9月から職業訓練が始まった次女の、今日は初めてのお給料日でした。
振り込まれたのは、およそ日本円で8万円ぐらいです。お勉強させてもらってお給料ももらえるとは、職業人育成の部分はドイツは非常によくできていると思います。
学校を退学になって、職業訓練が始まるまでの数か月、ぶらぶらしていた次女にとっては、毎日決まった時間に起床し、身支度を整え、時には土曜日も仕事に行かねばならない一か月はかなりつらかったようですが、それだけの苦労の対価が支払われたことで、今日はかなりご機嫌でした。今日はちょうど職業学校の日だったのですが、珍しく同級生と一緒にお昼ご飯を食べに行って(日本だったらどこかのレストランに行くんだろうけど、ここはドイツ。どこかの軽食スタンドで食べ物を買って、ベンチに座り込んで食べたらしい)、みんなでお給料の額とか(職業実習をしている会社によって多少違う)、休暇の日数とか(これも会社によって多少違う)いろいろ比べてはきゃーきゃーおしゃべりして楽しかったようです。
早くから家を出たいと希望していた長女と比べて、次女は割と地域にどっぷりと溶け込んでいるタイプで、自宅周辺地域以外での職業訓練はハナから頭に無いようでした。実際、自宅から車で20分ぐらいの隣街で訓練が決まり、彼女としては満足のようでした。
わたしと全く違うタイプだわ。どうも、ボーイフレンドがこの街にいるので、出て行きたくないのではないかとにらんでいるけど、わたしは、口を酸っぱくして「オトコは去ったり裏切ったりすることもあるけど、仕事はその気になれば一生の武器になる」と散々言いましたが、彼女にとっては、自分のお友達やボーイフレンドが一番で、仕事はやりがいとか、充実感よりも、生きていくための手段、と割り切っているような感じです。今のところ。
わたしは昔から、「ここじゃないどこか」にいつも行きたいタイプで、中学卒業してからすぐ親元を離れています。大学も就職も、自宅からは離れていましたが、生まれ故郷に残りたいとか、慣れない知らないところはイヤとか、一切思ったことなかった。
長女はどうも、そっちのタイプでしょう。実際数百キロ離れたところに一人暮らしです。次女は全くタイプが違う。
さて、このお給料は彼女が初めて働いて得たお金ではないです。次女は、粘り強く一つの事を続ける部分があり、週に一回の新聞配達を続けていたので、そのお給料はもらっていましたが、今回のお給料は桁が違います。
とにかく彼女が働いたお金ですから、自由にしていいんだけど、こちらからは、自宅にいる間は、家賃を払わなくていいのだからその分しっかり貯金するように言っています。わたしたちはタダで住まわせてあげるけど、そのかわり出て行くときには援助はしないと言ってあります。
まだ一歩を踏み出したばかりだけど、とにかく最初の「初任給」(職業訓練中だから、お給料とは言わないんですが)をもらったということで、わたしもなんだかほっとしました。
出来ることならこのまま一つの訓練を全うするまで続けてほしいとは思うけど。一日に一つでいいから訓練の中に楽しいことを見つけて、前向きにがんぱって欲しいと願っています。
台所改装の時の次女。可愛かったなあ。
もう数年前の春。ベルサイユ宮殿の中。夫は興味が無いからもったいないと入場せず、長女は、城よりカタコンベが良い、とのことで次女と二人で見学しました。


