もう1ヵ月も前のニュース記事になるのだけど、忘れられない事件なので書いておこうと思った。フランスのアビニョンでの事件。
夫が妻を薬で意識不明にして、インターネットで募った26~74歳の男72人もの男性に性的暴行をさせていた。夫のドミニク被告(71)が逮捕された。犯行は2011年から始まり、ほぼ10年間続いた。少なくとも92回にわたって性的暴行を行っていたという。
発覚したのは2020年で、ドミニク被告がショッピングセンターで女性のスカートを盗撮してつかまった事件が発端だった。
ドミニク被告が強姦の場面を何度もカメラで撮影していたことから、立件にこぎつけた。警察は、ドミニク被告の携帯電話とコンピューターを押収してパソコンの中身を確認して発見した。
事件の内容がひどすぎるので、日本のニュース番組では取り上げなかったのか?ネット記事を読んで初めて知ったニュースだ。
被害者のジゼルさん(72)は長年にわたり奇妙な物忘れなどの健康問題に悩まされ、アルツハイマー病かもしれないと思っていた。2020年11月に捜査官に呼び出され、ドミニク被告が画策し撮影していた約10年にわたる性的虐待の映像を見せられた時には、自らの世界が崩壊したと語った。「私にとってのすべてが崩れ去った。50年間築き上げてきたすべてが」
事件の概要を知った時に、単純に以下の疑問が湧いた。薬で意識不明にしたとしても72人もの男性が、10年間も性暴行をして気づかないものであろうか?夫のその極端な性嗜好に、奥さんはいっしょに生活をしていて危険性を何も感じることはなかったのか?
おなじような疑問が被告の弁護人からもなげかけられているが、これに対しジゼルさんは「セックスとして扱わないでほしい。これらはレイプだ」と反論。夫婦交換(スワッピング)やフリーセックスは一度もしたことがないと強調した。
9月5日の証言を終えた後、家族は代理人弁護士を通じて、名字を公表しても構わないと表明した。ジゼルさんは、悪意を持って薬物を投与して服従させる「ケミカルサブミッション」による性犯罪の危険性に注意を喚起したいと述べた。「私は知らないうちに薬を盛られたすべての女性のために話している」
ジゼルさんはドミニク被告に対しては「少なくとも人生で一度くらいは、自分の行動に責任を持ちなさい」「嫌悪感を覚える」と非難した。さらに「私は人生の10年を失った」として、心の中は「一面の廃虚」のようだと述べた。ジゼルさんは、ドミニク被告との離婚手続きを進めている。
すべての審理が終了し、判決を待つ段階は12月20日が予定とのこと。
