「トリチウム」という聞きなれない名称が、連休中に帰省した家族の会話の中で出現。
原発の処理水の中に含まれる物質で、これを福島原発から海に流すことに関して、批判的に言われている。その事に関連しているのが、話しの中でおおよそわかった。
しかし、「トリチウム」。
聞きなれない名称は、頭で変換してイメージすると忘れないので「鳥、血、産む」という言葉に変換して頭に植え付けた。(本当に個人的な変換作業だけど・・・・)
『「トリチウム」は安全といわれているけれど、これを海に流すことに関してどう思う?薄めれば、人体には影響ないらしいよ』
と、会話で振られた。前提知識もないままに、答えざる得ない。
「何も問題がないのだったら、話題にもあがらないわけだし、実は安全ではないのでは?」
と、答えたことがしばらく頭の隅に引っかかっていた。
「トリチウム」は「水そのもの」を構成する水素として、汚染水あるいは処理水の中に存在して、「水」そのものだから水から化学的に分離することができない。あなたの体の中にも、私の体の中にも、「トリチウム」は「何億個」と含まれてる。結論は簡単で、十分薄めて放出すれば保険物理的には問題ないし、濃度が高いままだと問題がある。これ以外にはありません。
と、伊東乾(いとう けん)氏はJBpressというサイトの記事で書いている。
トリチウムが、注目されてきたのは、4月13日。
福島第一原発で増え続けるトリチウムなどの放射性物質を含む処理水について政府は、国の基準を下回る濃度に薄めて海に放出する方針を決めた。
その決定に中国と韓国が噛みついてきた。
福島第一原発の「トリチウムを含む処理水」の海洋放出に、中国外務省は「極めて無責任」、韓国政府は「断固反対する」などと非難する。
こうした批判について、「非常に悪質なもの」とするのは、原子炉工学が専門の奈良林直・東京工業大学特任教授。
中国や韓国が稼働させる原発も、トリチウム水を排出しているのだという。
「日本の原発が軽水炉であるのに対し、韓国の一部の原発はトリチウムの排出が多い重水炉です。日本海に面する韓国の月城原発は4基の重水炉を稼働させ、福島第一原発に貯留される量の何倍ものトリチウムを海に流してきました」
福島第一原発に貯蓄されるトリチウムは約860兆ベクレル。それを年間22兆ベクレル以下の量で放出していく計画。
韓国の原発が2018年、海水や大気に年間約360兆ベクレルのトリチウムを排出したと説明する。福島第一原発の22兆の計画と比較すると、その16倍にあたる。
また、中国の大亜湾原発は、2002年に約42兆ベクレルを排出した。これも福島第一原発の計画の2倍にあたる。
「韓国政府の設置した専門家を交えた部会の報告書でも、海洋放出による影響はないとしているのに、文在寅大統領は不安を煽ろうとしている。月城原発では誤って放射性物質が漏れた問題も報じられた。文政権は福島原発の放出を国際海洋法裁判所に提訴すると言っていますが、提訴したら逆に“あなたの国はちゃんとやっていますか?”と言われて恥をかくだけでしょう」 (奈良林直教授)
ところで、復興庁は安全性などを分かりやすく発信するため、トリチウムをキャラクターのように描いた動画などを公開したが、「ゆるキャラでごまかさないでほしい」などといった意見が寄せられたため、デザインを修正した。
この意見は30件、寄せられた時点で修正することに決めたようだが、変更する必要があったのかは、疑問。
復興庁が作成した動画について「トリチウムが“ゆるキャラ”のように登場している。トリチウムは親しむべき存在ではない」と議員が指摘した。
これに対し、復興庁の幹部は「いわゆる“ゆるキャラ”ということではなく、科学的根拠に基づく正しい情報を分かりやすく解説するためのイラストの一部と考えている。トリチウムの性質を理解してもらいやすいよう、イラストで表現したものだ」と述べた。
以下に、変更前と変更後の資料を載せてみます。



ゆるきゃらで、よかったのでは?と、思える。
無味乾燥に思える聞きなれない用語は、ゆるきゃらによってまずは頭に受け入れるものにサポートしてくれる、ゆるきゃらは、味方に思えるのだが、議員にはそのように考えられないということなのだろう。
ぼくにとって一つ良かったことはこの変更するニュースを受けて復興庁でどのような資料を掲載しているのか、そしてトリチウムをめぐる世間の動向に興味を持たされたことだ。
参照:史上最低のゆるキャラ、復興庁の「トリチウム」
トリチウム“キャラクター動画”修正へ ネットで批判相次ぐ
福島に猛クレームの中韓の原発 ケタ違いのトリチウムを垂れ流していた
ALPS処理水について知ってほしい3つのこと(復興庁)
