精神安定剤にしようと「ジョン・ウィック コンセクエンス」 | トリップちゃんねる

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意味もなく描いた落書きのような抽象的な絵が、何時間もかけた絵より自分の気持ちを語っている場合がある

 

ぼくは64歳で、65歳になったら仕事とはおさらばして年金生活を考えている。あと7か月、働けばようやく仕事から解放される。思えばよく今まで持ったものだ。ぼくの父は55歳で早期退職で教師をやめたので、父より10年間も多く働いたことになる。

ぼくの仕事はマスターの管理の仕事だ。取引先の店の住所とか電話とかのマスターの管理と、新しく取引する場合の関連部署との調節を行っている。所属は情報システムで、一日中パソコンとにらめっこの仕事なので眼と体と精神的にも悪い仕事だ。


「ジョン・ウィック コンセクエンス」 2023年製作 アメリカ 原題:John Wick: Chapter 4

ということで、ストレスも積み重なったので、その解消の為に「ジョン・ウィック コンセクエンス」というアクション映画を観に行った。この映画を観てスカっとした気持になって、残りの会社生活を乗り切る精神安定剤にしようという心積もりだ。

アクションシ―ンの連続で人が次々死んでいく。2時間49分の中で140人が殺される。この映画のまるでゲームのように、人が常に死んでいくのを見せられると、感覚が麻痺して主人公と数名の準主役の他は、人間性がないかのように思えてくる。

ストーリーにもっと力を注いでほしかった。約3時間の殺しアクションのバラエティショーを見ているかのようだ。但し、ラスト20分くらいは、ショートショートをみているかのような意外さがあり、そこだけは物語としても良かった。

印象的だった殺しのシーン。犬を連れている男は、敵の股間をめがけ犬にかみつかせる。「玉を噛め!」という合図で犬は相手の股間めがけて噛みつきにゆき、男は相手が怯んだ隙に撃って殺害する。最後に犬が死んだ相手にオシッコかけて終わるという念入りさ。これはちょっとひどすぎる。

ぼくは、この無意味な連続殺戮の映画では、仕事のストレスは晴れなかった。また別の楽しませてくれる映画という薬を探す必要があると思った。