木更津散策~その三~ | 散歩おじさんの「ぶらりWalk」

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散歩おじさんが街中やら、公園やらを「ぶらり」した様子を載せています(^.^)

今日未明の散歩おじさん地域では、上空の月や星がきれいに見えていましたが、地上は薄い霧が出ていました!

極端に視界が悪いというほどでは無かったですが、カーブミラーが曇ってたりして、交差点などはいつもより注意が必要でしたよ(・_・ ) ( ・_・) ミギ!ヒダリ!

さて前回の記事に続きまして、今日も千葉県は「木更津の町」歩きの記事です!

今日で最後のスポットまで行きたいと思いますので、少し画像枚数が多いですがよろしくお付き合いください(^^)

前回の記事でご紹介した「八剱八幡神社」から距離にして200mちょっと、わずか2分ほど歩きますと、童謡「狸ばやし」でお馴染みの「證誠寺(しょうじょうじ)」に到着です!
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ご覧の通り境内には緑がいっぱいのお寺です(^_-)-☆

みなさん「狸ばやし」の童謡はご存じだと思いますが、「證誠寺」と狸の関係や如何にと言いますと・・・
證誠寺の狸塚

この辺りが昼でも暗い程茂っていた昔のこと、寺の和尚さんが夜中に目さますと庭の方が大変賑やかです。そっと節穴から覗いてみますと外は月夜で昼間のようです。
折から秋のこととて萩の花ざかり、ところが驚いたことには大小の狸数十匹が輪になり
  證誠寺山のペンペコペン
    俺等の友達やドンドコドン
と腹を打ちながら踊っています。和尚さんもついおもしろくなり一緒になって踊りました。
こうして毎晩踊りましたが或夜狸達が全く姿を消してしまったので不思議に思って居りますとかわいそうにお腹をたたき破って藪の中で死んでいました。
和尚さんはこの友達をあわれに思ってねんごろに葬ってやったのがこの狸塚です。
この伝説が野口雨情先生によって狸ばやしの童謡が生まれ更に中山晋平先生の作曲により今や天下に広まりました。

~「證誠寺」境内の狸塚の説明板より~
死んじゃったのはかわいそうですが、狸達が踊っていた様子を想像すると面白いですね(^.^)

そしてその「狸塚」がこちらです!
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「狸」の字が刻まれた石の形は、「お腹の大きな狸が仰向けに寝ている姿」に見えるとも言われているそうです(^^)

「狸ばやし」の童謡歌碑もあります(^^♪
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台座の部分に歌い出しから4小節目までの楽譜と歌詞が、そして碑の表にはそれに続く歌詞が刻まれています!

有名な童謡のモデルになったお寺は、意外と小じんまりしたお寺でしたが、「狸塚」の辺りの藪の様子など、なかなかいい雰囲気でした(^_-)-☆

「證誠寺」から10分ほど歩いて海沿いの公園まで移動しますと、次なるスポットは「見染めの松」です!

イメージ 4歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の主人公、お富と与三郎は木更津の浜ですれ違い互いに一目惚れ・・・という設定だそうですが、それがこの場所だそうで、見染めて以来ここに来ては逢瀬を重ねたという話です!

ちなみにかつてここにあった老松は既に無いそうで、今あるのはその場に光景を再現した「見染めの松」だそうです!

続きましては同じ公園内にありました「木更津甚句記念碑」です(^^)
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「木更津甚句」は大正時代の東京の花柳界で流行り、やがて全国にも広まり、普及の功労者が「若福」という芸者さんだったそうですが、この像は向かって右がその「若福」姐さんを、左は伝統芸能を受け継ぐものとして、現代の女性をイメージして造られているのだそうですよ(@o@) ナルホドォ

ところで散歩おじさんは「木更津散策~その一~」の記事に載せた光明寺で「与三郎(切られ与三郎)の墓」を、また同じ記事に載せた成就寺で「若福の墓」を見ていましたので、ここでそれらに関連するスポットを巡ることになったわけです!

今回の「ぶらり」は概ね歴史に関係するもの、あるいは古くからの歌舞伎や伝統に関するものを巡ったのですが、そんな中でも唯一現代風のスポットだったのが「中の島大橋」です!
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海沿いの公園と木更津港内に浮かぶ「中の島」を結ぶ、高さ27m、長さ236mという橋で、日本一高い歩道橋だそうですw(@o@)w

中の島側には渡りませんでしたが、橋の途中まで行って高さ27mからの眺めを楽しんで来ましたよ(^_-)-☆

千葉の内房もこの辺りまで来ると、東京や川崎より横浜の方が見える位置になりますので、やや霞んではいましたがランドマークタワーなどが良く見えました!
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もちろん「東京湾アクアライン」の木更津側橋梁部分も良く見えますよ(^^)
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海の眺めを楽しんだ後は駅の方まで戻り、最初に訪れた「光明寺」の近くにある「選擇寺(せんちゃくじ)」を訪ねました!
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イメージ 10ここにはまたまた「与話情浮名横櫛」の登場人物で、切られ与三郎の相棒であります「こうもり安」なる人物のお墓がありました(@o@)

今回は巡った場所の中のいくつかが「与話情浮名横櫛」および「木更津甚句」にまつわるスポットでして、いくつかのテーマに沿ったコース設定というのも面白かったです(^^)