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かけはし

日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

2日目は、仕事上のお付き合いのある方とランチミーティング。指定されたレストランは六本木ヒルズにありました。

お噂はかねがね聞いていましたが、実際に行くのは初めて。


ランチミーティングの後は、歩き回る気分でもなく、ホテルに帰ろうと思ったけどせっかくだから、あまりにも日本が暑いので、もう一着ぐらいワンピースがあってもいいかなと思ってちょっとだけブティックを覗きました。いくつか持っているエストネーションとユナイテッドアローズに入ったな。結局買わなかったけど。


どうもわたしは巨大なビルのほんの一部にしか足を踏み入れていないようで、後からサイトを見たら、かなり多くのお店が展開されているのですね。


ほんと、東京ってすごいなあ。

今回のメンバーに「どう?東京に住めると思う?」と聞いたところ、全員口を揃えて「Nein」。

一定期間住むのは素晴らしい体験になるのは間違いない。だけど一生は住めないと思う、と言う意見でした。なぜなら、まず人が多すぎて、閉塞感がある。自然が少ない。不文律が多すぎる。行列だらけ。メンバーは、ドイツの中では比較的都会に住んでいる人たちだけど、やはり日本は都会度が数段上なんだね。

わたしは住めますね。前にも住んでいたことあるし。ただどっちか選べと言われたら、目下のところはドイツかなあ。歳をもうちょっととったらわからないけど。

今回、つくづく思ったのが、人があまりにも多すぎると、なんだか自分が何かの部品になったような気分になった。

また、お店の様相も変わった。

美味しいコーヒー飲もうかな、と思っても昔ながらのソファーのあるような喫茶店は少なくて、カウンターで注文するスターバックス的なところばっかりで、仕方ないから入ってみれば、みんな携帯かラップトップでなんか忙しそうで、喫茶店って昔は人とおしゃべりしたり、外回りの時に一息ついたり、デートの時なんかに利用していたけど、今は一人でラップトップと睨めっこするために利用することも多いんだね。わたしは、ぜったいできないと断言できる。わたしなんて音楽が聞こえると家事すらできないほど集中力に問題のある人間ですからね。あんな人がわらわらいるところで集中できない。勉強も仕事もできない。あれも能力の一つですね。

しかしどうなんだろう?勉強や仕事している人、少なくとも1時間以上は居るんでしょう?ちゃんと折々になんか注文してるのかなあ、と気になる。もしわたしがオーナーなら、気になるね。「ここはコーヒーを楽しみ、人とコミュニケートする場所だ。勉強や仕事は会社か家でやれ」と叫ぶかもしれない。いや、やっぱり異常な光景ですよ。

と文句を言いながらも、わたしもカウンター注文タイプカフェに入ったのは、コーヒーを飲みたかっただけでなく、タバコが吸いたかったからです。

わたしは腫瘍切除手術の際に、同室の人に匂いで迷惑をかけてはいけないと思って、泣く泣く電子タバコに変えたので、ショッピングセンターやホテルの喫煙所では喫煙できるんですが、街歩きの時はほとんど喫煙可能場所が見つけられなかった。

でもカウンターカフェには喫煙ブースがあるところがあるんです。全く情けない。喫煙癖はわたしのいくつかある欠点の中で、最も社会的に問題ある欠点です。


ともあれ、世界的な大都市に身を置く高揚感はなかなか良いものですね。「わたしは東京にいるんだ」という特別感。ニューヨークは行ったことないけど、やっぱりこんな感じなのかなあ。

ツアー出発前は、働いていた日本橋や銀座にも行こうと思っていたけど、今回は辞めました。とにかく暑くて 身の危険を感じたし、なんだかそれまでの激務で、かなり消耗していたので、ゆっくりすることにした。


ホテルの部屋でせっせとお顔のお手入れ。その後はバスタブにリラックスオイルを入れてお風呂。

手入れしたところで、萎びた老女なんですが、やらなかったらもっと酷いんだろうからね。

デザートには桃とメロン。

どうして日本の果物ってこんなに美味しいんだろう?


