いよいよ手術当日。午前中に旦那と両親が来院。
不思議と不安や恐怖はない。かと言ってワクワク感もない。手術は午後イチ。今日のオペは私だけだと言われて少し心細かった…。
眠れない中、ネットで色々見ていたら、O院長のは某アイドルグループのわりと人気なメンバーのお父さんだと判明
実は以前その家の近所に住んでいたことがあって、「あの豪邸どんな人がすんでるんだろー?」ってよく旦那と話してたから、超スッキリ!
そんな感じで和やかに?手術の時間に。
度重なる採卵経験のおかげか、手術室に入るのにも慣れちゃって、付き添いの家族に何か告げるわけでも、後ろを振り返るわけでもなく、スタスタと1人で手術室へ。
ここの病院はオペ服ないから、全裸で手術台に上るんだけど、病院着を脱ぎながら採卵とは違うことに気づいて、無事に生きて帰れるだろうか…と一瞬不安が…
思わず「後ろ振り返ることもせずに手術室入っちゃいました…」と看護師さんに伝えたら、手術台に寝かされた後、「ご主人とお父さん、廊下で固まってますから、振り返らないほうが良かったですよ」と言われて笑った。
そうこうしているうちに準備完了。
何人か医師がいるけど、執刀医は指名できないから、院長が執刀だとこの時に初めて知る(ホッとしたけど、なんだかアイドルパパっていう見方に変化しちゃったよ)。
いよいよ手術開始。
まずは硬膜外麻酔。これは無痛分娩でも通る道。
身体を海老のように丸めて動かず耐える。
痛みは、無麻酔でやる採卵に似ていて、思わず小さく「痛っ」と声が出たけど、全然耐えられる。ただ、左半身だけにしか薬が効いてる感じがしなくて焦り…
麻酔が効いてるかの不安と手を固定され、胸の上に布とかがかけられたことで、私の緊張がピークになったらしく、心拍数と血圧が急上昇。警報音が鳴り響く。(血圧200前後だったっぽい)
その音に一瞬院長の動きが止まったけど、ゆっくり深呼吸したら警報音は鳴り止んだので再開。
麻酔はしっかり効いたらしく痛みは皆無。
実は昨年受けた腹腔鏡手術(全身麻酔)で何が一番トラウマだったかと言えば、酸素マスクで…マスクがうまく装着されてなくて術後呼吸が本当に辛かった。今回はそれを看護師さんに伝えていたので手術中もマスクの位置を何度も確認してくれて、落ち着いて呼吸できた。感謝。
それでも緊張なのか、麻酔なのか、上半身の震えがとまらない。寒い時みたいに歯がカチカチいう…
思考は相変わらず冷静で、脳内で歌とか口ずさんでみる。せっかくだし、これまでの辛かった不妊治療の過程を振り返ってみようと思って思い出す。
近くにある同系列の婦人科クリニックで妊活をスタートしたこと、いつかここの産院で産むんだと心に決めたこと、OHSSで辛かったこと、良好胚でもかすりもせず辛かったこと、謎の流産?もしたこと、卵管切除のこと、誕生日に陽性をもらえたこと、世話になった温水のこと、協力的だった会社のこと…
そうこうしてるうちに
頭が出てきましたよー!
と、看護師さん?助産師さん?の声が。
あぁ、あのイビツだった胚盤胞が今、人としてこの世に産まれるんだ!
と、思ったら、まだ産まれてないのに大泣き
あんまり人前で泣かないタイプだけど、目はガーゼで覆われてるし、酸素マスクついてるしでこの時一番泣いた。
その後、何かが取り出された感じが分かった次の瞬間…
オギャー!


第一声を聞いた母(私)の感想は…
うわ、ダミ声だ…です。
こんな感想ですまん、娘よ
取り出された時に「やっぱり小さい」って院長の声。どんなに小さいの!?って不安になったけど、その後助産師さんから時間と体重を告げられて2000gをギリギリ超えてたことに安堵。
そして必死に時間と体重を記憶しようとしてた。
冷静に考えたらこの場で記憶しなくても後でいくらでも教えてもらえたよね。やっぱり興奮気味だったんだと思う。
そして顔の横に連れてきてくれてついに対面~!
看護師さんがメガネをかけさせてくれたけど、ズレてて片目でしか見えないw
赤ちゃんがすごい握力で私の指を握ってくれて、こんなに小さくても力強いんだって再び涙。
そこからは全身麻酔に切り替えて縫合やらの処置をされるんだけど、
泣いたら鼻が詰まる→麻酔→息苦しい→ヤダ!
という過去のトラウマが再び脳裏によぎり、麻酔が効く前に必死で涙と鼻水を止める

手術室での記憶はここまで。
目が覚めたらリカバリールームにいました。
レポ③に続く