は門外不出。一重咲き、花弁の間に隙間があるのが特色。
紅小袖(肥後菊)
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濃い紅色と中央の黄色のコントラストがきれいでしたよ(^.^)

香月(肥後菊)
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この花びらの様子が肥後菊の特徴の様です!