スラバヤラーメン戦争勃発? 新たな豚骨ラーメン店 ラーメン希 | 鮫鰐通信

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バリで5年暮らした後スラバヤ駐在の旦那サマと結婚。スラバヤ生活5年半を経て、2016年4月末に本帰国しました。
       島が変われば品変わる。フリーライター系駐在員新妻のスラバヤあれこれ、時々猫とバリ。

先日記事にしたVitto Benetoに行った時、その店の並びになにやら新しくオープンしたらしいレストランがあるのに気づいたんです。
様子をうかがってみると、どうやらその前日にソフトオープンしたばかりのよう。お店の周りには開店祝いのボードがずらりと並んで、駐車場は車でぎっしり。
やたらと赤い外観に掲げられていた看板は、ななんと「ラーメン希」…。

その時は「あちゃー、たぶん華僑オーナーがやってる、残念なタイプのラーメン屋だー」と、旦那さんと「怪しい」「怪しいね」「だって豚骨ラーメンって書いてあるすぐ下に「豚と鶏選べるって書いてあるもんね」「意味が分からないよね」
と言い合っていたのですが…。

後日、「行って来た」という方の話を聞く機会があったのです目
わぁお、チャレンジング~…と思っていたら、「日本人スタッフが4人ほどいた」「神戸に40店舗くらいあるラーメン屋が噛んでるらしい」との情報が。
ええっ、じゃあ日本のラーメン屋さんじゃん!


というわけで、昨日行ってきました。
$鮫鰐通信-ラーメン希外観

赤い!赤いですねぇ。
ここ、昔はAh Yat Abaron(今はパラゴンに入ってる高級中華レストラン)があった所なんだそうです。

$鮫鰐通信-内観

店内はこんな感じ。広いなあ、という印象です。

店の真ん中にはオープンキッチン風の厨房があって、これをぐるっと取り囲むようにカウンター席が設けられています。一人とか少人数でも入りやすいですね音譜
$鮫鰐通信-厨房


私たちもカウンター席に座りました。
すぐさまメニューが運ばれてきます。
$鮫鰐通信-メニュー

メニュー。
一幸舎がラーメン以外にもカレーやらなんやら置いているのに対して、ここはラーメンとサイドメニューだけ、という潔さ。

とりあえずオリジナル豚骨と、味噌ラーメン、餃子をオーダー。
ラーメンはやはりそれぞれ「豚or鶏」と聞かれました。豚骨ラーメンって言ってるのに鶏チョイスがあるってどういうことなんだろう…?もしかしてチャーシューが豚か鶏かってことなのか???
とりあえず両方豚にしてみました。味噌ラーメン×豚…はてなマーク

注文を繰り返された最後に、「麺の茹で加減はどうしますか?」と聞かれました。「堅め?普通?やわらかく?」ええっ、すごい、そんなところまでコントロールできるんだ!!
とりあえず「ふつう」で、と言って、待つ事しばし。


$鮫鰐通信-とんこつ

オリジナル豚骨ラーメン(Rp.49,000)


$鮫鰐通信-みそ

みそラーメン(Rp.55,000)

$鮫鰐通信-餃子

餃子(Rp.22,000)

なんか、すごく、まともだーーー!
というのが第一印象。豚骨は割とさらっとしています。昨今流行りのどろどろ系濃厚豚骨とは違った印象。ばんからじゃなくて山頭火寄りな感じです。

みそラーメンのスープを一口飲んだら、最初はすーっと豚骨風味なんですが、あとからしっかりコクがきて「こっちの方が豚骨っぽい!あ、でもみそだ」という感じ。
両方食べてみて気づいたんですが、私はどうも豚骨ラーメンにしっかりしたコクを求めているみたいです。

チャーシューほろほろ音譜
卵はすごく味が濃くて、おいしかったです。

今いる日本人スタッフさん達は、店が軌道に乗ったら帰ってしまわれるのでしょうか…。この味、キープし続けてほしいです。

テーブルの上に置いてあって気になっていたこれ。
$鮫鰐通信-ソルティガーリック

すりおろしにんにくに、塩とごま油、ってとこでしょうか。
これをラーメンに入れるとまた違った風味が現れて、おいしかったです。
餃子にもよし、唐揚げにも良し。これは家でも真似できそう。


食べながら厨房を観察していたら、なにやら真っ赤な味噌的なものを入れたスープに、唐辛子の粉をどっさり振りかけたラーメンを作っている…。旦那さんと「うわーー!!赤い!赤いよ!」「かけ過ぎやってーー」「すごいよ、あれ唐辛子パウダーだよ…うわ、今どばって出た!ええっ、2周すんの!?」とわーわー騒ぎながら見てしまいました。
店員さんに聞くと、「Red Spicy Ramenよ」とのこと。メニューの写真を見ると、見事に真っ赤っかです。「辛いんでしょ?」と聞くと、「Sedang(適度に)」という答え。ちなみに辛さを増すこともできるそうですメラメラ
辛いのが得意な方は是非トライしてみて頂きたい…。
初期のパラダイス・ダイナスティの担々麺とどっちが辛いかなあ。
これもsedangで充分辛そうだけど…でもあの辛みそみたいのおいしそうだった…。次回はチャレンジしてみたいと思います。


スラバヤにも日本のラーメンの選択肢が増えて嬉しいですねぇ。
そのうちジャカルタみたいにラーメン激戦区みたいのができたりするんでしょうか。

場所はJl.Tahmrin。4月一杯はオープニングプロモで20%オフだそうです音譜

〈2014年4月追記〉
現在は日本人は手を引き、現地オーナーの経営となっているようです。