漢字一字の市町村章
市町村の変遷が好きです。自治体や企業の徽章、ロゴも大好きです。平成の大合併がひと段落した2007年、私みたいなマニアのために以下のような本が出版されました。税抜で7,800円。とても手が出ない。と思いましたが、この機会を逃したらと、なけなしの金をはたいて買いました。手垢がつくのが嫌なのでほとんど開いたことがありません。それでは都道府県を含む自治体の章を紹介していきます。今回は漢字一文字をモチーフにした章のうち、優れたものを拾っていきます。宮城県仙台市 右の伊達家の紋の一つ「竪三ツ引両」に仙を似せたものです。凝ってます。福島県会津若松市 右の会(<會)津松平家の旗印を丸く加工しました。市章は丸型が多いですが、旗印のままのほうがかっこいいです。よく見ると丸いほうは横棒1本足りません。どっちもどうしても顔に見えますよね。 青森県弘前市弘前市には寺院も多いですが、これも津軽家の旗印でした。卍はもともとは記号でしたが、部首が十のれっきとした漢字です。だから6画で書かなくてはいけません。筆順は超難問です。部首が十でなかったら、①③➅を1画に書いて計4画ですね。ふつうは2画で書いちゃうかな。東京都旧東京市の市章を継承。東、京、市、日、本の文字を、皇居を中心に四方八方(この図では六方)に伸びる姿で表しています。右のシンボルマークは都の木イチョウではなく、TOKYOのTのデザインだそうです。何と! 灯台工場 これは地図記号。3件酷似! 八方に光を放つ灯台と、工業を象徴する機械の歯車。 今だったら著作権とか騒がれそう。 京都市右の御所車の車輪が正式な市章で、左が略章です。これも京がモチーフです。兵庫県赤穂市 塩百科四十七士で知られる赤穂。塩の生産も有名です。赤を塩の結晶風に仕立てました。塩の結晶ってあまり見ることがないので、このデザインの深さまで気が付きません。それにしても印影による立体感が印象的です。岩手県岩を上下対称に見立てるところが秀逸です。岐阜県各務原市各を合併した4町村を表す菱形に。菱形は家紋とは無関係でした。市名は(かかみがはら)、駅名は(かがみがはら)、一般的には(かがみはら)。大阪府茨木市茨を平和の象徴鳩に図案化したもの。草冠の処理にもう一工夫欲しかったかな。