スコットランドツアー、帰路のフェリー | かけはし

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日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

フェリーに乗り遅れたらどうなるか?


これもお友達の添乗員諸氏に心底恐ろしくなるであろう情報をお伝えします。


色々な条件で変わってきますが基本的には、フェリーに乗り遅れたら、

① 100%のキャンセル料の支払いを余儀なくされる

② 代替フェリーは自力で探すしかない。

③ 代替フェリーは、なるべく早く乗りたいならば、インターネットでの予約は無理で、フェリー乗り場に行って、そこにある事務所で交渉するのが一番可能性がある。事務所の営業時間内だったら電話も微かながら可能性ある。

④ そして代替フェリーの料金は言うまでもなく通常料金を改めて支払わねばならない。


我らはなんとかしてヨーロッパメイン大陸に行く必要があり、最も頻繁に船が出ているのはドーバーからカレーに移動するフェリー。

しかしその時点ではまだ微かながら間に合う可能性があったので、我らはその可能性に縋り、先を急ぎました。今後あと一回でも渋滞で止まったらアウトです。

わたしは念の為に、ドーバーから出るフェリーの時間、連絡先などをリストアップしておき、英仏トンネルの時刻と予約連絡先も書き留めておきました。

もういよいよダメと思ったら、とにかく電話してみようと思って。


緊張の2時間を過ごしました。同僚運転手がハンドルを握っていましたが、彼の顔も見たことないほど厳しい顔つきで、全集中して爆走です。


わたしにとっても、もし乗れなかったら、大変なことになるところでした。なぜならわたしはオランダに着いたら、バスを降りて、みんなとお別れし、そのままスキポール空港に移動したら、飛行機に飛び乗ってミュンヘンに飛び、そこから汽車でザルツブルクに行かねばならなかったからです。この日の夕方にはザルツブルクに居なくてはいけなかった。次のグループがザルツブルクで待っているからです。


幸運にも我らはその後渋滞にはあわずに、なんとか出航の50分前に港に辿り着きました。本来ならチェックインは1時間半前に終わらせなければならないんですが、前もってフェリー会社の事務所に電話して、絶対に1時間前には到着するからお願いだからチェックインを待っていてくれ、と懇願しておいたんです。英国の出国検査は通常はかなり時間がかかります。1時間前でもギリギリでしょう。しかも乗る予定の乗客のパスポート検査が終わらなかったとしても、フェリーは通常は時間になったら出航しちゃいますからね。


奇跡的に出国審査も早く終わりました。作業を滞りなく行うために、全員のパスポートを集めておいた方が良いと事務所に電話した際にアドバイスを受けていたからです。パスポートも乗客リスト順にまとめておきました。

ちなみにイギリスから出国の際は、全員バスに乗ったままの審査でした。乗船もバスに乗ったまま船に入ります。


港に到着して、安心して撮った一枚。ライトがきらきらでとても綺麗だった。

部屋に落ち着いてから、一服しに外のデッキに出た時に撮った夕日。あー、間に合って良かった。


因みに、もし乗り遅れて、別のフェリーに乗る羽目になった場合の追加額をちょっと計算したところ、ざっと一人当たり一万三千円ぐらいの追加となったと思います。しかもその場合は、次の日のフェリーになるので、まさかバスで寝るわけにはいかないだろうから、ホテルを追加したら、それも加算されるわけで、大枚が飛んでいくことになったでしょう。

あー、重ね重ね、間に合って良かった。


船では夫と同僚運転手が、あまりの緊張続きですっかり放心して、ビールをちびちびやっていました。ご飯も、注文したはいいけれど、すっかり食欲も無くしており、夫なんて半分以上残していたので、残りはわたしがバトンタッチして平らげてあげました。

本当に間に合って良かった。


さんぼ