【高級鮨店でのたしなみ】 | 幸せ人生再構築の専門家

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それなり高級店では、それなりの知識やたしなみも試されています。 
 
 
釣りをやっている方や魚に詳しい方はご存知のように、ブリやスズキは出世魚で、成長と共に名前が変わります。 
 
 
ブリは関東では、ワカシ→イナダ(関西ではハマチ)→ワラサ→ブリとなります。 
 
 
近年では養殖ものをハマチと呼んでいます。
 
 
つまり、大きさや脂の乗りは別ですが、ハマチもブリも同じ魚ということです。   
 
 
カニ味噌はカニの脳味噌ではなく中腸腺という臓器です。
 
 
海藻は海中に生える藻類で、ワカメ、昆布などを指します。 
  
 
一方で、海草は海岸近くの比較的浅いところに生息する草の総称です。 
 
 
つまり、「海草サラダ」は無いのです。
 
 
「あがり!」は、お客が来ると「お上がりなすって」と言って、お茶を出す習慣があった事に由来しています。 
 
 
なので、お客がお店の人に「あがり頂戴」と言うのは、主客転倒になります。  
 
 
よって、変に通ぶらずに「お茶下さい」がスマートな言い方になります。 
 
 
お会計時の「おあいそ」もこのような意味です。  
 
 
おあいそは本来、お店側が「お愛想無くて申し訳ありません」などと断りを言いながら、お客に勘定書を示していた言葉です。 
 
 
語源そのままであれば、会計時にお客が「おあいそ」と言うと、「こんなお店には愛想が尽きたから清算してくれ」という意味になります。 
 
 
よって、素直に「お会計お願いします」がスマートな言い方になります。 
 
 
知ったかぶりや、必要以上の知識をひけらかすことは、嫌われる原因となりかねませんが、プロ意識の高い板前さんから、作り甲斐のあるお客と思われたら一人前です。
 
 
どのような立ち振る舞いで、どのような会話で、どの様な魚で、どのような包丁さばきで、どのような器で、どのようなサプライズを見せてくれるのか。 
 
 
一貫の値段の中には、こうした全てのパフォーマンスと、魚の最もおいしい食べ方を教えて貰える権利も含まれているのです。  
  
 
単純に食べるだけでは、高級店に行く価値の半分も享受されていません。 
 
 
 
次回は、そのような視点で楽しまれてはいかがでしょうか。
 
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