東京では桃はホテルの洗面所で齧り付いたので写真はないんですが、これはその後実家でママが切ってくれた桃と梨。


さんぼ




バカンスなんて大袈裟な。でも気分としてはそんな感じでした。

まずわたしはこの機会を逃さず、守備よく美容院を事前に予約していました。

このツアーの後、4日間だけ実家に帰ることにしていて、実家近くにお気に入りの「髪質改善」をやってくれる美容院があるんだけど、短い里帰りに美容院に行くのは時間がもったいないので東京のホテル近くで探したんです。


最近はHot Pepperだったかな、美容院予約アプリがあって、便利らしいんだけど、そしてわたしも実際にそれを利用して予約しましたが、わたしはアナログ人間なので、好きになれないね。あんな予約方法は。そもそも自分がやってもらいたい施術がなんと言うのかわからない。「髪質改善」と行きつけのところでは称していたけど、検索してもそんな単語出てこないし。「縮毛矯正」?でも色々な種類があって、何を選べばいいかわからないし、そもそもわたしはストレートは気に入って入るけど、久しぶりにパーマもいいなあと思っていて、アドバイスが欲しいし。

あれやこれや聞きたいことはたくさんあるのに、冷たいPCの画面には決まりきったメニューしか出てこない。


で、仕方ないので、悪いことはなかろうと表示メニュの中で最も高いカテゴリーの施術で予約しました。こんなことやってるからお金がたまらないんだと思う。


バカンスの初日は朝一番で美容院。ホテルから歩いて行けるところで、久しぶりに後ろに30人ばかり引き連れず、たった一人で歩く自由を噛み締めましたよ。


結局あまり切らずに、縮毛矯正だと思うけど、癖を取り、艶が出る施術をお願いしました。

ホテルの部屋でパチリ。


そしてこの日のお昼は、ユースオーケストラの指揮者夫妻とお疲れ様ランチ。その後は部屋でお掃除に勤しみました。


日本は清潔清潔と言われますが、わたしは何度か書いていますけど、必ずしもそうは思わない部分があって、特に思うのが水回りの無頓着さ。ホテルで良く感じます。

今回の東京のホテルも全く文句のない、必要なものは全て揃った快適なホテルでした。外に出ずしてショッピングモールに直結しているし、レストラン街もある。コンビニは言わずもがな。建物はおそらく古いんですが、何度か改装されているようだし。ただし、バスルームの小さな部分に、わたしのスタンダードからすると気になるカビがありました。

時間はあるし、やっちゃえ、と思ってコンビニでハイターを購入。キッチン用しかなかったけど、構うもんか。


ピカピカ。


その後は結局ご飯もコンビニで調達して、ホテルで過ごしました。しかしこのホテルでも一回もテレビをつけてないんだけど、果たしてわたしは部屋で掃除以外は何をしていたんだろうか?携帯ゲーム?

最近ハマってるのがWoodokuというゲームで、わたし、かなり優秀なんですよね。


あと、指揮者の奥様から教えてもらって、これも買ってみた。その後実家の洗濯コーナーを見たら、同じものが置いてあった。実家で洗った衣類はいつもいい香りがするんだけど、これだったんだな。

ドイツにも何本か持ち込みました。


さんぼ

さて、京都で2泊した後、東京へ移動するのですが、その前に奈良に行きます。

京都で街歩きをする時間が全くないので、わたしとしては「奈良は次回に」の方が良かったんですが、もちろん団員は、日本に毎年来るわけじゃないし、はるばる辿り着いたからには、できる限り観光したいわけで、午前中を奈良観光に費やしたわけです。


折しもこの日は奈良でも37,1 度だか2度で、もうどこにいても何をしても暑い日で、しかも最近奈良はバスターミナルでのバスの乗降が義務付けられており、そのターミナルから東大寺までは、徒歩多分15分か20分ぐらいはかかり、天候の穏やかな日ならその散歩も楽しいでしょうが、真夏日の場合は拷問に等しい。


