宅建と講師と法律とサイト作成とお笑いと日常

宅建と講師と法律とサイト作成とお笑いと日常

自分という人間のキーワードを抽出されたら「宅建、講師、法律、サイト作成、お笑い」になると思う。
ここではそこにひとつ足して日常を加えたい。

数日前、嫁が仕事の取引先の乗馬クラブへ行ったときに、「今度旦那を連れて遊びに来なよ」と言われたらしい。

普通なら社交辞令で適当に流すところだが、動物好きの夫婦だ。ここは本当に遊びに行こうということになって、今日行ってきたのだ。

 

自宅からバスで15分、歩いて10分と、そう遠くない距離ということもあって、インドアな私でも足取りは軽かった。

なにより大好きな動物、今日は馬に会える上にしかも乗れるのだ。

最高の気分だ。

 

朝起きると、嫁はもう支度を終えていた。

見慣れないTシャツに一瞬戸惑ったがすぐに理解した。

ついこないだお揃いで作った、うちのペットの写真をプリントしたTシャツを初下ろしたのだ。

朝からきつめのパンチをもらった気分になったが、嫁の熱量も窺い知れて、私は上機嫌になった。

こういう夫婦揃って行くイベントはお互いの熱量が重要なのだ。

どちらか一方だけでは足りない。

熱していないフライパンに生卵を落としてもいつまでも焼けないのだ。

間違いなく私と同じ熱量だった嫁に安心して、私もサイズは嫁よりも一回り大きいが同じTシャツを着て支度を始めた。

 

いざ、出発すると到着まではあっという間だった。

それはそうだ。物理的にも家から30分もかからないのだ。

小学生の遠足よりも楽しみにしている40手前のおじさんは、家を出発して体感5分で馬を撫でていた。

 

乗馬クラブ「エスクライシスファーム(仮名)」。

20頭ほどいただろうか。

日曜日ということもあり近所の子供が乗馬レッスンを受けているところに我々夫婦はお邪魔した。

 

「おはようございま〜す!」

子供達が大きな声で挨拶をしてくれた。

初対面では大人も子供も平等に人見知りする私だ。

「大自然の中では開放的になって見知らぬ人にも挨拶をするもんなのか」という妙に納得しながら挨拶を返す。

 

しばらく馬を観察しながらレッスンが終わるのを待っていると、いざ乗せてくれる番になった。

従業員のような若い男性スタッフに教えられながら、はじめて馬に足をかける。

はじめての割には上手く足をまわして馬に跨った。

第一感想は「高っ!」だった。

 

下から見上げるとたいしたことがなくても、いざ上に乗るとまるでの自販機の上に乗ったような位置に自分の目線があった。

手綱を持つ手に力が入ったが、事故ることなく無事乗れた。

 

ただ無謀に過ぎていく時間に虚無感を抱きつつも止められない人を軽蔑しているのに、自分もそうなるときがある。

今日がまさにそうだった。

やろう!このままじゃダメだ!と思いつつも、ダラダラしてしまう。

 

答えが出ていないことを書こう。

 

司法書士の勉強を目指している大学生に、どうやってやる気を出させればいいだろうか?

 

 

司法書士なんて、マイナーでどんな職業かもよく分からない、勉強を初めてみたら異常に難しい上にイメージができない。

 

やる気がなくなるのも頷ける。

 

 

社会人であれば、やる気を出させるのはまだ幾許かはイージーだ。

 

そもそも社会人なのに司法書士を目指すということは、一旦社会に出たもののその職業は自分には向かないなどの理由でドロップアウト寸前だ。

 

ケツに火がついている状態で、資格を頼りに別の道を探すのは理解できるし、王道でもある。

 

周りの理解も得られやすいだろう。

 

自分も納得しやすい。

 

資格以外の道を探すよりも、資格取得は選択しやすい上に、資格を取得した後は職にも名誉にも困らなそうだ。

 

全方向にポジティブなのだ。

 

 

一方、学生ともなると、そもそも選択肢が多すぎる。

 

まだまだこれから選ぶ立場だ。

 

ケツに火がついていないのだ。

 

その状況でわざわざ司法書士の勉強の道を選んで、難しいからやっぱり無理!というのは理解できる。

 

 

そんな学生にどうやってやる気を出させようか。

 

必要性を感じないならやる気は出ないだろう。

 

まるで小学生に「どうして勉強しなきゃいけないの?」と言われているような気分だ。

 

理解してもらうには経験と挫折が少ないのだ。

 

 

上手いこと言えばどうだろう。

 

「ブラジルで羽ばたいた蝶の風が、アメリカで突風になるだろうか」

 

後にバタフライエフェクトと言われることになった、問いかけだ。

 

こんな上手い言い回しがないだろうか。

 

「マラソンで、今水を取るか、取らずに走るか。この先には何があるか分からないが、どうする。」

 

思いついたままに書いても、上手くもなければ刺さる言葉にもならない。

 

これを今年の自分の宿題にしよう。