児童書ですが、新潮文庫になっています。
主人公の少女がぬいぐるみや周囲の人を擬人化した動物としてお話を書いていて、それも挿話されています。だから余計に児童書らしく感じます。

少しジブリの「耳をすませば」に似ています。お話を書く少女、少女と同じような本を読んだことのあるわりに(偏見?)格好良い少年、ひげのおじさん店主のいるお店。
中学生の少女が下宿している期間の話ですが、下宿先の女性たちが素敵です。毎日を丁寧に生きようと思わせてくれます。

初めて読んだのは中学生ころだったかな??ハードカバーの表紙もいいけれど、購入した文庫版の表紙もかわいいです。
今ではあまり読まないけれど、大切な本です。
なんか、江國香織の描く夫婦や結婚生活って、ファンタジーだと思う。現実的じゃないかんじ。
不倫やら浮気やら、ある意味現実的なんだけど(といっても、私は浮気も不倫もお互いに全くない夫婦もいることを信じてます)、言動がふわふわしてるというか…。

料理してもらった物を食べるのって、普段意識はしていないけれど、信頼して命を預けると言っても過言ではないのかもしれない、と思いました。槇村さとるの「おいしい関係」や美内すずえの「ガラスの仮面」でもでてきたように、調味料をがんがん使って濃い味に慣らして食べさせ続けると内臓は疲弊するし料理に毒を入れることもできるし。…なんてことを考えたのは、本書は冒頭でじゃがいもの芽の毒・ソラニンで殺すにはどれくらいの量が必要なのかを考えるシーンから始まるからです。ミステリーではないので、もちろん空想止まりですが。

やっぱり江國香織はエッセイの方が好きです。
録画していたポニョ、ようやく観れました!
かわいいけれど油断ならないポニョ、本当にかわいかったです。小さい子ってこうだよね、といったかんじ。お気に入りのバケツをひじにさげて、手間取りながら水筒のふたを開けたり。お気に入りのランプを頭に乗せて走り回ったり。魚版ポニョが水を吹くシーンは微笑ましく、人間版ポニョが波の上を駆けるシーンは楽しそうで笑いました。
子供向けだからとあまり興味がわかなかったのですが、観てよかったです。
特に、そうすけ君の母、リサが好きでした。平然と不思議を受け入れるし、そうすけ君を愛していているのが伝わってくるし、船乗りの夫が帰れなくなって伝えてきた「愛してるよ」という言葉にバカバカバカ、と返して拗ねるのはかわいいし!

手書きのアニメということで、なんとなくぱんだこぱんだを思い出しました。
時代錯誤感のある兵法少女と日舞の代わり?!に剣道を始めたのんびり少女が切磋琢磨していく話。

少女のスポーツ小説って案外珍しいですよね。少年のものとは違った魅力があるような気がしました。女の子同士だけどべたべたしてなくて、よきライバルで最後に一番お互いのことを理解し合う、いい関係。微妙に少年同士の友情のようにも思えるのは作者が男性だからかもしれません。ちょっと理想が入っているというか(笑)でも、元少女の私から見ても共感できました!異性のキャラクターをリアルに描けるのって、作家さんの凄い所だと思います。

続編を早く読みたくてしかたありません。文庫化されるのは来年か再来年か…。待ちきれずに図書館で借りてしまうかもしれません。
小説ではなくエッセイですが。
タイトルが気になって買ったのですが、おいしそうというよりおもしろい本でした。
例えばもてなし秘伝という題でせいろの活用術が書かれていますが、これはデパ地下でシュウマイやギョヴザなどを買ってきてせいろで蒸して、せいろごとテーブルに出すというもの。それが思わずにやっとしてしまうような文章で書かれているのです。他にも、炊き込みご飯の塩加減の秘密をもったいぶって仰々しく明かしそれがまた笑っちゃうものだったり!
外国で購入したお皿などの食器なども紹介され、ワンテーマごとにカラー写真も載っているので満足感があります。