口から何か言葉ではないものを発しているという図式が好き
いつもテレビの画面やパソコンで、ドラマや映画を観ていると、なんだかわざわざ1200円まで出して映画館で観なくてもいいような気持になってくる。配信のドラマの中には面白そうなドラマや映画がいっぱい詰まっている。それに比べて、最寄りの
映画館で上映していて観たいと思わせる作品は少ない。
最近はそんな事を思ってしばらく映画館に行かなかったが、今日、在宅勤務の後に「グランツーリスモ」という映画を観に行った。ゲームのトッププレイヤーを集めて、プロのレーサにするという実際にあったプロジェクト「GTアカデミー」を舞台にした映画。

ヤン・マーデンボロー氏の実話を基にしたストーリー。映画のモデルとなったヤン・マーデンボロー本人が、スタントドライバーとして本作に参加している。
レースの場面では、自分がまるで大会に出て、いっしょにレーサーと運転で競争しているかのような気分になる。これは迫力ある映画館のスクリーンの大きさがあってこそ体験できる没入感であろう。重い腰を上げて観に来てよかったと思った。
すぐに却下されそうな、ゲーマーをプロのレーサーにするというアイデアを実現までこぎつけたのがすごいと思った。社内でも相当の反発があったのではなかろうか。ただのラッキーな青年の登場という描き方ではなく、レーサーによる事故の悲惨さと
気持の落ち込みも描かれていた。
この映画のレースの場面は、手に汗握るような緊張感があった。彼の父親初は最初は「ゲームばかりしていないで、大学に行け!」と、息子の生活に不満だった。それが時を経て、父親と息子のお互いのわだかまりがなくなり、ひさびさの再会シーンは
感動的だった。また、主人公の彼女役の女性も可愛らしかった。東京でのデートという設定もまた、なかなか珍しい。
