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かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

先日珍しく夫とペアで運転しました。

最近は、わたしは別のオトコと一緒のことが圧倒的に多かったんですよね。理由は、夫と二人だと、ついレジャー的な要素を入れてしまい、過酷なナイトドライブの代わりに1日早く出て、途中にある素敵なリゾートホテルで一泊して美食を楽しむとか、そういった無駄遣いをしてしまいがちなことと、こっちの方が大きな理由ですが、誰かが事務所に居ないとかなり困ったことになるからです。次女はまだ色々な判断を自分では出来ないので。

ところが今回は、運転手のやりくりが出来ずに、わたしが交代運転手として、イタリアから戻ってくる夫のバスにカールスルーエから乗り込みまして、運転を交代しました。

カールスルーエまでは汽車で移動です。遅延で有名なドイツ国鉄ですから、時間の余裕を見て移動したんですが、ちょうどいい到着時間の列車がローカル線を乗り継ぐタイプだったんです。

途中のStuttgartまでのローカル列車に乗り込んできたのは、サッカーファン。その日はどうもStuttgartで大事な試合があるらしく、車内は赤と白のStuttgartのサッカーチームVfB  Stuttgartのファンで満杯です。彼らの多くは、酒を持参で車内ですでに盛り上がっており、歌を歌うやつあり、騒ぐやつありでまるで宴会列車です。

若い女の子のグループもワインを一本回し飲みしてたりして、ほんと、うるさい。

で、彼らが降車した Stuttgartの駅の様子はこれです。


車内にも多くの空き瓶が放置されて、床にゴロゴロ転がっていましたが、ホームにも放置されています。これは全てデポジットの瓶なので必ずしも「ゴミの放置」ではなく、言い換えれば「小銭の放置」と考えることもできますが、でもちょっとびっくりするほどの量でした。

スタジアムには通常は飲み物は持ち込めないと思うので、ビールケースを抱えているグループもいくつか見たけれど、観戦前に飲んじゃって、今度は空瓶をケースごとどこかに放置するんだろうなあ。


我らには、依頼を断るグループがいくつかあります。カーニバルのグループとサッカーファングループはやらないんですが、理由はこれです。

駅の人もよくわかっているのか、彼らが去った後、すぐさま清掃の人がやってきていましたが、本当にお行儀が悪い。

まあいくらかマシなのは、彼らは酒を飲む時におつまみは必要ないので、食べ物のゴミは少ないんですが、酔っ払っているので酒をあちこちにこぼし、それの掃除が大変なんです。匂いがね、取れないんですよ。


どうなんだろ?日本だったら、ナントカフェスティバルとかサッカー競技、野球競技の際、こんな風景は見られないと信じますけどね。だいたい日本にはゴミ箱が無いのに、ゴミが散らばって無い。まあ、ゴミ箱の少なさは、あれはあれで異常ですけど。いくらなんでも駅にはゴミ箱あるのかなあ?


この写真の空き瓶はほとんどデポジット制なので、お店に持って行けば、瓶代が返金されます。

ビール瓶は15セント、ペットボトルは25セント。

こまめに集めればちょっとしたおカネになりますよ。それだから街中などで、空き瓶を集めている人に出くわすし、公共のゴミ箱でもわざわざ瓶を置くための台を設けているものもある。


この時は、ホームのあちこちに空き瓶の塊がありましたので(ある程度まとめて置いてあるのは褒めるべきポイントだろうか?)、ちょっとまとまった金額になったでしょう。これはお掃除の人の役得になるのかなあ?


以前どこかのサッカー場で、日本人の観客が試合後に観客席のお掃除をして世界から絶賛されましたけど、このような放置が当たり前に行われているこっちからしてみれば、驚きの行為ということはわかりますね。あれが日本人サポーターの不文律の義務にならなきゃ良いけど。自発的な行為だったから美しいわけで。


さて、夫と運転を交代して、コブレンツ、ボン、ケルンとお客さんを降ろして、帰途に着きましたが、コブレンツからケルンまではライン川のほとりを走りました。真夜中で大雨ではあったけど、本当に美しい風景で、これが天気のいいお昼間だったら息をのむほどだったに違いない。

ドイツのことはよく知っているつもりですが、まだまだ未知の美しい場所はいっぱいある。


さんぼ

一瞬も気が抜けない仕事ですね。

今日の日記は個人的な覚え書きで、大型車マニアにしか興味ないであろう内容です。それに長い。


最近、2人体制の1000kmを越えるロングトランスファーを続けて担当して、わたしは長距離の運転は苦にならないことを確認しました。

ただし、注意力はだんだんと低下することも自覚。そして少しばかり-20分でも-の休憩で、かなりコンディションが向上することもわかった。まだまだいける、と思っても、早めにペア運転手と交代した方が良いなと思った。3時間で交代ぐらいが一番良いかも。


