比叡山延暦寺・横川(よかわ)☆

守護する方のメッセージをお心へ伝える雨珠です(*^^*) 

 比叡山延暦寺・横川(よかわ)に参りました

横川は本堂にあたる横川中堂を中心とする区域です。
西塔から北へ４キロメートルほどのところにあり、
第３世天台座主慈覚大師円仁によって開かれました。

本堂は、遣唐使船をモデルとした舞台造りの横川中堂です。

他に往生要集著者の源信僧都が隠居していた恵心堂やおみくじ・魔除けの角大師で
有名な元三慈恵大師良源を祀っている四季講堂（元三大師堂）などがあります。

横川中堂

『横川の本堂にあたるのが、この横川中堂です。舞台造りで全体的に見て船が浮かんでいる姿に見えるのが特徴です。
お堂の中央部が２メートル程下がっていて、そこに本尊として慈覚大師作と伝えられる聖観音菩薩が祀られています』

どこもお堂の中は冷え込んでいるのに、手を合わせて拝んでいると

次第に手がポカポカと温まってきます。

奥へ進むと、不動明王様の絵が飾られているのですが

大きさといい、迫力といい、とてもダイナミックで印象深いです。

頭を下げずにはいられませんm(__)m

四季講堂(元三大師堂)

ここに来るまでの道のりは大変スリリングでした

雪の凍った道をツルツルしながら、進んでいきます。

目の前を急いで進むベテランの郵便屋さんも、危うく転びそうに

凍てつく寒さにお手水の水も凍っています

『慈恵大師（良源）（元三大師）の住居跡と伝えられる元三大師堂は、康保4年（967年）、

村上天皇の勅命によって四季に法華経が論議されたことから四季講堂とも呼ばれています。

現代のおみくじの形は、元三慈恵大師良源が考え出したと言われており、

この元三大師堂はおみくじ発祥の地となります。 

ここでは、角大師（つのだいし）のお姿を授与していて、魔除けの護符になっています。』

ちょうど講堂から杖をついたご夫婦が出て来られました。

雪に囲われた道なので、旦那様が雪の上にのぼり道を開けると

丁寧に頭を下げて行かれました。

こんなに足元の悪い時に杖をつきながらもいらっしゃるなんて

凄いなと思いました。

中に入り、お参りさせていただきました。

ここに来させていただくことで、ほっと安心する気持ちでした。

おみくじ発祥の地と言う事で見てみると、

「軽い気持ちで行わないでください」という記載がありました

すると、僧侶の方が声をかけてくださりおみくじについて教えてくださいました。

まずは僧侶の方にご相談の内容をお話する時間があるそうです。

その後、お経をあげていただき結果をいただきます。

その時間は1時間、人生の大きな選択という時にする大切な神事なのだと思います。

「先程のご夫婦に道を開けていただいていましたね。

あのお二人が本日最後に受けられた方なので、今日はもうすることができないのです。

必要な時には予約していらしてくださいね」

足のお悪いご夫婦がこんなに滑りやすい道の中、

頑張って来られていたのはそのためだったのです。

ご相談される方も、ご相談を受ける僧侶の方も

真剣に向き合うご神事ということが分かりました

また、こちらのご祈祷は

毎月に一度あげてくださるご祈祷と

毎日の勤行であげくださるご祈祷の2つがあるとのことでした。

毎日祈り続けてくださるって、凄いことですよね

今回の旅では信仰に対する僧侶の方の神様と信徒さんへの厚いお気持ち、

そして、神様とお寺に捧げる信徒さんの厚いお気持ちに触れる、

寒いけれど胸は熱くなるような気持ちと触れ合わせていただきました

残念ながら今回は時間の都合で西塔には行けませんでした。

また来させていただきたいと思います

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