直近の製作中の色鉛筆画

 

ぼくの一日は朝起きて、頭痛の程度をこわごわ確認することから始まる。この頭痛は歯が悪いのが原因だとぼくは思っている。

幼い頃から甘いものが大好きだった。また、小学生の頃に足にやけどをして夏に入院した時に、入院室がクーラーがなく暑かったので、コーラばっかり飲んでいた。これで、決定的に歯が悪くなった。「コーラを塗むと歯が溶ける」と言われているけど、これは本当だ。退院した時には、白い歯が黄色くなっていた。

そんなわけで、50代の頃に下の歯の奥歯から順に4本ほど抜歯した。その後、部分入れ歯をしている。インプラントを勧める歯医者もあったが、あごの骨に金属を埋め込むというイメージが怖すぎてできないし、値段も高い。



その意味で大阪の北野病院などの研究チームが、世界初となる『「歯が生える薬」の開発を進める』という発表はとても明るいニュースに思えた。 すでにマウスやイヌなどに対しては、薬を投与して歯を生やすことに成功しているし、大きな副作用は
確認されていないという。人に薬を投与する治験は9月から始めるとのこと。

その薬の投与で「思いがけないところから歯が生える可能性があるのでは?」という質問に対しては、『人は「第3歯堤」という、乳歯・永久歯に続く「第3の歯のもと」を持っていて、「歯堤」があるところからしか生えません』とのことなので、ひとま
ず安心だ。おでこから歯が生えたなんてことになったら、ホラー映画になってしまう。

2030年をめどに、先天的に永久歯が生えてこない「先天性無歯症」の人向けの薬の実用化を目指し、薬の値段は150万円程度とのこと。さらに歯を失った人の治療にも可能性があるとのことで、この開発への期待は大きい。

参照:永久歯がまた生える!? 世界初「歯生え薬」治験を9月から開始