人種差別反対運動・創始者の豪邸購入に「?」の声 | トリップちゃんねる

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人種差別反対運動の共同創始者であるパトリッセ・カラーズ(37)は、TIME誌「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。その彼女が、約1億5千万円の豪邸を購入していたことが、今年3月に明るみになったという。

『人種差別反対運動』と、『豪邸』とはなかなか結びつかない言葉だ。

何の人種差別反対運動かというと、黒人に対する暴力や人種差別の撤廃を訴える国際的な運動で、ブラック・ライブズ・マター( Black Lives Matter、略称:BLM)という。

特に白人警官による無抵抗な黒人への暴力や殺害、人種による犯罪者に対する不平等な取り扱いへの不満を訴えている。

この運動がスタートしたきっかけは、2012年に「自警団員」を自称する白人のジョージ・ジマーマンが黒人の高校生トレイヴォン・マーティン(17)を射殺した事件だ。

ジマーマンは、少年が「怪しく見える」というだけで追跡し、武器を持っていない相手を射殺した。それなのに、2013年の判決でジマーマンは無罪になり、抗議の声が全米に広まった。SNSでは#BlackLivesMatterというハッシュタグで賛同者を集め、路上でも抗議デモが起こった。

話をパトリッセ・カラーズに戻すが、彼女の豪邸がある場所は、居住者の大多数が白人であるロサンゼルスの高級地区。

2016年に、カラーズはカナダのトロントのBLM共同創始者の女性と結婚している。同時に、彼女が配偶者とともに複数の不動産を購入しており、総額320万ドル(約3億4000万円)にもなるので、お金の出どころに疑惑が生じている。

疑惑とは、BLM関連団体へ寄せられた資金が、彼女の懐に流れているのではないかというものだ。

彼女はこのように主張している。「何よりまず、私は大学教授です。加えて、テレビ・プロデューサーでもあります。それに、本も2冊出版していますし、ユーチューブ番組からの収益もあります」

BLMへの2020年の寄付金などの資金調達は、約9000万ドル。日本円に直すと約97億4千万。カラーズは、そのうち「2170万ドルを、全米各地に30箇所以上にあるBLM組織に助成金として提供し、6000万ドル以上の残高を残した」と、語っている。

なんせ金額が大きい。彼女はこの非営利団体からは一切の報酬を得ていないと主張しているが、彼女はBLM関係の営利団体も設立しており、別の営利団体にも関与している。

それらの営利団体に関しては「役員への報酬や支出などの開示義務がない」こと、また、彼女が非営利団体との両方に関わっているため、お金の出どころについては、「追跡が難しい」と、「ニューヨーク・ポスト」は書く。

何やらきなくさい匂いがしないでもない。今後、パトリッセ・カラーズの記事に注目していきたい。

参照:ブラック・ライブズ・マター運動の共同創始者の豪邸購入に「お金の出どころは?」の声
   黒人以外の命は大切ではない?略奪を肯定している?BLM批判者の4つの反論に答える