立ち止まらずにお片づけ | かけはし

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日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

文化交流話は一休み。


さて、もう大分前から汚部屋脱出を試みているわたし。ご近所の師匠のアドバイスを頂戴しつつ、いろいろと試行錯誤している。


だいたい、師匠のアドバイスはすごくシンプルで、要約すると「いらないモノは捨てろ」の一言に尽きるのだが、なにしろ整理、分類、取捨選択がすごく苦手な上、仕事の片手間にやるもんだから、あちこち気まぐれに手を出した部分が恐ろしい事になってきた。


そういえば師匠は、もう一言「奥から手をつけろ。貴女の場合は地下室から」というアドバイスをくれていた。


わたしは厳命を守らなかった。とにかく「見えるところ」がきれいにならないと、どうしてもモチベーションが保てなかったから。


現在の居間


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この戸棚は、ドイツの家庭には良くあるセットになった居間用の家具なのだが、これは本来はもっと大きく、あと二つ戸棚がついていた。鬱陶しかったし、どうせ碌な物は入っていなかったので、戸棚を二つ取り外し、叩き壊してゴミ捨て場に持っていった。これは友人のお母様が亡くなった時に貰ったもので、もう15年ぐらい使っていた。あんまり好みでなかったけど、選り好みするような経済状態じゃなかったし。

小さくなってすっきり。

隣にある引き出しは、これも友人から貰ったもので、わたしの性格からして、引き出しで分類したほうが楽だと思ったので、子供部屋から持ってきた。ここに文房具、お化粧品、アクセサリー類、よく使う薬などを分類して入れた。



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ピアノとバイオリンコーナー。


この鏡とピアノの上の棚は、艱難辛苦の末自分で取り付けた。水平に何かを取り付けることは、非常に難しい。壁に穴を開けるときにどうしても滑ってしまうし。しかし、これはこれでOKとする。

飾っているのは次女の作品。


ピアノの横の三段引き出しには、次女の家庭用お勉強テキスト、バイオリン用品、楽譜が入っている。因みに一段は空。どうせ次女はなんだかんだ玩具を持ち込むから、念のために空けておく。



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このソファーの後ろに、実はもう一つ戸棚が隠れている。ここを開けたらさあ大変、カオスが出現する。どうせガラクタが押し込まれているんだろうけど、ここの整理は来週。


とにかく10日間かかってここまで整理できた。そのかわり、地下室がえらい事になっているが、大きなゴミはその都度捨てていたので、地下室の整理もその気になれば10日間ぐらいで出来る見込み。


ところで、この10日間で大車輪でここまで片付けたのは、何を隠そう夫が不在だったからだ。彼は、捨てられないタイプで、しかもいろいろなモノをお買い物するのが好きで、我が家にはたとえばDVDレコーダーが6台あった。テレビは二つあるから、二つは使っているからいいとして、あとの4台は一体何なんだろう?


とにかく捨てられない夫がいない隙を狙って、大物家具を叩き壊し、処理できたのは喜ばしい。わたしが思うに、夫は家具の一部が無くなった事には気がつかないんじゃないかと思う。


次の目的地は(ごめんなさい師匠!地下室の整理の気分じゃ全然無い)、三階にある、正真正銘のカオス、事務所にしようと思う。毎日仕事しているから、思い切って整理をするのは難しいんだけど、とにかくせっかく美しい音楽に関われて、素晴らしい出会いもある仕事をしているのに、それが生み出される事務所が恐ろしいカオス状態の汚部屋じゃ困ります。次は事務所。


ところで、わたしは赤ワインが大好きで、どちらかというとフランス、イタリアの重いのが良くて、特にお財布にも優しい南フランス、コートデュローヌのワインなどを良く買いますが、実はイタリアのブルネッロディモンタルチーノという高名なワインを一度飲んでみたかった。

かつて、ローマ人と付き合っていたときに、彼がこのワインについて絶賛していたのを思い出す。

だけど、普段の生活でせいぜい5ユーロぐらいのワインで満足している身としては、ワインに10ユーロ以上出す気にはなかなかなれなかった。

ところが先日ドイツの安売りスーパー、お世話になっているLidlにてブルネッロが13ユーロぐらいで売られていた。
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汚部屋片づけで相当がんばっているわたしが、自分へのご褒美として1500円ぐらい出して、何が悪かろう。

そういうわけで、長年の悲願、ブルネッロディモンタルチーノをやっと飲んでみる機会に恵まれた。


確かに、しっかりと重みのある味なのにもかかわらず、気になる渋みやえぐみが無く、かなりくせのない味だと思った。好みでないわけではないけれど、どうかな?わたしはブルネッロに13ユーロ出すんだったら、もしかしたら南フランス製の3-4ユーロぐらいのワインでも充分満足かな。赤ワインの渋みは好きだし。


まあ、1本飲んだだけではわかりませんから、ちょっと今週末もワイン屋で、今度は違うブルネッロを買ってきて、試してみようかな。


さんぼ

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