古市憲寿(ふるいち のりとし)という社会学者のコメンテーターを初めて見たのは、「ワイドナショー」という情報番組だった。言わなくてもいいような事を言って、ゲストやレギュラーなどの出演者からひんしゅくを買い、軽く怒られる。彼は、それが一つの心地よい刺激を受けたかのように、はにかみつつ『ニヤリ』と笑う。
それで言うと、中居正広氏(52)に性暴力を受けたということで、元アナウンサーである渡邊渚(28)に関していじるのは、テレビ番組だけで収束するスタンスからはみ出した、いつもより過激な主張に見える。しかし、X(旧ツイッター)に挙げた全8ページに該当する文章を読むと、本気で今回の件に意見をしているのだと感じる。
古市氏が反応したのは、週刊文春6月12日号に書かれた以下の文章。
『橋下徹さんや古市憲寿さんは私や私の代理人に確認もせず、“加害者”側の発言を一方的に信じている。加害者側から聞いた話を事実だと思い込んで社会に言い触らしています。声が大きいから信じる人も一定数いる。”失恋事案”発言が独り歩きして、いまだ誹謗中傷や脅迫が止みません』
その記事などに関して、7つの疑問を「X子(渡邊渚)」さんの代理人弁護士宛に書面を送ったことを明らかにしている。簡単に以下にまとめると、
1.「“加害者”側の発言を一方的に言じている」、「加害者側から聞いた話を事実だと思い込んで社会に言い触らしています」とあるが、具体的に私のどの発言を指すのか
2.「被害者」だと訴える人の主張を全面的に信じる以外の論評が全て「二次被害」に当たると判断されるならば、正当な言論活動ができなくなりませんか
3.記事は、「親しい知人」の誤解や、『週刊文春』による捏造という可能性もある。「X子」さんが、私の発言に関して記事とは違う認識をお持ちの場合は、その確認をしてください。
4.記事では、「司法関係者」の言葉として、真偽は不明なものの「示談書の内容」が示されている。誰が「示談書の内容」を漏洩したのか
5.X子さんが、中居正弘さんとの示談における解決金として9000万円を受け取ったのは事実か
6.X子さんの代理人が『ENCOUNT』の取材に『事実とは異なるもので看過できない』と答えている。以下の3点全てか具体的に教えてください。「女性との関係性」「メールとのやりとりの内容」「1月9日に中居さんが発表したコメントに関する当時の中居さんの代理人とのやりとり」
7.これから私がもしフジテレビや第三者委員会の問題について発言する際には「X子」さんや貴職への「確認」が必要か
ところでぼくも、古市氏が挙げた7つの疑問のうち『誰が「示談書の内容」を漏洩したのか』と『示談における解決金として9000万円を受け取ったのは事実か』などはぜひ真相を知りたいと思う。
それに加えて、もっともこの事件を一番モヤモヤさせている部分は、中居が渡邊渚に関してどのような行為をおこなったかという肝心な部分が不明な点だ。それが、無数の憶測を発生させているし、今後も続くのであろう。
参照:古市憲寿氏、「X子」めぐる自身の文春報道で代理人宛に書面送付を公表「失恋事案発言ない」
中居氏と被害女性のメールやり取り公表に女性の代理人「事実と異なり、看過できない」