また、わたしは注意力がまだまだ足りないことを指摘されました。続けて同じ運転手とペアで運転して、彼はわたしの運転スタイルを分析してアドバイスしてくれたけど、長距離高速運転は安定していて全く問題なし。だけど、街中に入った場合、右左の空間認識はできているが、高さに全く注意を払っていないことが大問題とのこと。せり出した岩、家の軒、街路樹、交通標識など道路の脇にはいろいろなものが立っていますが、普通のバスならまだマシだけど、ダブルデッカーの場合は車高が4mなのに、わたしは全く注意せずに突進するのがとても危険とのこと。わたしは全く気が付かなかったけど、スイスでもスペインでも彼の心臓を締め付けるような思いをさせたそうです。言われてみれば、当該場所はわたしも思い出せる。つまりちょっとはわたしも障害物を気にしていたと思いますが、その注意が運転に全く反映されていないのは問題とのこと。

例えば休憩の時にドライブインに入る時など木がいっぱい植えてありますが、いつだって「ほら、まただ!きみは木の枝に全く注意を払っていない。」としょっちゅう怒られてました。

ただ狭い場所の右折左折、通り抜けは上出来だそうで、これはきっと黒い森やシュバービッシュ山脈での路線で、さまざまなパターンの悪路を走り抜いたおかげでしょう。


また、ちょっとややこしい道路標識が見えたら、それを読むのに気を取られ、速度がガクンと落ちるのはいくらなんでもやり過ぎ、とのこと。


標識と言えば、大型車を運転する場合、標識はものすごく重要で、普通車だったらさほど気にせずに流しますが、大型車で重要標識を見逃したら大変なことになる場合があるので、立っている標識全てに注意を払います。特にダブルデッカーなんて高さ標識を見逃したら、トンネルにつっかえるとか高架線の下をくぐれないとか、もう想像するだけで身震いするほどの悪夢に見舞われるでしょうね。

まあ追い越し禁止ぐらいならせいぜい罰金ですから、マシですが。あ、でもわたしは2年ほど前に追い越し禁止標識を見逃し、狭い車線に迷い込み、どうか最後までこの幅で道路が続きますように、と万の神に祈りながらコンクリートの柵に囲まれた細い工事中の道を走ったことがありますから、やっぱり追い越し禁止標識も大事だな。


2-3時間高速道路をずーっとオートクルーズで走っていて、アクセルも使わずに座っているだけでも、一瞬たりとも気は抜けないな、と思う。

このオートクルーズも最初はすごく怖かった。普通車だってほとんど使わなかった機能ですが、バスの場合は、そのパワーに恐れをなして、使いこなすことは無いだろうと思っていましたが、人は慣れるものですね。バスでオートクルーズを多用するのは燃料の節約と、時間通りに目的地に到着するためです。乗り心地の快適さのためでもあります。


あと、高速道路で順調に車が流れているときはブレーキもほとんど使って無いです。高速道路とは言えカーブや坂がかなり多い道はあります。イタリアのパルマからラシュペツィアのあたりや、スイスのレマン湖のほとり、エクサンプロバンスのあたりとか。そんなときわたしはいちいちブレーキを足で踏んで減速していましたが、ペア運転手にしつこくドヤされ、やっと手で操作する補助ブレーキのみで走行する癖がつきました。まあ前から当然使ってはいたけど、ペア運転手が満足するほどは使ってなかったんですね。

リターダーという補助ブレーキを使う理由は、ブレーキの保護のためと 快適な乗り心地のためです。

だから夜間などアウトバーンががらがらに空いている時など、長時間ブレーキもアクセルも触らなくても走れる。


できるようになった事がもう一つあるとすれば それは車内で眠る事が出来るようになった。


わたしは飛行機と船以外の乗り物で寝た事がなかったんです。バスでも自家用車でも列車の中でも眠れない。よく通勤列車で寝てる人いるけど、よくあんなところで眠れるなあ、と思っていた。自家用車でも寝た事ないと思います。どんなに長距離でも。

運転手として勤務するようになっても、同僚運転手が走っている時、寝なくてはいけないのに、長い事眠れなかった。だけどここ最近は、交代するや否やシートに快適に寛ぎ、かなり深く眠っているようです。やはり眠れると体調も違いますね。多分かなり神経も消耗しているんだと思う。


過去を振り返っても仕方ないけど、あとせめて10年早く走り始めてたら良かったな。運転をもっともっと極めたいし、上手になりたい。できれば長距離をもっとやりたい。だけど同時に体力的な限界も近いことも感じる。せいぜいあと5年、いや3年ぐらいかな、とも思うし。事務仕事をすっぱり辞めて、運転手だけやれたら良いけど、日本関係はわたしでないと出来ないし、次女もまだまだ修行中だし。


無いものねだりはやめて、前向きに考えると、老年になっても何かを学べるのは幸せだなと思うし、飽きるヒマが無いのも幸せと言えるかもしれない。


しばらくは書類と向き合う日々です。


イタリアでピザを食べた事がないと夫に話したら、送ってきた写真。彼は今トスカーナにいます。

下はライン川河畔の街で泊まったホテルのレストランのご飯。ここは昔はドイツ料理を出していたけど、コロナ後オーナーが変わってタイ料理屋になりました。ドイツ料理を食べたかったけど、外に行くのも面倒で、お豆腐入りの野菜炒めを食べました。美味しかったですよ。


