朝、何か冷たいタオルのようなもので顔を拭かれた
ような気がして、目覚めた。
今日は休日。
ぼくのアパートに17歳くらいの女子の生首が浮いて
いて、タオルと思ったのは、彼女の舌だった。
その生首はぼくに自慢する。
「あなたの目覚まし時計のかわりになってあげるわ。
9時にセットしているでしょ。その5分前に顔を
舐めておこしてあげる」
「え?頼んでないけど」寝ぼけまなこの状態で
生首に抗議すると、彼女は怒ったのか口を閉ざしてしまった。
ぼくは彼女の髪の毛の乱れがちょっときになり、ブラシで
とかしてあげる。
「ありがと・・・・・・」
お礼が返ってきたのはおどろきだった。
「ぼくは散歩に行ってくるから。」
生首は「行ってらっしゃい」と答える。