いつも夜に行動するのだけれど、午前中しか映画「パスト ライブス/再会」がやっていなかったので、ひさびさに明るい日中に外に出る。その時に撮った公園の写真。


セリーヌ・ソン監督のデビュー作「パスト ライブス/再会」は、斉藤博昭氏の「気を失いそうなほど陶酔し、胸をかきむしられた」などの過剰な感想もありつい期待した。


韓国に住む12歳の少年・ヘソンと少女・ノラはお互いに惹かれていたが、ノラは家族の事情でニューヨークへ移住。24年後超しで、再びニューヨークで逢うラブストーリー。

この映画、それほどぼくには響いてこなかった。まず、ヘソンの態度がはっきりしない。Facebookでノラを探している事を書きこんでいるところまではいいけれど、ノラが「ニューヨークへ来て」と、ビデオ通話で言ったのに何らかの行動に移していない。それでいて、ノラが結婚した後に旦那付きでもニューヨークで逢おうとする。

また、ラストの3人での食事の席。ノラと、幼なじみでノラを追ってきたヘソンがお互いを見つめ合い韓国語で想い出を語り会話がはずむ。韓国語が離せない夫は会話を眺めていただけ。恋しい相手がいた場合の、三人での会話でのありがちなパターンとも言える。一人、旦那が可哀そうすぎる。
 

いいなと思ったのは、ノラとヘソンが12歳の頃に記念に遊んだ公園のオブジェ。そのオブジェはぼく好みの作品で、面白いと思った。