我々はまず春日大社へ行きました。バスで移動する道すがら、神の使者とされている鹿がたくさん見えます。ドイツ人は大喜び。後から奈良公園に行って鹿の近くに行く時間があるか、みんなから聞かれました。奈良公園でなくたって、あちこちにいるんだけど。


鹿も暑いよなあ。きっと。本当に日本の気候は世界的にみても過酷な方じゃないかなあ。冬はしっかり寒いし豪雪地帯もあるし、夏は酷暑。トロピカル気候に近くなったとは言え、放っておいても自然の恵みの果物がどんどん生育する感じでもないし。

わたし、今回は生命の危機を感じるほどでした。


とは言え、さすが世界遺産の東大寺は素晴らしく、世界最大の木造建築の貫禄と品格は凄まじかった。

厳密に言えば世界最大の木造建築は大阪万博の木のリングだそうですが、そんなのステージが違うと思う。


わたしはギックリ腰が悪化して、大仏さまのお顔を拝んだらそのまま踵を返してとっととバスターミナルへ引き返しましたが、あまりの暑さに身の危険を感じて途中の喫茶店に避難。


ちょうどお昼時で、日替わりランチがあったので、ついでにお昼ご飯。

喫茶店のランチなんて何年ぶりだろう?おそらく20年以上は食べていないと思う。喫茶店のランチってレストランのとはちょっと違うんだよね。手作り感あふれてて、わたしは好き。


さて、バスターミナルは冷房が効いた待合室やレストランなどの設備もあり、確かスターバックスもあったようです。


この猛暑でも、集合時間ギリギリまで奈良を満喫すメンバーが過半数で、バスは約束の時間ぴったりに京都へ向けて出発です。そして、今やすっかり慣れっこになった新幹線へのスーツケース積み込み作業も滞りなく終わり、一路東京へ。


ところで、京都駅ですが、慣れていないせいもあるけれど、あれ、使いにくい不便な駅ではないですか?確かに建築物としては素晴らしいけれど、駅をどうやって突っ切れば良いのか、すぐにはわかりませんでした。結局いまだによくわかりません。


東京駅に到着したら、日本のパートナー会社の方が待っていてくれました。

わたしは、広島から名古屋に移動の際に車内に忘れた携帯を引き取りに遺失物保管場所へ。またついでに新幹線車内で特急券を失くした客がおり、簡単には出してもらえなかったので、その手続きにも時間を要したので、問題児二人はわたしが後から一緒にホテルへ移動することにして、後のメンバーはお迎えに来てくれた日本のパートナー会社の方がホテルまで連れて行ってくれました。


ところで、ヨーロッパでは列車の切符は持っていれば良くて、改札なんか無いところが多いので、「改札口を出る時に再び切符が必要」という日本の常識を徹底させるのには時間を要しましたね。新幹線の中で所定特急券を無くしただけで、頑として改札を出してもらえず、全額払えと言われたのには驚きました。乗車券があって、グループで予約していて、他のメンバーは全部特急指定券を持っているんだから、この人の分も当然購入してあるって思ってくれても良いと思うんだけど。

不思議で「一体どんな不正が考えられるんですか?」と聞いたところ、乗車券だけで入って、そのまま指定席に座ることができる、そうです。

まあそりゃあそうだろうけど、外国人のグループで、たった一人だけそんな手間をかけて数千円を節約するわけがない、と思っていただけないでしょうか?


まあ結局新幹線の車内を捜索して、彼のチケットがあったそうで(疑わしい。新幹線ってそんなに長く停まっているのか?多分だけど、簡単に出すわけにはいかないので形式上捜索したことになったんだと思う)、悶着の末、改札を出る事を許してもらえました。


その後は遺失物のところで長い列に並んで、やっと携帯を取り戻したら、疲労困憊ですよ。

3人で地下鉄でホテルまで辿り着いたら、もうわたしはダウンです。


しかし、せっかくの東京、ホテルにはじっとしていられず、無理してご飯食べに行きました。


結局ここが東京で一人でご飯食べに行った唯一のレストランとなりました。


さあ、東京には3泊で、全て自由行動なので、わたしもおやすみ。なんと素晴らしいんでしょう!


さんぼ