大腿骨下部の骨折

傷病名としては、大腿骨顆部骨折、大腿骨顆上骨折、

大腿骨遠位端骨折などがあり、先生によって診断名は様々です。

膝のすぐ上の部分で、大腿骨の下端部です。症状としては、

激しい痛みや膝関節の可動域制限などが起こります。


大腿骨顆部骨折だけにとどまらず、半月板損傷、前十字靭帯・

後十字靭帯損傷などの症状を併発する可能性があります。

最近では、膝関節拘縮を防ぐために手術によるプレート固定術が行われ、



術後早い段階からCPMで膝関節の可動域を改善するための

リハビリを行います。


  


PCM 術後の膝関節可動域が思わしくなく、関節受動術を行ってなお、

膝屈曲60度の被害者を経験しています。


この部分の骨折では、膝の可動域に制限を残すことが多くなります。

骨折により可動域に2分の1以上の制限が残った場合は

後遺障害10級11号が、可動域に4分の3以上の制限が残った場合は

後遺障害12級7号が、可動域に制限のこらない場合でも、

常時疼痛がある場合は後遺障害12級13号、14級9号が認定される

可能性があります。

また、骨折部が変形して癒合した場合も後遺障害を残す場合があります。

先週の土曜日は、仙台での「子どもの高次脳機能障害」に関する講演会に参加してきました。



講師の先生は神奈川県総合リハビリテーションセンター小児科部長・

東京慈恵会医科大学小児科准教授である、栗原まな先生です。


全体的な内容としては、子供が高次脳機能障害を負った場合に、

どのようなプログラムで復学させるまでの治療をしていくか、そのためには、

医師はもちろん、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・臨床心理士・

ソーシャルワーカー・教師・看護師などの専門家がチームを組むことで、

どのように対応していったらいいかがメインのテーマでした。


私たちが最も気になる、後遺障害判定の時期や立証するための検査など

に関してはメインのテーマではありませんでしたが、「基本的には就学前には

後遺障害の判定は行わない、ある一定の時期が来れば回復を望む事が

難し成人の場合と違って、小児の場合は、長い年数をかけてゆっくりと

回復する可能性があるので、判定の時期が難し」などの、興味深いお話も

ありました。


その後、仲間のMC数名と居酒屋で飲んだんですが、撮ろうと思っていた

牛タンの写真を撮るのを忘れてしまいました。

大腿骨骨幹部骨折

人体最大の長管骨である大腿骨のちょうど真ん中あたりで折れるのを

大腿骨骨幹部骨折といいます。

症状としては、激しい痛みがあり、ほとんどの場合立つことも出来ず、

異常な可動性を示します。筋力のある成人では転位することが多いため、

徒手整復して保存療法をとるよりも、髄内釘やプレートを使用した固定術を

行うことが一般的です。


骨癒合は比較的順調に進みますので、大きな障害を残す可能性は低い

ですが、偽関節を起こすことがありますので注意が必要です。


偽関節に関しては、こちらをご覧ください。


http://www.ziko-sodan.com/cat-3/1081.html

骨がきちんとくっつかずに、まるで大腿骨の真ん中に関節が出来たようになることです。 また、癒合するときに変形して癒合してしまうこともあります。


変形癒合に関しては、こちらをご覧ください。


http://www.ziko-sodan.com/cat-3/1179.html


偽関節を残せば、後遺障害8級9号が、変形を残せば後遺障害12級8号が、可能性は低いですが、下肢の短縮を残せば、短縮度合いにより8級5号、

10級8号、13級8号が認定される可能性があります。