アカデミー賞という世界的に有名な受賞の場において、自分の身内の容姿に関してバカにされるような発言を公にされたら、それは誰でも相当に腹がたつのではないか。
だから、今回のウィル・スミスが、コメディアンのクリス・ロックを殴ってしまった事に関しては、ぼくはしょうがないと思ってしまうのだが、これは色々と考え方の差が出てしまいそうだ。

ウィル・スミスの奥さんのジェイダ・ピンケット・スミスは自己免疫疾患による脱毛症を公表している。現在50歳。スキンヘッドを楽しむ彼女の姿には、女性たちから「自分も髪の毛の悩みを抱えているので勇気をもらった」という声が寄せられている。
そのような奥さんを持つウィル・スミスに、クリス・ロックが奥さんを指して発した言葉は「G・I・ジェーンの続編を楽しみにしている」という発言。スミスさんの妻の短髪をジョークにしたとみられる。
「G・I・ジェーン」は、丸刈りの女性兵士が過酷な訓練に挑む姿を描いた作品。
直後にスミスは客席から舞台に上り、ロックの顔をたたいた。米国での放送はその直後に止まったが、スミスは席に戻った後もロックに向かって「妻の名前を口にするな」と怒鳴った。
クリス・ロックを殴った後のスピーチでは、「愛は人にクレイジーなことをさせる」とコメント。
「(自分が)悪口を言われても、ビジネスのなかで、自分が軽蔑されることに慣れなくては。ニコニコしなくてはならない。自分は、愛情のための船のような存在になりたい。みなさんに謝罪をしなければならない」として、自身のステージ上の振る舞いについて謝罪したという。
ロサンゼルス警察の発表によるとロックは被害届を出すつもりはないとのこと。
以前にもクリス・ロックはアジア人に対する差別的にも取れるような発言で問題になっていたという。そのようなコメディアンを、今回もまた呼んでいること自体にも問題があるように思う。
せっかくのアカデミー賞が、どの作品を取ったかのニュースよりもウィル・スミスの怒りのビンタのニュースで占められてしまっているのは残念なことだけど、やはりインパクトが大きいだけにしょうがないことかな。
参照:ウィル・スミスさん妻を侮辱され平手打ち 主演男優賞スピーチで弁明
