ドイツのテレビ番組 | かけはし

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日本とヨーロッパの交流コーディネイターのさんぼです。
草の根のちいさな交流が広がれば、きっとお互いにわかりあえる、受け入れられる。

わたしは通常はテレビを見ない。第一ニュース関係は仕事中にコンピューターでニュースを見たほうが効率がいいし、ドイツの昼メロには興味ないし。


ところが、情けない事に夕食中は我が家は必ずテレビがついているのだ。なんかイケてない家族の典型みたいだが、我が家の夕食の時間である18時から19時ごろは、わたしが大好きな番組が放送されているからだ。


だいたい、ドイツのテレビドラマは、本当に十年一日のごとく同じようなものばかりやっている。パターンも少なく、大雑把に言って「医者ドラマ」「警察ドラマ」それぐらいしかない印象がある。

ドイツ人が大好きな番組としては、まず法廷物。家族間あるいは隣人との喧嘩物。経済アドバイス番組、討論番組、クイズ番組などだと思う。


他人の喧嘩の場面など見て何が面白いのかと思うが、この法廷物は結構な人気らしい。あと、討論番組なんて、収録のあと本気のつかみ合いの喧嘩かなんかが始まるんじゃないだろうかと思えるような白熱した討論で、夫なんかはこれを見ながらテレビの前で自分自身も興奮し、議論に参加していることが良くある。だれも答えてくれないのに。


家族問題解決物は、例えば14歳の娘が父親のわからない子供を妊娠して、ぐれていたのが、アドバイザーの心温まる尽力によって家族の絆を取り戻すとかいった類のものばかり。


経済立て直し物は、例えば借金まみれの家庭にアドバイザーが泊まりこみで生活しながら、家計の問題点、節約の方法などを指導するもので、まあ、役に立たないことは無いんだろうが、貴重な時間を使ってまで鑑賞する気持ちにはなれない。第一あんなに借金があるのにどうしてこんなにいいアパートに住んでいるんだろう、ドイツの生活保護は大したものだとか、邪念ばかりが浮かぶ。


わたしが大好きな番組は、上記のようなおどろおどろしいものではない。

住居改装番組、住居探し番組、素人お料理自慢番組である。


住居改装番組は、汚家住人とか、時間が無くて、理想どおりのインテリアに出来ないとか、何らかの理由があって不満だらけの住居に住んでいる住人に、住居アドバイザーとそのチームが参上し、彼らの希望を聞き、住人は数日間の旅行に出かけさせられ、その間にチームによって大規模な改装がなされ、旅行から帰ってきた住人は感涙にむせび泣くと言う趣向の番組だ。これは面白い。大体ドイツ人は多少の改装、修理などは自分でやってしまう人が多いので、こういった番組でところどころにちりばめられている具体的な改装方法の秘訣はとても有益だし、面白いのだ。


住居探し番組もおもしろい。賃貸アパート、豪華ヴィラなど、様々な階級の家が出てくる上、不動産屋と客のやり取りもすごく面白い。出てくる家も現実離れしたものばかりでなく、通常の家族に手が届くような手ごろなものもでてくるので、もし私たちがこれを借りるんだったらと想定しながらあれこれ言いながら鑑賞するのはかなり面白い。


素人お料理自慢番組は、5人のまったく面識の無い素人の料理の手だれをチームにして、月曜日から金曜日まで順番で3コースのディナーを作らせ、全員でそれを試食し、それぞれが点数をつけて競い合う番組だ。それぞれのメンバーの自宅で撮影されるため、趣向を凝らしたインテリアもついでに楽しめるし、いろいろなランクの素人料理を楽しめる。玄人はだしの人もいれば、どうしてこの番組に出演する気になったんだろうかと疑問を持たざるをえないようなひどい料理を出す人もいる。


我が家の夕食は、以上のような人畜無害の善良テレビ番組を鑑賞しながらなのだ。


これらの番組は、やっていることが非常にシンプルなために、高度な語学の知識なく楽しめる。


旅行でドイツにいらした方も、たまにはホテルのテレビをオンにし、こういった番組を鑑賞するのも案外楽しいかもしれません。


さんぼ

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