さんぼ

里帰りに続き、なんだか運転ばっかりしていたところ、事務仕事がかつてないほど溜まっていることに気がつきました。

いや、気はついていたんですよ。向き合うのを避けていただけ。

働いても、請求書を書かねばおカネは入ってきません。そしてヨーロッパのバスは国境を跨いで走り回るので、請求書を書くのも一筋縄では行かないのです。

各国ごとに走行距離を割り出して、計算します。

例えば、全走行距離が1000kmだったとして、ドイツ500km、スイス250km、オーストリア250km走行したとしたら、ドイツ50%、スイス25%、オーストリア25%として、各国の走行でどれだけ収入を得たか明らかにせねばなりません。

付記すれば、各国を走らせていただいたおかげで得た収入に対する各国税務署への税金の申告も大事な事務処理の一つです。


そして、キロメートル数を書く用紙をメインドライバーは持って行くのですが、書き込むのを忘れるヤツがいるんですよ。そんな場合は地図と睨めっこで辻褄の合う数値を書き込んでなんとかしなくてはいけません。これに時間かかる。今度から記入忘れたヤツから罰金取ろうか?


あと、契約時に、現地でのバスの使用は合計300kmまで、とか但し書きをつけているんですが、果たしてそれが守られているかもチェックします。走行距離をオーバーしている場合は、情け容赦なく1キロあたり⚪︎⚪︎ユーロを加算して請求します。


最近でいえば、わたしも担当したスペインのサッカー少年ツアー。これはホテルとサッカー場のシャトルもやりましたが、朝から晩まで幾度となく往復しましたので、体感として、絶対にオーバーしていると思ったんですが、果たして約束よりも300kmオーバーでした。現地にいる時から予想されたので、すでにエージェントに追加が発生する可能性があることは予告していたので、大喜びで、数百ユーロ余計に請求しました。


また、現在ツアーシーズンが始まったので、我が社の車両は、外国に行く事が多いのですが、ツアーの書類の準備も面倒極まりないのです。まず、担当運転手を国ごとに登録しなくてはいけません。これは半年に一回やれば良いので、毎回生じる作業ではないけれど、面倒。あと、最低賃金以上を支払われているかとか健康保険関係できちんと登録しているかの証明書も要ります。これは、10年ぐらい前までは真面目にやっていたけれど、どうも実際に機能しているとは思えなかったため、最近は無視していたのですが、数ヶ月前、かつての同僚がどこかの国境で(ヒマな税関役人に)チェックされ、証明書を所持していなかったので、罰金を支払う羽目になり、それが千円二千円どころではなく、日本円にして10万円以上の罰金が請求されたと言う噂を聞いて、再び規則に則った登録を行うことになりました。ああ、メンド。


お役所はヒマなんですかね?その登録も、ある機関に登録してからの書類発行になるんですが、その機関に登録するために別の機関にまず登録が必要だったりして、単なる紙切れ一枚の発行のために一週間ぐらい費やすこともある。何が起こるのを恐れているんだろうか?ばかばかしいとは思いつつ、罰金も支払いたくないので、せっせと作業するんですが。わたしはこんなことやっている暇、無いんですけどね。こんなこと暇なヤツらがやれよ、と思う。

考えてみれば、どうしてこんなものが必要なのか全く理解できない。

だって、経営側からしたら、何処の馬の骨かわからない人物に、一軒家よりも高価な車両を預け、数週間旅に送り出すなんてできませんよ。運転手のありとあらゆる個人情報を明らかにさせ、叩いても埃がちょっとしか出ない人物でないと任せられない。

素性のはっきりしない人物に高級バスのハンドルを任せ、旅客40人から80人ばかりの運送を任せるバス会社のオーナーなんていないと思うんですけどね。

とにかくありとあらゆる書類をまとめます。


あと面倒なのが、特にフランスとイタリアだけど、街に入るために許可が必要な場所がいっぱいある。もちろんお金も必要です。ベニスなんて、今は300ユーロぐらいかかると思います。イタリアはほとんどの街で通行許可証が必要だと思いますね。

あと駐車場の予約。


今は次女が事務所を手伝っていますが、この辺りの作業は、まだ教えていないので、わたしがやるしかない。

腹を立てながら事務仕事していますが、ここに書き殴ってすっきりしました。さあ、今日も書類の山に取り組もう。そしてちょっとはお片付けしないと。


せっかく家にいるので、サラダの作り置き。

ビーツとフェタチーズのサラダとパスタサラダ。

今の時期にしか食べられないドイツ産のアスパラガス。


次女作の黒い森のさくらんぼケーキ、下は先日近所のイタリアレストランでいただいたタリアータ。イタリアでいただくときは、薄切りをさっと炙ったバージョンもあって、それもいいけど。

ところで、わたし、何度となくイタリアには行っていますが、考えてみたらイタリアでピザを食べたことがないです。ピザなんて置いてないところが多い気がするし、あったとしても他に食べたいものが多すぎて、ピザは選択肢に入らない。パスタはスキップして前菜とメイン、付け合わせを頼むことが多いかな。多くの場合は仕事中で1人なのでシェアできない。



さんぼ