
安倍晋三元首相の妻・安倍昭恵さんが15日に渡米し、アメリカのトランプ次期大統領らと食事会を行った。石破首相より先に、アメリカの次期大統領と日本の元首相の妻が面会するという異例の状況となった。
● 「晋三に会いたい」とこぼしていた
キヤノングローバル戦略研究所・峯村健司主任研究員によると、今回の会食は、政治的なものは一切関係ない“プライベード”なものだという。
「安倍元首相が暗殺されて以降、トランプ氏がかなり昭恵さんを心配されていたらしく、手紙などのやりとりをしていく中で今回の流れになったというふうに聞いています。トランプ氏自身も、安倍さんが亡くなった後も「晋三に会いたい」ということをよくこぼしていたということから、今回夕食会が設定されたと聞いています。」
トランプ夫妻が昭恵さんを気に入ったのは、以前「マール・アラーゴ」で食事会を開いた際に、お酒に強い彼女の“飲みっぷり”だったという。
「昭恵さんはお酒だけじゃなく、朗らかに活発的にお話をしたのが、メラニアさんとは対照的だと気に入ったと。ただ、周りの取り巻きの人は結構ひやひやしていて、お酒をガンガン飲んでいたのは昭恵さんだけだったらしく…どうなんだろうと思っていたら、意外と良かったねと終わったそうです。」(峯村健司氏)
16日の「羽鳥慎一モーニングショー」で、このニュースを取り上げた際に、信州大特任教授の山口真由氏は「(トランプ夫人の)メラニアさんも参加されるということで、メラニアさんとの関係もあるのかなと。とはいえ、非常に忙しい次期大統領が時間を割いて電話をし続けていたというのは、人間的なつながりがあったというのは大きいのでは」と分析した。
● とんでもない行動を取ったりする大統領
一方、玉川徹氏は「トランプさんって、想定外だったり、想定内でもとんでもない行動を取ったりする大統領で、先が読めない状況なわけですよね。今、非常に微妙な時期だと思うんですよ」と発言。その上で「そういう時期に、誘われたからと言って昭恵さんが行くというのはどうなのかなと」と、昭恵さんの行動を非難した。
その根拠として、玉川氏は「例えば、われわれが選んだ総理大臣、そういう風な代表がトランプさんに会って、それでもし何か不測の事態が起きたとしても、それは選んだわれわれにも責任がある。昭恵さんに関しては、われわれ選んでもいないし、何も国民として託してるわけでもないわけですよね」と主張。
登山家の野口健氏が16日「X」(旧ツイッター)を更新。トランプ次期大統領と会食した安倍昭恵さんの行動に関する玉川徹氏の発言を批判した。
野口氏は「なんたる浅はかな愚かなコメント」とバッサリ。
続けて「そもそも論として民間人同士の交流にガタガタ言われる筋合いはない」と現段階で民間人同士が会うことは問題がないとした上で「仮にトランプ氏が大統領に就任された後でも大統領は友人と食事をするのは問題ないでしょ」と指摘。
さらに「しかも、今はトランプ氏は民間人。法的にも倫理的にも何ら問題はない。そんな事よりもトランプ夫妻と安倍夫妻の絆の深さに心温まる感情を私は抱きました。何某がガタガタ騒ぐ話ではないだろうに」と私見を述べた。
その上で「救いようもない馬鹿者だと。馬鹿がそういうのだから間違いないだろう」と玉川氏を手厳しく批判した。
ぼくが安倍昭恵さんの名前を意識したのは、過去にミスインターナショナルの栄冠を得た吉松育美さんのストーカー事件。吉松さんが立ち上げたサイト『女性に対する暴力やストーカー行為をなくす』の賛同人として名乗りをあげた。このように昭恵さんは、行動が多岐にわたる人。ラジオのディスクジョッキー、居酒屋の経営など、政治家の妻としては異色の活動を展開している。夫の晋三とは正反対の主張を展開することもたびたびあったとの事で、今回のトランプの件だけではなく、なかなか興味深い人物だ。
参照:吉松育美(ミス・インターナショナル)の告発・ストーカー事件
玉川徹氏 トランプ氏と食事会の安倍昭恵さんを非難「選んでも託してもない」
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